江部乙傭兵衆 序篇 まとめ

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江部乙傭兵衆 @E_Y_Syu

江部乙傭兵衆 文責:丘灯 慧一朗 秋峯 (おかと えいいちろう ときお) 監修:いたいが。(イタイガ。)・笑乙亭花秋(しょういつてい はなあき)

2015-09-09 22:28:18
江部乙傭兵衆 @E_Y_Syu

【一.】かつて畿内は修験道の聖地であり、数多くの山伏の一族が暗躍した地でもあった。

2015-09-09 22:30:06
江部乙傭兵衆 @E_Y_Syu

彼等は守護大名らに偵察、外交、諜報で役立てられ影の権力を掴み江戸の世まで日ノ本の黒幕として君臨し続けた。

2015-09-09 22:44:16
江部乙傭兵衆 @E_Y_Syu

やがて山伏の中から軍事や戦闘に特化した伊賀者、甲賀者という忍者衆が現れ、江戸幕府樹立に貢献し権力を得ることにより山伏の権威は失墜した。

2015-09-09 22:44:32
江部乙傭兵衆 @E_Y_Syu

【二.】まだ時は戦国、近江の国に暗躍した山伏の一族がいた。 近江衆。頭目が近江氏を名乗ったのが由来とされているが、その頭が誰であるか現在まで全く謎に包まれている。

2015-09-10 07:43:18
江部乙傭兵衆 @E_Y_Syu

近江衆、近江一族の素性は他山伏の族等によって隠蔽されていた。江戸から明治以降、日本国の政治の裏側に暗躍し続けているにも関わらずその正体を知る者は山伏の末裔たち以外にいない。

2015-09-10 07:43:48
江部乙傭兵衆 @E_Y_Syu

それだけ恐れられた訳だがその理由は、保守的な山伏、軍事的に進歩した忍者と異なり商業面で政治を動かす恐るべき手腕である。

2015-09-10 07:44:04
江部乙傭兵衆 @E_Y_Syu

【三.】六角氏、京極氏、浅井氏。彼らの軍事力の陰には近江衆が潜んでおり、商人のネットワークで敵領の情報を仕入れ、時には甲賀忍と結託して戦を有利に導く。近江三氏の騒乱、お市の方の婚礼、秀吉・秀次の不仲。

2015-09-10 12:12:05
江部乙傭兵衆 @E_Y_Syu

全ての元凶は近江氏、手下一族の内乱だった。

2015-09-10 12:12:23
江部乙傭兵衆 @E_Y_Syu

武器商人に始まり戦国末期に織田信長の後押しにより全国進出、江戸の世には伊賀者と菱垣廻船までも率いて海道を駆け巡った。

2015-09-10 12:12:51
江部乙傭兵衆 @E_Y_Syu

その地道な努力はあまりに恐れられて報われず現在に至る。

2015-09-10 12:13:13
江部乙傭兵衆 @E_Y_Syu

【四.】 だが近江衆には更に恐るるに足る特性があった。 彼等の武器製作は常に革新的であり、戦争経済の投資に関する情報は勿論だが、国内の技術進化の情報にも敏感であった。

2015-09-10 22:00:49
江部乙傭兵衆 @E_Y_Syu

その才能を邪魔無しに発揮するために、戦争経済で権力を取り戻すべく安住の地を求め続けていた。

2015-09-10 22:01:06
江部乙傭兵衆 @E_Y_Syu

全国進出の本当の目的であり、彼らが蝦夷地を選んだ理由である。

2015-09-10 22:01:28