井上リサさんが語るノーベル医学・生理学賞に選ばれた大村智先生のこと

●ノーベル医学・生理学賞に大村智さん 2015年10月5日 18時35分 NHKニュース ことしのノーベル医学・生理学賞の受賞者に、熱帯の寄生虫の病気に効果がある抗生物質を発見したことなどで知られる北里大学特別栄誉教授の大村智さんが、アイルランド出身の研究者と中国の研究者と共に選ばれました。 日本人がノーベル賞を受賞するのは、アメリカ国籍を取得した人を含め、去年、物理学賞を受賞した赤崎勇さんと天野浩さん、中村修二さんに続いて23人目で、医学・生理学賞の受賞は3年前、平成24年の山中伸弥さんに続いて3人目となります。 大村さんは山梨県韮崎市出身の80歳。山梨大学を卒業後、北里大学薬学部の教授や北里研究所の所長などを務め、現在は北里大学特別栄誉教授を務めています。 大村さんは、これまで微生物由来の有機化合物を多数発見し、薬学研究の分野で優れた業績を上げました。 続きを読む
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井上リサ @JPN_LISA

@tomotakaenter 大村先生は,アフリカの風土病フィールド調査へ赴いた時も,まずは地元集落の古くからの文化にも敬意を払って研究を続けました。だからかつて大村先生が訪ねた村では大村先生の事が語り継がれているそうです。

2015-10-05 20:08:02
井上リサ @JPN_LISA

@tomotakaenter 大村先生は山梨でも美術館を建てたり,近隣住民のために日帰り温泉施設を作ったりするなど,自分の故郷を大事にされる方なので,他国へ赴いた時にもそこの風土,文化にまず敬意を払うのだと思います。

2015-10-06 07:53:48
風景写真家 高橋智裕 @tomotakaenter

@JPN_LISA おはようございます。本当に大切なことはそこだと思います。対象に敬意を払う、何よりもまず優先しなくてはなりませんね。

2015-10-06 07:56:07
井上リサ @JPN_LISA

@tomotakaenter 本当にそうですね。特に熱帯寄生虫病のフィールドワークでは,西洋的な医療の概念とは異なる土着の文化が根付いている地域を対象とするわけですから,研究者はまず異文化を理解するところから始めないと,地元との信頼関係も気付けませんよね。

2015-10-06 08:02:32
井上リサ @JPN_LISA

@tomotakaenter 大村先生の地域との関わり方や異文化へ敬意を払うという姿勢は,全く状況や分野は異なりますが,例えば被災地の復興支援に外部の人間として関わる時に見習うべき事が多々あると以前から思っていました。

2015-10-06 08:06:11
風景写真家 高橋智裕 @tomotakaenter

@JPN_LISA まさしくです。自己主張ばかりで、押し付けても受け入れられる筈もなく、遠回りになるかも知れないけれど、実は最短の道程だったりするし、素晴らしいお仕事が出来ると思います。今回の大村氏のノーベル賞受賞はそれを物語っているような気がします。

2015-10-06 08:11:04
風景写真家 高橋智裕 @tomotakaenter

@JPN_LISA 同じことを想いました。被災地と言われる場所に関わるよそ者は、何よりもまず、その地に敬意を払うことから始めなければ、どんな凄いことをしても決して賞賛を得ることは出来ないかと思います。ありがとうございます。良い1日をお過ごしください。

2015-10-06 08:17:56
井上リサ @JPN_LISA

注目するところはそこかい!RT @dugongsan そのなかでは蕎麦処「上小路」が一番気になりました。京都にいるとなかなかおいしいお蕎麦屋さんに出会えません。誰かよいところ教えてくれないかなあ。

2015-10-05 23:29:57
井上リサ @JPN_LISA

@dugongsan ノーベル医学・生理学賞を受賞した大村智先生の研究で基礎を作ってきたのはフィールドワークです。先日に韓国の留学生さんの論文のピアレビューでも書きましたが,大村先生もフィールドワークの大原則を大事にされている方です。

2015-10-06 07:59:16
井上リサ @JPN_LISA

@kirikami 大村智先生の系譜を遡っていくと,ペニシリンを発見したアレクサンダー・フレミング(1881ー1955)に行きつきますね。近年の医学・生理学賞の潮流の中で,再びこの分野に脚光が当たったのが良かったなあと個人的にも嬉しかったです。

2015-10-05 23:28:28
井上リサ @JPN_LISA

ノーベル医学・生理学賞でiPS細胞の山中伸弥先生の研究は,一般的にも先端医療分野である事が理解されやすい。一方で,熱帯寄生虫学の大村智先生の場合は専門以外の人々にはイメージが伝わり難いかと思うが,微生物や昆虫を利用した癌,免疫系の新薬開発にも道を拓いたという点で偉大なのである。

2015-10-06 07:45:32
井上リサ @JPN_LISA

大村先生の研究はフィールドワークなくしてあり得ないです。静岡の土壌からイベルメクチンの基となる微生物を発見したのも,土壌微生物抽出のための長きにわたるフィールドワークの結果,もたらされたものです。 twitter.com/Sainah_shima/s…

2015-10-06 07:49:39
モンペリエ @Sainah_shima

フィールドワークもしていた研究者だったとは! twitter.com/jpn_lisa/statu…

2015-10-06 07:44:38
井上リサ @JPN_LISA

大村智先生が定時制の都立墨田工業高校で教鞭をとってられたというお話を聞いて,なぜか「スクール☆ウォーズ」のBGMが頭の中で流れてきてしまったでござる。

2015-10-06 21:30:12
井上リサ @JPN_LISA

大村智先生のノーベル賞受賞を予測していた方々がこんなに沢山いて嬉しい。「大村智博士のノーベル賞を予想していた僅かなツイートを拾いました」 togetter.com/li/883228#c220…

2015-10-06 21:55:23
井上リサ @JPN_LISA

大村智先生がノーベル賞を受賞された事で、人類と風土病の戦いの歴史に興味を持たれた人にはこの本もお薦め。宮村定男『恙蟲病研究夜話』(考古堂) pic.twitter.com/E4XVZ1Hgsx

2015-10-06 22:56:42
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井上リサ @JPN_LISA

もう一冊、熱帯寄生虫病の記録ならばこちらもお薦め。佐々 学『日本の風土病 病魔になやむ僻地の実態』(法政大学出版局)日本にも、かつてこういう大変な時代があった。 pic.twitter.com/sSdYKi9Aa7

2015-10-06 22:59:46
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リンク Wikipedia 大村智 大村 智(おおむら さとし、1935年7月12日 - )は、日本の化学者(天然物化学)。北里大学特別栄誉教授。2015年ノーベル生理学・医学賞受賞。 微生物の生産する有用な天然有機化合物の探索研究を45年以上行い、これまでに480種を超える新規化合物を発見し、それらにより感染症などの予防・撲滅、創薬、生命現象の解明に貢献している。 また、化合物の発見や創製、構造解析について新しい方法を提唱、実現し、基礎から応用までの幅広く新しい研究領域を世界に先駆けて開拓している。 研究以外では、北里研究所の経営再建、女
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