初代『クラッシュ・バンディクー』の初期設定資料を翻訳してみた

初期案ではアクアクの仮面の後ろにはヨボヨボな老人がいた。
彼は原住民の魔法使い(呪術医)という設定だった。
また千里眼の能力があり、コルテックスの部下たちが有害な薬品をぶちまけ環境破壊し始めることに気が付き、ちょうどコルテックスの城に向かおうとしていたクラッシュの仲間になって阻止しようと動き出す。

かなりのお歳らしいが魔法で生き続けている。そして老人らしいヨロヨロとした歩き方をする。
クラッシュにしかわからない喋り方をボソボソとする。しかしプレイヤーにも分かるようになっている(C3POがR2D2の言葉を翻訳し直すように)。
魔法の杖を持ち腰に布を巻き付けており、クラッシュに大切なアドバイスをしたり護ったりする。

ネオ・コルテックスの生い立ちについて

道化師として働き不成功の連続だったジプシーのコルテックス一家は、イリノイ州ピオリアまで逃走。
その先で劇団『Smilin' Jimmy's Travelin' Side Show』に雇用される。

2歳のネオ・コルテックスは早産のため未熟だったらしくハゲかかっていて、白い肌に赤っ鼻をしていた。その面白い風貌により客からのウケが良く、『Lit'l Idjut』の芸名を付けられる。
他の道化師から嫉妬され身体的虐待を受ける。

3歳のとき、ずっと科学の本ばかり読んでいたため、サーカス団員に『Nerd（勉強オタク）』の"N"を額に刺青された。

5歳になると、リハーサル中にメインテントで起こった不可解な突然の花火の爆発事故により、自由の身になる。

6歳の頃に地元の高校に在籍する。
本好きになり学問に優れるが、横柄で傲慢な態度や膨れ上がった頭のその容貌からイジメを受ける。
そこに同じ様にイジメられてたブリオと出会い、唯一の友達となる。

イジメられてた同士のコルテックスとブリオは高校生の頃から世界征服の野望を熱く語り合ってた模様。

ニトラス・ブリオの生い立ちについて

ブリオの生い立ちはコルテックスとは正反対で、家族にも環境にも恵まれていた。
とても優秀だったが、高校の頃の学校の大会(試験?)でコルテックスに負け、自信を喪失する。

拠点探しの始まり

高校生の頃の突然の原発事故でコルテックスとブリオは運良く無事だったものの、地元にいられなくなり、もちろん高校にも行けなくなる。

2人の悪事が徐々に世間に知れ渡り、ついに国際指名手配の最重要リストに載る。
捕まえるのは難しいが、追うのは簡単らしい。
最終的にオーストラリアのとある島を購入し、身を隠す為に一番遠い島に5年程で城を建てた。

そして初代『クラッシュ・バンディクー』の冒頭に至る。

頭のボルト