- L_O_Nihilum
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『コンテンツを一方的に消費するだけでなくそれらを元にした二次創作物(同人誌・MADムービーなど)を発表』→『原作となる物語を反復』する行為
2015-09-13 16:12:35(東)『成熟拒否的で幼児性に固執しがちと論じられるオタク』にとって『同一期間を反復して過ごし続けるループものの主人公は感情移入しやすい』と”推測”。…①
2015-09-13 16:13:38いっぽう彼は(大塚)における『「(リセット不可能な)現実の死」を描く事に対するリセット可能な死』としてのループもの批判の件に対し『一回性の生を描くためにこそ複数の生を体験しうるプレイヤーの視点(メタフィクション)』を導入する『ゲーム的リアリズムの発想』として評価点を置く
2015-09-13 16:16:24まあつまりメタ的領域の確保、第4の壁の介入を上書きする性質について近年の傾向とくっつけたことで 「リアリズム」(ひいていえば”文学”のポテンシャル) と結び付けたと言う事 ああいう畑はなんかしら「リアル」とくっつけないと、対象を評価できないんで(笑)。
2015-09-13 16:19:08セカイ系との関係: セカイ系の1性質―『非主体的な主人公の自意識の吐露が繰り返され、主人公とヒロインの関係性(近景)がそのまま世界規模の大問題(遠景)に直結して描かれる』
2015-09-13 16:25:38『ループものの作品ではループからの脱出の鍵として主人公とヒロインの恋愛感情のような個人的な関係性が設定されていることが多』い。近景・遠景の合致と言う点でセカイ系とシナジーを形成した
2015-09-13 16:27:05「ゲーム的リアリズム」って言われるのは、この性質が 『SF的ガジェット』+『「ゲームの比喩」としてのメタフィクショナルな面を持っている』ため。
2015-09-13 16:28:19まあゲームってセーブデータがあってそれでゲームの世界(シナリオ)の時間とは別の読者側の視座があるわけですよ。ループものでは、その視座がそれ自体ゲームとしてシナリオの中に組み込まれる。(組み込まれるメカニズムが設定で描かれることもある)
2015-09-13 16:30:54んで、そのデータ化された流れを断ち切るか変えるための方法が読者の感情、つまりゲームの主人公と一体化した「ぼく」による小宇宙的空間(「ぼく・きみ」)による介入である、って点で、セカイ系と相性がよかった、って言ってるわけで
2015-09-13 16:32:26で、これこそまさに現代のアニメやゲーム…てかサブカル批評が 『10年代のテーマはメタ』『等身大のリアル』って言っちゃう原因。
2015-09-13 16:34:54(大澤)『反復に対して終わりを告げるということ』=『遇有性を必然性で置き換える行為』=『「第三者の審級」を確認する操作』。 『現代社会において決着をつけることに困難を覚えるということ、つまり「第三者の審級」の撤退を示唆している』
2015-09-13 16:38:36第三者=言語の定義者=象徴界の管理者≒『社会(システム)の全体性を代表する超越的な他者」』…すなわち西洋哲学でいうとこの「神」「主体」とか言われてたもの。
2015-09-13 16:39:57まあ、日本で言ったら 三島由紀夫がこれで書いてるとき思い描いてたものがそれです。 geocities.jp/sybrma/348mish…
2015-09-13 16:40:57で、セノさんが言ってる「ひぐらし」は、もとは小説などではなくゲームでしてw。 確かにあれには選択肢がない。選択肢がないから、半ば小説という考え方で分類する人もいる。 他方、はなっからゲームでありながらループもの構造を有するものとしてよくマヴラヴだったりYU-NOだったりが挙がる。
2015-09-13 16:44:23だけんどここにいる人ら、みんなゲームがどのジャンルからスタートしたかとか知らんまま『アクションゲーム・シューティングゲームなどでは、プレイヤーはゲーム内での主人公(あるいは自機)を操作し、敵に倒されたりトラップにひっかかったりしてミスをしたらあらためてやりなおし』などとw。
2015-09-13 16:46:12で、また、その「STG」「ACT」のシナリオは、「ループもの」構造の話ばっかりであるわけではなく。 (※あるにはある。またあとあとになってループ設定が付けられたものもある。前者はレイディアントシリーズ、後者はR-TYPE等がそれに該当する)
2015-09-13 16:48:10もともとアケゲーであったSTGでは「ループ」する設定とシステムでは回転率が悪いため、あまり導入されることはない、んだけども、、、 なにぶん東方は家庭用機でして…100円いちいち入れなくても遊べる代物でして…
2015-09-13 16:52:01んで、紺珠伝の1個前のZUN作のSTGは「弾幕アマノジャク」。 その出るちょっと前にGenronでアレ系の小説家たちと対談がありましてね。 togetter.com/li/556714
2015-09-13 16:54:25この対談で出てきた同人ゲーム、「STGにはなかった卑怯を駆使して回避不能の攻撃を避けるってゲームでしてw。「僕はこんな同人ゲームは作らない」ってZUNが言ってたモノでして。 twitter.com/abysmalhypogeu…
2015-09-13 16:59:34思い返すと、(小説の話ではないかもしれないが)、ZUN氏の創作の姿勢が垣間みえたのは、他の同人シューティングを評したところだったかな。「こういうのがいかにも同人シューティングっぽい」「よくわかんない」という評。あれは、「自分は絶対こうは作らない」ってことだから。
2013-08-30 08:35:42ってーのは、「同人ゲームっぽさ」とか「虚構を見せかけにするために作る」っていうメタありきの風景像(まさに「ゲーム的リアリズム」―的)のゲームは作らない、って事でして twitter.com/abysmalhypogeu…
2015-09-13 17:01:14結局のところ、神主側の創作にあたってポイントして提示したのは「徹底的に深く作っている」ということで、「虚構に意味がなくてはならない、という読者の思い込みを逆手にとっているのでは?」に即座に反論したのがこれ。
2013-08-30 08:59:35システムやゲーム性とかいった「記号」=パーツがゲームの根幹ではない、って言うZUNさんの考え方が現れていまして
2015-09-13 17:01:51