篠崎優美死蝶RP。

篠崎優美のRPまとめ。
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ユメノ @mikoto_gclove

「…いい天気ね。外で過ごそうカしら」

2015-09-30 16:05:07
椎茸(露) @sg_ciello

@mikoto_gclove カラリ、コロリ、その背後から軽い木の地面とぶつかる音がする。

2015-09-30 16:37:07
ユメノ @mikoto_gclove

@sg_ciello 「…?」反射的に振り返り、音の正体を確かめる。

2015-09-30 16:38:59
椎茸(露) @sg_ciello

@mikoto_gclove その視線の先を歩くのは、一昔前から抜け出てきたようなたたずまいの女。振り返ったユメノと目を合わせると、妖艶に微笑んで小さく首を傾げる。髪に挿した簪が、囁くような音を立てて揺れる。

2015-09-30 16:42:04
ユメノ @mikoto_gclove

@sg_ciello 「……」不思議な装いだ。軽く目をしばたたいて交わす視線を味わう。簪の鳴りに誘われているような気がして、ユメノは口を開いた。「コんにちは」

2015-09-30 16:49:45
椎茸(露) @sg_ciello

@mikoto_gclove 「こんにちは、可愛らしい人」 応えて返す声、くずれぬ微笑。全てが、ユメノに向けられた物であるにも関わらず、それらがユメノのためのものでは無いことを女──篠崎は知っている。薄く眼を開いて、ユメノの右目にかけられた眼帯に気づくと篠崎は、つと歩み寄り、→

2015-09-30 16:57:58
椎茸(露) @sg_ciello

@mikoto_gclove 顔を見上げて、問い掛ける。 「お怪我をされているの?不自由されてはいなくて?」 さも、心配そうな声で。心配そうな表情で。

2015-09-30 16:59:03
ユメノ @mikoto_gclove

@sg_ciello 「ああ――これですカ。怪我っていうか、見えなクて。案外大した事は無いんですケど」他人に目のことを訊かれるのには慣れていた。それに付随する苦い思いを、内心で和らげるのにも。→

2015-09-30 17:11:04
ユメノ @mikoto_gclove

@sg_ciello どれだけ丁寧に身を繕っても、人々はこの眼帯にばかり注目する。それが彼女は寂しかった。けれど同時に、それはごく当然のことだから、彼女は今日もごく当然に諦めて、明るく笑う。 「心配どうもありがとう。お散歩中?」

2015-09-30 17:13:21
椎茸(露) @sg_ciello

@mikoto_gclove 「そう、答え辛い事をお訊きしてしまったかしら。ごめんなさいね。不自由されていないのなら良かったわ」 この場に最も相応しいと判断した、悼むような表情を極自然に浮かべて見せながら、ユメノの社交辞令であろう問いかけに応える。 →

2015-09-30 17:20:32
椎茸(露) @sg_ciello

@mikoto_gclove 「そうなの、お散歩に出てきてみたら、貴女のような可愛い人に会えて良かったわ。もしかして、貴女もそうなのかしら?」 穏やかに、自分の出で立ちに相応しい雰囲気を纏って問い返す。

2015-09-30 17:22:41
ユメノ @mikoto_gclove

@sg_ciello 「うん、同じ。天気が良かったカら」一度言葉を切り、ユメノは空を見上げた。透き通る優しい青。流れるのは、淡い橙に染まる雲。夕暮れの近さを物語る景色に、目を細める。→

2015-09-30 17:35:54
ユメノ @mikoto_gclove

@sg_ciello 着物の女性に向き直って告げる。「アタシもあなたみたいな綺麗な人に会えて嬉しいよ。…うん、ほんとに綺麗。肌が白くて、髪もさらさらで、」深く静かな目は内心が読めなくて、「…まるで人形みたいに」

