【2015.09 秋の #分析美学 祭り】この本を わたくしが語ろう

■紀伊国屋書店新宿南店ブックフェア 『分析美学基本論文集』刊行記念「分析美学は加速する──美と芸術の哲学を駆けめぐるブックマップ最新版」 (2015年9月8日~10月25日) http://socio-logic.jp/events/201509_aesthetics.php 続きを読む
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2015年09月10日

at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

ブックフェアのポップを書かねばならんのだが、ヴィレバンみたいな感じでいいのかな

2015-09-10 10:50:17
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

Sight and Sensibilityのポップを書かねばならないが、どうしようかな。

2015-09-10 23:50:57
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

この本はGoogle画像検索の話からはじまる序文がすばらしい

2015-09-10 23:51:51
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

この本はGoogleイメージ検索とフレドリック・ジェイムソンの「あらゆる画像はポルノである」という言葉を引くところからはじまっていて、画像というのは低俗で非理知的なものと見なされている、

2015-09-11 00:04:30
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

一方、この本はこれらの批判を真剣に受けとめた上で、画像の可能性を擁護する。でも是是非非でやるんだ(ジェイムソンみたいな批判は真剣に受け止めるが、オールオアナッシングな議論はしないんだ)となっていて、すごいかっこいい

2015-09-11 00:05:28
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

というのを何とか100字以内でヴィレバン風にまとめなければ

2015-09-11 00:07:50
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

この本一通り読んだはずなんだけど、実は主要な問題のひとつであるミメーシスのパラドックスがどういう風に解決されたのかよくわかっていない気がする。 (とか考えて読み直してると全然ポップがまとまらないのでそこはさらっと)

2015-09-11 00:09:23
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

いや、でもこの本Googleイメージ検索の話からはじまるのが象徴的で、現在の時代状況とかをふまえた上で、画像と感性についてちゃんと考えようぜってスタンスで書かれてる感じがするんだよね。

2015-09-11 00:14:45
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

ポップの文言を考えていただけなので、オチとかはないです。いや、分析美学のなかでも最良の部類の本だと思うのでちゃんとアピールしたい。

2015-09-11 00:17:37
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

あと付け加えるとすれば、この本は「画像が光景を表現するってどういうことよ?」という描写の哲学の問いと、画像の美しさの両方をあつかっている。画像の中だけに存在する美しい光景というものがあって、なんでそんなものがあるのかについて書いた本だ。

2015-09-11 00:25:45
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

5章とかフェミスト美術批評について詳しく触れていて、昨今の萌えキャラに関する議論とかでも参照されていい内容

2015-09-11 00:29:56
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

あと2章。大森荘蔵的な「悲しい光景」とか光景の「雰囲気」の話を詳しく検討していて、大森荘蔵よりはずっと穏当な話だけど、大森荘蔵読者にもおすすめ。

2015-09-11 00:31:48
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

昔ブログにもちょっとまとめて感想書いたことあるんだけど、リンク先のamazonではなくぜひ紀伊国屋で買っていただいて。 d.hatena.ne.jp/at_akada/20140…

2015-09-11 00:33:02

The Routledge Companion to Aesthetics

森功次/MORI Norihide @conchucame

個人的には、分析美学ブックエファで一番売れて欲しいのはThe Routledge Companion to Aesthetics。これ読む学生・院生がもっと増えればいいなと思う。

2015-09-08 15:48:48
森功次/MORI Norihide @conchucame

@conchucame 俺もThe Routledge Companion to Aestheticsについて語ろうかな。いちおう選者だし。

2015-09-11 00:33:54
森功次/MORI Norihide @conchucame

まぁこの本の良さとして、まずこの充実した目次を見てほしいんですよね。「美学史」「美学理論」「問題とチャレンジ」「個々の芸術形式」の四部にわけて、全62項目をそれぞれ第一人者が解説する教科書です。 目次はここで見れる。 routledge.com/products/97804…

2015-09-11 00:36:24
森功次/MORI Norihide @conchucame

それぞれの項目の質は執筆者にもよるけど、第三版になっていろいろ改訂が進んでいるので、ほぼ良質の記事が並んでいると見ていい。あとやはり、こういう教科書は新しいものを読むべき。

2015-09-11 00:37:50
森功次/MORI Norihide @conchucame

第三版になって「芸術と進化」とか「ヴィデオゲーム」「コミックス」といった項目が増えた。こういう新しめのトピックについて見取り図を与えてくれるのは嬉しい。

2015-09-11 00:38:56
森功次/MORI Norihide @conchucame

嬉しいのは各項目にそれぞれ充実したReferencesがついてること。なので、興味ある項目の記事読んで、そのあと芋づる式に重要文献に進むことができる。特に初学者は、こういう教科書に最初に目を通しておくのはとてもいいと思う。擬似問題や変な議論に惑わされずに済む。

2015-09-11 00:41:27
森功次/MORI Norihide @conchucame

各項目の記事はそんなに長くないので、分析美学やらない人でも、興味あるトピックに目を通す作業はやっといて損しない本だとおもう。むしろ他分野の人はこれ読んどけば「ふーん英語圏ではこういう議論があるのね」と手っ取り早く議論状況をつかめるので楽。

2015-09-11 00:45:25