フレデリク＆二クラスの大禍災

リ雲 @kumogumogu

オルガノンの戦士・ドは、やっと言う事を聞くようになった馬を駆り、異形の虫を次々と撃ち落としていった。 何かを腕に抱えた蜻蛉を撃ち漏らしたところで、大木の根元に無造作に落ちている、抜き身の剣を発見することとなった。(完)

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改めてフレデリクの息子・君主二クラス pic.twitter.com/kZ5cQx4QZI

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「ふふふーん」 素朴な石の階段をステップ。夕刻に差し掛かる時間帯、ニクラスの影が脇の家々を滑る。角の取れた壁石は漆喰で補修されている。張り付く蔦は程よく取り除かれている。古いが自然と共にあり、生活感のある家々に、現在、住人は引きこもっている。 「皆大丈夫そうかな？」 #大禍災

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ニクラスは口の横に手を当てた。 「みんな！ 虫は今のところ出てこないみたいだ。でも気をつけて、あいつらは育てている作物じゃなくて、オレ達自体を狙ってくるよ。こわっ。肉食なのかな？ 今調べてるところだけど、虫除けの煙は絶やさないようにね！ って皆に伝えて！」

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腕に覚えがある数人を選出し、周知に回る。戦時とは違い、安全な後方が無いとなれば、家族を残させてまで徴兵したくはない。 「やー、まいった。今日、やっとデートの約束を取り付けた日だったのになぁ、薬草屋のフニットちゃんと…」 捕らえた虫は、屋敷で契約魔法師が分析しているが…芳しくない。

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「カンデラ君の専門外だもんな…明らかに虫にビビってたし。あのポーカーフェイスが崩れる瞬間を久々に見たなぁ…キャ！ とか女子かよって！」 うん？ 女子…？ カン君が、女子………………………………………………………… 真理に到達しかけたその時、ニクラスのポケットでバイブが鳴った。

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「ﾊｰｲもしもし？ じゃなかった」 ポケットから出したのは、握り拳大の蠅だった。ニクラスの聖印から伸びた紐で縛られてなお、暴れていたらしい。 「よしよし、そんなに元気いっぱいなら大丈夫そうだね～」 虫発生時は、領民を守る事で手一杯だった。だが、次はそうはさせない。たぶん。

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「お家に帰りたいかい？ 自分が受けた仕打ちを報復したいかな？ 蠅くん」 蠅は、う゛う゛う゛…と苦悶の表情を浮かべた。 ニコッと笑ったニクラスは蠅をポケットに戻すと、軽快に階段を上る。目的の家、発見！ 「やあ！ フニットちゃんとご家族の皆さん！ オレが来たからには大じょ…イテッ！」

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フレデリク失踪をまだ知らない感じで、ニクラスはこんな人

この混沌災害は消散しました @bbeesbeees

大禍災情報リンクまとめ privatter.net/p/1044117 ルール・オプション等へのリンクのまとめでございます。

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さあ、お客様。 これより、レイド・大禍災 開始でございます！

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@bbeesbeees まずは小手調べ。大禍災 より最初の贈り物。 大禍災ダメージアナウンス、参ります。 雨と見間違うような、先兵隊・小蟲どもの豪雨があなた方を襲う！

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1ターン目、攻撃 出目:1,5→6 5(機転) ダメージ:偶数で-3 アナウンスで-12 機転を自分に適用しダメージ5軽減 《いわくつきの武具》でダメージ2軽減 被ダメ合計:-8 結果：HP100→92

リ雲 @kumogumogu

前哨戦とばかりに降り注ぐ小虫。 「いやいやいや、どちらかというと小さい虫のほうが厄介ですよ!? 目に入るし、見せ場も作れないしさ！」 ニクラスは手にした虫除け草の松明と外套を滅茶苦茶に振り回した。

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「小虫なんかに負けてたまるか！ オレ、フレデリクさんに何回小虫呼ばわりされたと思ってやがる！ 小虫歴の長さじゃ負けないぞ！　…そういえば、無事かな、あの人」

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豪雨は増すばかり。粒は大きくなりそのしぶとさ力強さも増すのでございます。 大禍災 ダメージアナウンス、参ります。

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#大禍災結果報告 アナウンス申しあげます。 先ほどのターンの嵐への攻撃は270点でございました。 煩き先兵隊はざんばと切り払われました。 しかしその向こうに見える第二陣！ 蟲蟲の嘆きと呪いと殺意の大合唱！

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二クラスの《いわくつきの武具》魔剣ポップコールは、異界の意思(…)がポップ体で投影されるという恐るべき剣です(画像はグランクレスト大戦時のもの) pic.twitter.com/BIQNRt8AId

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リ雲 @kumogumogu

小虫の雨に、大きめの虫が混ざり始める。 「ちょ、痛い！ …いやそんなに痛くないけど！」 礫のようにぶつかってくる丸虫から逃げていると、馬蹄鉄の音。

リ雲 @kumogumogu

怯えた馬が一頭。それに跨がる剣を持った者。 「あれ、フェーリーンじゃないか！ どう！ どう！」 フレデリクの屋敷にいる馬だ。虫の大群に怯える彼女をなだめると、馬上の人物を見上げる。 「ドちゃんじゃないか！ どうしたんだい？ 弩のオルガノンが剣なんて持って………」

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3ターン目、攻撃 出目:6→5(天運譲渡),2 →7 5奮迅と7機転発動 ダメージ:奇数で-5 アナウンスで-12 《いわくつきの武具》でダメージ2軽減 奮迅使用で被ダメ合計:0 結果：HP92→92 天運譲渡させていただきました。ありがたい！

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@kumogumogu 3じゃなくて2ね

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も、もう間違えないぞ！

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「じゃないかじゃないかって、うるさいわね」 「ご、ごめんよ！」 ドは、剣をニクラスに渡す。持ち方が覚束ないので、使えはしないのだろう。という事は別の誰かから渡されたもの… 「…マスターが一人で外出、これを残し、虫の、最初の一派とともに、消えたわ」 「…え、マジ？ …え？」

リ雲 @kumogumogu

「以上よ。私は探す」 「え…ちょ！ 待って待って！ もっと詳しく！」 止めようとしても無駄だった。ドはフレデリク以外と群れようとはしないし、ニクラスを全く信用していないのである。 初対面時、出会い頭に口説いたせいだった。