2015-09-30 17:36:14
椎茸(露) @sg_ciello

@mikoto_gclove 「そうねえ、とってもいいお天気ですものね」 ユメノの視線に合わせてうっとりと──否、さもうっとりとしているかのように空を見上げていた視線が、ユメノの言葉に引き戻される。 「あら、そんな素敵な褒め言葉を頂いたのは初めての事よ。ありがとう」 →

2015-09-30 17:42:38
椎茸(露) @sg_ciello

@mikoto_gclove ユメノが一瞬いい淀んだそこに、何かが含まれている事に。口ではさも気付かなかったかのように、笑顔で返す。 そこに含まれた何かが、何であるかを気付こうが気付くまいが、篠崎には同じことだから。

2015-09-30 17:44:59
ユメノ @mikoto_gclove

@sg_ciello 「どういたしまして。口下手なのは申し訳ないんですケど」口許を綻ばせて応えると、ユメノは一歩分、女性から身を離した。「それじゃ、日も暮れてきたしアタシはここで。お夕飯作らなきゃ」

2015-09-30 17:53:12
椎茸(露) @sg_ciello

@mikoto_gclove 「ええ、そうね。私も、そろそろお夕飯のひたくしなくちゃあね」 ふわりと笑って、離れて行こうとするその背に、声をかける。 「それじゃあ、またお会いしましょうね。私は篠崎優美。……次も、平和的にお会いできることを祈っているわ」

2015-09-30 18:04:04
ユメノ @mikoto_gclove

@sg_ciello 「うん、またどこかで。アタシはユメノ…高村夢乃」左目にもう一度彼女の姿を焼き付けると、ユメノは歩き始める。軽快な足取りで、その実不安を心臓に押し込めながら。素直に家路を辿ることが何故かできなかった。遠回りで帰らねば――そう、空が綺麗だからだと、思い込んだ。

2015-09-30 18:11:19
椎茸(露) @sg_ciello

@mikoto_gclove 「高村、ユメノちゃん」 軽快な足取りで歩き去るその後ろ姿を、その場に立ったままじっと見送る。 彼女も、自分と同じように能力を得た何者かだ。 「貴女は、素直に哀しみを忘れてくれるかしら?」 呟いて、篠崎もまた踵を返す。 カラリ、コロリ。

2015-09-30 18:18:28
ユメノ @mikoto_gclove

#死蝶の末路 #隻眼の夢 「…今、コの瞬間…にも」 誰かが誰かを狙っているかもしれない。 誰かが自分を狙っているかもしれない。 自意識過剰と言われようと、散歩ひとつにもそれだけの緊張感が求められる。解った上でユメノは街灯の下をひっそりと歩く。

2015-10-01 23:24:44
逃げ場 @sg_run

@mikoto_gclove #焼篠原 その行く手にある街灯の一つの下で、一人、見覚えのある女が佇む。 ユメノを視認すると、女はにっこりと、これまでで最も楽しそうな笑顔を浮かべて言う。 「ユメノちゃん、また会えたわね。ねえ、少しお話しませんこと?」

2015-10-01 23:27:36
ユメノ @mikoto_gclove

@sg_butterfly 「…篠崎さん?」 白い着物と簪のよく似合うその女性は、間違いなく彼女が先日遭遇した人物だ。だが、前に向き合ったときと、雰囲気が違う。 「お話。…何ですカ?」

2015-10-01 23:30:38
逃げ場 @sg_run

@mikoto_gclove 「そんなに難しいことをお話するつもりではないのよ」 篠崎は、笑みを崩さないまま言葉を続ける。 「貴女のような人が、どうしてこのゲームに参加したのかしら、って、聞いてみたかったの」

2015-10-01 23:35:13
ユメノ @mikoto_gclove

@sg_butterfly 「アタシは…」 刹那、彼女の隙の無い笑顔を見据える。読めない。考えても無駄だとすぐに悟った。 「…コの目を奪った術者を、殺すため。過去に縛られてる自分の気持ちに、区切りをつケるために、ココにいる」

2015-10-01 23:38:20
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