「Charlotte」についてテキトーに考えてみた。

テリー・ライス @terry_rice88

んーと・・・・最終回見る前に、ネタバレというか、賛成派の意見と批判派の意見を読んだ。＜Charlotte

テリー・ライス @terry_rice88

こうも賛否の分かれる作品を作れるのは凄いことだとは思うなあ。

テリー・ライス @terry_rice88

麻枝准さんについての私見はまあ、「吟遊詩人」だと感じてる。基本「伝承」みたいな物語の紡ぎ方してるせいで、物語の「ほつれ」をあんまり意識されてないのかと。本人の中で成立してるものを、その他大勢の人々に納得してもらうために取り繕うから、批判非難が大きくなる。

テリー・ライス @terry_rice88

御伽噺のさ、それこそ子供に読み聞かせるような極限にまで感情描写をそぎ落としたようなト書きのあらすじで麻枝さんは「完成してる」と思うわけだけど、登場人物の目的や背景、物語のテーマ、展開、あるいは感情表現だったり情景描写が「足りない」とファンや視聴者は言う。

テリー・ライス @terry_rice88

で、逆に麻枝さんは物語を紡ぐことに対して、そういう点をまったく意識してないのが一番大きい上に、麻枝さんは各要素を有機的に繋ぎ合わせて、観客に「快感」を与えることについては全くの不得手なのだろうと思う。というか壊滅的に下手。結果、展開が｢不自然だ」とか「詰め込みすぎだ」とか言われる

テリー・ライス @terry_rice88

とはいっても、そういう批判非難を物凄く真摯に受け止めて、次回作に繋げているから、真面目な人だなと思う。そういう面は今回の乙坂くんの像に重なるものはあるんじゃないかなと。恐らくその辺りを「私小説」的だと指してる気はする。

テリー・ライス @terry_rice88

だからね、麻枝さんの物語の完成系ってどこまで行っても「詩（うた）」なんですよ。いくらでも「解釈」の余地が有り得てしまうから、評価の軸が大きく触れてしまうんじゃないのかなあと思います。そんなだから肯定の意見も否定の意見もわりと見てる本人の好き嫌いが大きく作用してるんじゃないかなあと

テリー・ライス @terry_rice88

とまあ、いろいろ呟いてますけど、まだ自分は最終回見てないわけですがｗ＜Charlotte

テリー・ライス @terry_rice88

まあ、ぶっちゃけ出崎統監督の寿命があと10年くらいあって、麻枝准さんとオリジナル作を製作してたら、って想像は尽きないかな。恐らくそこから生まれ得たものは世紀の大傑作か、得体の知れない怪作が出来ていたに違いないと思う。劇場版AIRやCLANNADよりも濃い物が出来てただろうに。

テリー・ライス @terry_rice88

ああ！！分かった！！麻枝准＝ゲルサドラなんだね！つまりCharlotteはゲルサドラの生み出した「みんなの空気」そのものなんだよ！（な、なんだってー

テリー・ライス @terry_rice88

というか麻枝さんは「みんなの空気」を取り入れて、作品に生かしているわけだからゲルサドラ的創作スタイルなんだよなあ・・・・。

テリー・ライス @terry_rice88

特にテーマとかメッセージとかあまり考えてないと思うよ、麻枝さん。ずっと自分の作り出す物語をどう楽しませるかを批判非難を真摯に受けて止めて、試行錯誤してるだけだと思う。

テリー・ライス @terry_rice88

うん、麻枝さん、「みんな」の望む物語を描いてる筈なのにそれで受け入れられなくて傷付く様はちょっと可哀想だなあ・・・。

テリー・ライス @terry_rice88

んで、Charlotte。最終話は完全にエピローグでしたね。もうあんまりやる事はなかったので、乙坂くんの旅で畳み掛けるのは話のテンポとしては悪くなかった感じ。ただABのゲームシナリオ1ルート分をそのままアニメに落とし込むような無茶苦茶な構成と比べると大分修正してきたなと思う。

テリー・ライス @terry_rice88

人数絞ってるし、ちょっと変則的な構成してるけど作品舞台の成り立ちと発端を描けているし、最終的に乙坂と奈緒の関係を描けているし、能力のメリットとリスクもちゃんと描けてる。謎らしい謎はほとんど解消はしてるかなあと。<Charlotte

テリー・ライス @terry_rice88

きちんとエピソード(7話)のリフレインしてるし、よく考えれば奈緒の兄の問題についても、タイムリープした時点で未来が変わってるので、乙坂でなく奈緒がジエンドのボーカルと出会うことになったんだろうなあと言う想像は働く。

テリー・ライス @terry_rice88

ただまあ、Charlotteって基本的に何を伝えたいかとか、何がテーマなのかとか、そういうおよそ観客が納得できる物語は描かれていないと感じるかな。それはABについても、おそらく自分が体験してないだろうKeyにおいてメインライターを担当したゲームにも言えることなんではないだろうか？

テリー・ライス @terry_rice88

それは基本的に麻枝さんの物語世界が極めて「閉じている」からなんだと思う。自己との対話の世界と言うか。解釈はなかなか難しいんだけど、常に自己を分け与えてキャラを作っている一方、物語においては突き放している。

テリー・ライス @terry_rice88

昨晩も呟いたけど、麻枝さんの物語のフォーマットって「文章」じゃなくて「詩（うた）」なので、「物語」になった時の綻びを意識できない、かつ整合性を取るのが下手なんですよね。

テリー・ライス @terry_rice88

それでいて「閉じた自己世界」で作り出す物語をみんなに受け入れやすいよう、自分から突き放して構成してるので、特にこれが「描きたい」とか、このテーマを「語りたい」って意欲は麻枝さんにはほとんどないんだと思う。基本的に「楽しんでもらいたい」ってのが一義に来てるから。

テリー・ライス @terry_rice88

自分が作り出してきた物語に対する批判を受け入れて、逆にその都度、修正したものをずっと送り出し続けているんだけど、そもそもそうやって作り出された物語に麻枝さんの顔があるのかと言われると、見えない。映って見えるのは批判してきた人たちの顔、なんじゃないかなあ・・・。

テリー・ライス @terry_rice88

麻枝さんは発言を見る限り、自分の身の丈を非常に意識してる人で「あなた方の望む物語」を作るための「自動的な存在」になろうとしてる節があって、それでいつも傷ついてる感じ。けど、作り出される物語は麻枝さんの自己世界のから発露されるものなので一定の癖が出ていて、それが「だーまえ節」なのね

テリー・ライス @terry_rice88

あかん、なんかまとまらなくなってきた・・・・。