キリン名曲ロマン劇場　さすらいの少女ネルについて

名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

ただしかし、キルプが死んで代わりに罪を償う事になったブラス達だが、台詞ではこってり絞られたと言いながら特に牢獄行きとか罰金とか支払った様子はない模様。幾多の店をあくどい方法で買収している彼らからすると罪は重そうなのだが……

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第12話……たどり着いた教会でも結局パラダイスは知らなかったというオチで前回に続いて今回もネルは病気で倒れてしまう。その上オルゴールが壊れて母のメロディーが聞けなくなってしまう事が彼女にとっては柱が折れたようなもの…… pic.twitter.com/qo6yMJKIyf

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そこから今回は珍しくトレントがきらうオルゴールも彼女を救う為と修理する描写があるのだが。そんでもってキルプが生きていたことが判明するも世間ではもう死んでいる扱いとの事で、彼は警察の目から逃れる事も含めて正体を隠しての行動が多くなる……

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第13話……ネルと同じパラダイスへ向かうゲスト・リズと交流が描かれる。母親を探してパラダイスへ向かうネルに対して、子供との行き違いが原因で家庭に疲れてパラダイスへ向かうリズと子供と母親の複雑な事情……。 pic.twitter.com/yA2D693PC3

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母を探す子、子供から逃げようとする母の同じ場所への逃避行が描かれる中、ネルは家族が心配するとの説得でリズのパラダイス行きを思いとどまらせる訳だが……よりによって旅費がないとの理由でネルのオルゴールを盗んだ挙句市場で売りさばいてしまうという。

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この恩をあだで返すようなリズの行動はなかなかシビアだ。彼女が貧窮に困って食い逃げをしようとした人物であり、ネルが代わりにお金を払ってリズを救い、彼女に家族の大切さを伝えても、彼女は恩を返すどころかよりによって大切なオルゴールを盗んで売り飛ばすという……。

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そして盗んだオルゴールを売った店の主人が高く売りつけており、ネルはともかくリズが売った際に得た金ではオルゴールを買い返せない。追い詰められた彼女は自首してオルゴールが盗品だと明かす事で、店の主人からオルゴールを盗品として接収させる pic.twitter.com/qrZRZYdbNZ

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ここで、ネルに対してようやく償いが出来た訳だが、その代償として自分自身が警察へ自首して連行されるオチはなかなか因果応報。ネルは家族と上手くやってくださいよーとここで楽観的なエールを送っている訳だが……。

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第14話……行動の行き違いも含めてトレントと謎の男、キットに対しての確執が生じる。この時点で結構バレバレだが謎の男はおそらくネルの兄であり、トレントにとっては息子を死なせた妻の息子(孫)として恨むべき存在(半ば言いがかり)であり、謎の男にとってもネルを離れ離れにさせた憎い相手

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この祖父と兄の母の元へ連れていくネルとの間で奪い合いが繰り広げられる。謎の男はその際トレントへ旅費と店の経営資金を含めた大金と店の明け渡し証を託す訳だが、それ程好条件であってもトレントはネルを渡す事は出来ないから返す……なかなか頑固といえば頑固。

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そして、キットもトレントに内緒でネルを謎の男の元へ連れ出してしまった事、その上謎の男とトレントがその場に出くわしたせいでキットも謎の男と同類とそれまでの親しい様子から一転して断絶した関係となる。一応謎の男の手下になるキットを案じていたようだが、次回以降はやはり厳しい

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第15話……謎の男に興味を寄せるネルが再びキットからの手紙を信じて脱走を試みるが、トレントには行動がばれていた。あの男と話し、どっちが大事なのか!?ととうとう緊迫した様子で迫る訳だが……。 pic.twitter.com/ffJqiNkGOP

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ネルが謎の男の正体を知る事は必要と反発すればとうとうトレントは孫娘の頬をひっぱたいてしまう。ここでとうとうネルは祖父と別れてひとり旅を決心する訳だが…… pic.twitter.com/P4vAwBhFan

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しかし、だからといって現実はネルに厳しい。キットの手紙を受けてから落ちあうまでに色々とトラブルがあったせいでキットと謎の男は彼女を探して行き違いになってしまい、その上キルプ、ブラスがあとをつけてしまう……。最大の足かせとなる祖父から逃れても……

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第16話……ネルが乳児ミックと、子供は一人にさせた方がたくましく育つとの立て前で友人と遊んでばかりの母親キャシー(男友達だけでないのがマシ)の親子の関係を目にして、放任主義の母親に対して疑問を抱くもミックの窮地には命がけで我が子を守ろうとする姿を見て母親の愛は強いと実感する

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といったサイドストーリーのような内容。この話はキルプ達がネルを捕まえたのは良いがミックが想像以上に暴れん坊であって手を焼くドタバタの色が強くこの中では緩い話といったような。

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第17話……キルプに拉致された前回に続いて、今回ネルが泊めてもらった先は泥棒のアジトであり、ネルを一流のスリ師に仕立てあげるまで彼女を監禁すると言う。一人旅を始めても手掛かりはつかめず母親は見つからず、結局続けて誰かに拉致される宿命。かよわい少女は無力……。

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そんな中でネルと同じ年頃の少女かつスリ師リーザの背景が切ない。彼女は父が親方に借金をしていたせいで、担保代わりに売り飛ばされて親方にスリ師として育てられたと言う…… pic.twitter.com/7a46LLpRnE

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彼女からすれば一流のスリ師になるまで母親に会えない宿命があり、悪いことだと分かっていても結局そうでもしないと永遠に母親と会えないかもしれない。それでいつの間にかスリをすることが当たり前のようになってしまったと。

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母親に会う為には薄汚れた方法を使っても生き延びなきゃいけないとのリーザ、母親に会う為には悪事を成して親を落胆させる事は出来ないネル(次回にもそれっぽい描写あり)二人の価値観の対立が続き、一方同じ年頃の友達といて共にいたいリーザの思いにも心が微妙に動くと……

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最もネルとトレントの絆の深さを知ったリーザが協力してネルを逃がす事、またネルからリーザが警察のお世話にならないうちに逃がしてあげてとの置手紙を前に、ネルに逃げられて潮時?と親方があっさりリーザを逃がす所はあっけない展開かもしれない……

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第18話……ネルとトレントの再会はわりかしあっさり行われ遺恨もない様子。だがそれでもトレントはネルを助けようとするブラスを厄介者のように嫌う訳だけれども……。

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ちなみに、雨宿りの際に人形をつるして雨がやむまじないの描写だが……19世紀初めのイギリスにてるてるぼうずの文化はあったのだろうか? pic.twitter.com/ox6NoKVMtK

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そして今回のゲストジンジャーはキルプに店を奪われてしまい、家族と離れ離れになって妹の事が気がかりな人物であり、同じキルプに苦しめられた者同士、また妹が気になって仕方ないジンジャーと、兄の面影をうっすらと追うネルとの間に不思議な親近感が芽生えてくるという……

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一方、謎の男の手掛かりとして懐中時計をスってトレントへ渡そうとしたキットだけれども、後を追ってたキルプ達に捕まりネル達も危険にさらされる。そんな所ジンジャーがキットを救って逆にキルプ達を倉庫に閉じ込める訳だが……。