21年前に東寺百合文書に出会った。大学院時代、中国研究者の友人から「東寺百合文書のような豊富な中世史料の存在がうらやましい」と言われた。 #東寺百合文書シンポ
2015-10-12 13:12:30古代の史料はエジプトやローマが有名。だが中世となると西洋には史料が少ない。記録が一部の修道院などに散在している状態。ヨーロッパの中世は”史料”の暗黒時代 #東寺百合文書シンポ
2015-10-12 13:14:19主な海外所蔵の中世史アーカイブ一覧。ルッカの13000羊皮紙など。また、残ってても本来の姿が失われているような例も #東寺百合文書シンポ
2015-10-12 13:16:53東寺文化圏を発信元としてネットワークを研究することができる。集団同士のネットワークとその特徴、うつりかわりなど。プロソポグラフィ #東寺百合文書シンポ
2015-10-12 13:34:41この史料の保存が心配。自然災害による被害、政治経済の変化など。この知の宝庫は人類の知的遺産であると認識して、国レベルでの対応が必要。デジタル化とオープンアクセスの整備。国内外へのバックアップ保存。 #東寺百合文書シンポ
2015-10-12 13:39:10「文化資源」のように「資源」というとそれを使って次に新しいものをつくるというものになるわけで、そのためには資源がカタマリとしてまとまっていることとメタデータが整備されていることが必要 #東寺百合文書シンポ
2015-10-12 13:44:59S42.10から整理開始。類のない大事業。文書の”原状の維持”が重要。文章だけでなく料紙の保存、礼紙包紙も重要。箱間の文書の恣意的移動をしない(明らかな過去の混乱はもとにもどす) #東寺百合文書シンポ
2015-10-12 13:49:59この整理作業は先駆的な例であり(60-70年代)、その後(80年代)アーカイブ学が整備され原則もはっきりしてきた。(出所原則、原秩序尊重原則、原形保存原則、記録の原則) #東寺百合文書シンポ
2015-10-12 13:54:039月にはバチカン図書館のマレガ文庫のシンポと資料整理に行ってきはったとのこと。1930-50年代に大分に来てた宣教師・マレガがキリシタン弾圧史料を収集しバチカンに送ってたもの。 #東寺百合文書シンポ
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