2015/9/22日露外相会談記者会見

Akiyoshi Komaki 駒木明義 @akomaki

会談時間、約２時間２０分。共同会見後、ラブロフ外相主催の夕食会があります。

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ラブロフ「平和条約問題についての次官級協議が１０月８日、モスクワで開かれる」「作業は簡単ではない。立場の隔たりは大きい。双方受け入れられ、両国民が支持できる解決策の模索を続ける。

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ラブロフ。「プーチン大統領と安倍首相は今年APECやG20の機会に会うチャンスがある」。プーチンの年内訪日の予定については、今のところ触れていませ。

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岸田外相「有意義な意見交換ができたことに満足。特に平和条約締結問題について突っ込んだ議論を行った。私から、領土問題を取り上げ、昨今のロシア側の一方的な言動について日本側の立場を明確に伝えた」

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岸田外相「１０月８日に外務次官級協議を行うことで一致」「私の今回の訪問で、事実上中断していた平和条約締結交渉を再開した。国際会議の場を活用して首脳外相間の直接対話を継続する方針を確認。ラブロフ外相の訪日も招聘した。具体的な日程は外交ルートで調整する」

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岸田外相「さまざまな二国間の実務分野の諸問題について議論をした日ロ外務省当局間で今後、国連、軍縮、中東などの分野で協議を活発させる方向で一致するなど、さまざまな協力案件を確認した」

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岸田外相「この後の夕食会で北朝鮮問題などの地域問題や国際問題について有益な意見交換を行いたい」「今回の訪ロは日ロ関係を一歩前に進める上で有意義なものになった。ラブロフ外相ら関係者に感謝する」

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冒頭発言終わり。

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記者の質問１．年内のプーチン訪ロについてどうなったのか。

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その２。北方領土問題の立場の隔たりについて。

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岸田外相の回答「プーチンの訪日。日ロ関係の全般の意見交換の中で当然議論をした。今回の会談は日ロ関係を一歩前に進め、プーチン訪日につなげる上で有意義だったと感じている。北方領土問題については、ラブロフ大臣との間でつっこんだ議論を行い、日本の立場を明確に伝えた」

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岸田外相「双方受け入れ可能な解決策を見つけるために、対話をつづけていかなくてはいけないことについて、ラブロフ外相と合意できたと思う」「まずは再来週次官級平和条約締結交渉が行われる」

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岸田外相「「今後も外相、首脳間の政治対話を積み重ねつつ、四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するという基本方針で粘り強く交渉を続けていきたい」

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ラブロフ外相「ロシア側は北方領土問題を議論はしなかった。日本の北方領土もロシアの北方領土も議論しなかった。議論したのは平和条約締結の問題である。ロシアのアプローチは、日本が戦後の歴史の現実と国連憲章を受けいれることが、問題の前進のために不可欠である」。やはり言った！！

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ラブロフ外相「対話は続ける。歴史についての事実を得ないと前進が難しいからだ」

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ラブロフ外相「今日の日ロ関係の雰囲気は最善ではない」

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岸田外相は「前進があった」と言っていますが、とてもそうは言えないと私個人は思います。プーチンの訪日についても決まらず。APECやG20で安倍首相とプーチン大統領が会うというのは、今回の外相会談がなくても実現していたでしょう。１０月８日の次官級協議開催が成果、ですか？

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ラブロフ外相「次官級協議の間があいたのは、ロシア側の責任ではない」

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ラブロフ外相「プーチン大統領の訪日については、安倍首相から招待を受けている。招待は受け入れられた。具体的な時期はホスト国が決めること。具体的な提案があれば、検討させえていただく。同時に、会談に向けてしっかりした中身を用意することが必要だ」

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ロシア側質問。「安保法案が最近日本で採択された。中国、韓国など近隣国で懸念を呼んでいる。この決定が、第２次大戦の結果できた国際秩序に今後どう影響するのか」

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岸田外相「日本を取り巻く安全保障環境がいっそう厳しくなる中、日本の国民の命や暮らしを守るためのものである。地域や国際社会の平和に積極的に貢献していくためのものだ」

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岸田外相「我が国は戦後７０年平和国家として歩んできた。平和国家としての根幹は今後も変わらない。だからこそ多くの国々から歓迎や支持をいただいている。我が国の平和安全奉仕絵については今後も丁寧に透明性をもって説明していきたい」

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ラブロフ外相「ひと言、コメントする。重要な問題なので。ロシアとしても、日本が安全保障の政策や憲法の解釈がどうなっていくかについては見守っている。この関連で、日本政府が集団安全保障の解釈を緩和したことについての近隣諸国の懸念にも注目している」

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ラブロフ外相「北東アジアで米国が軍事プレゼンス強めていることをしてした。アジア太平洋地域のミサイル防衛展開は、グローバルなシステムの一部をなすものだ。MDが世界を不安定化する性格のものだということも今日議論した」