「閉ざされた相談室」という物語

まとめました。
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のん @NON9056

国資格の教育課程をシステム論的にみたとき、そこに「1対1の個人セラピーモデル」を基軸におくと、どのようなシステム的弊害(悪循環)が想定できるのか。いわゆる「閉ざされた相談室モデル」は従来からいわれてますけど、それは当然それを実行しているセラピストの訓練不足です。他にはどうだろう?

2015-10-10 07:44:53
斎藤清二 @SaitoSeiji

@NON9056 失礼します。ちょっとよく分からないので、思いつきですが、interpersonal levelで悪循環が生じている時に、悪循環の原因(?)を「訓練不足のセラピスト」という個人属性に帰属させてしまうと、そのこと自体が悪循環を促進させてしまうのではないでしょうか?

2015-10-10 08:03:05
のん @NON9056

@SaitoSeiji ほんとですね(笑。教育課程をシステム論的に考えようとしてるのに「○○が悪い」思考に私がいきなりはまってましたね。システム論には「ノイラートの舟」の哲学がありますから、「現状」を「どう活かしていくか」で考えていく必要があったなあ。ご指摘ありがとうございます。

2015-10-10 08:29:16
のん @NON9056

「閉ざされた相談室モデル」。ある機関に所属しながら、相談室(心理室)に籠りきって心理療法やカウンセリングに明け暮れ、同所属機関職員と連携せず(守秘義務)、ときには患者、クライエントの意向に沿って敵対をし、医療的配慮が必要とされそうなユーザーをも心理療法で何とかしようとする臨床家。

2015-10-10 09:29:05
のん @NON9056

多分、国資格化を推進する多くの人の意見を聞いていると、撲滅したいひとつのセラピスト像は下記ツイートのようなものになるのだろうか。「構造化された心理療法」を軸としたカリキュラムにすると、こうした人材がまた過生産されるということかもしれない。

2015-10-10 09:32:24
のん @NON9056

私もそれは反対なのですが、ただこうしたセラピストが一定数存在している(批判されるということは、一定数存在しているということでしょうから)ことの意味や意義とは何だろうと考えてみたくなります。彼らは現に職を得て、患者/クライエントと出会ってきたのだし、今もそうしているのでしょうから。

2015-10-10 09:50:40
斎藤清二 @SaitoSeiji

@NON9056 また横やりで恐縮ですが、”「閉ざされた相談室モデル」のセラピスト物語”が、繰り返し繰り返し社会的に構成され語られ続けるのはなぜか?ということではないでしょうか。それは必ずしもそのようなセラピストが”存在する”ということを意味するとは限らないと思います。

2015-10-10 11:21:41
斎藤清二 @SaitoSeiji

@NON9056 私見ですが、”「閉ざされた相談室モデル」のセラピスト物語”とは”異なる物語”を説得力をもって語る機会が増える(あるいは増やす)ことが必要なのではないかと思います。

2015-10-10 11:32:06
東畑 開人 @ktowhata

@SaitoSeiji @NON9056 私も横から失礼します。「閉ざされたセラピスト」って確かにこの仕事のある種の特質を捉えているように思います。平野よりも森に近いところにいる怪しげな仕事という物語ですね。問題はその同じ事実を違った物語で語れるのではないかということです。

2015-10-10 11:54:37
東畑 開人 @ktowhata

@SaitoSeiji @NON9056 それは周縁にいるからこそ周縁の人々を引き受けられるという物語だと思います。ただ、公認心理師は「公認」な中心を志向するものなので、そういった周縁をめぐる物語は語られにくくなるのかもしれません。ここの危惧は確かにわかる気がします。

2015-10-10 11:57:07
斎藤清二 @SaitoSeiji

@ktowhata @NON9056 私は「この人は閉ざされたセラピストだなあ」と思う人にはあまり会ったことがありません。会って話してみると、ほとんどの場合十分に「開いているセラピスト」なんです。「開かれている」か「閉ざされている」かは、属性ではなくて関係性の関数だと思います。

2015-10-10 12:35:23
斎藤清二 @SaitoSeiji

@ktowhata @NON9056 ただ、セラピストの周囲にいて支援活動をしている人達からは、頻繁に「閉ざされたセラピスト」の物語が聞かれます。たぶんこれらの人達の「私にも開いて欲しい、つながってほしい、信頼してほしい」という気持ちにセラピストは応えていないのだと思います。

2015-10-10 12:38:19
斎藤清二 @SaitoSeiji

@ktowhata @NON9056 今書いていて気がついたのですが、そもそも双方ともが支援したいと思っている人についての詳細な言及が、双方に自由に許される関係であれば、守秘義務の問題など生じないわけですね。だからそこには「閉ざされたセラピスト」は居ないということになります。

2015-10-10 12:46:26
東畑 開人 @ktowhata

@SaitoSeiji @NON9056 そう思うと、閉ざされたセラピストの物語は、セラピストのいないところで語られるということですね。いないことがないようにしないといけない、と

2015-10-10 12:55:17
斎藤清二 @SaitoSeiji

@ktowhata @NON9056 御意!その場に身体がいても、attendしていないという状況で、しかもそれに自分が気づいていないというのが一番危険なのでしょうね。考えてみれば、「閉ざされている」ということは、外から見れば「居ない」ということですもんね。

2015-10-10 12:59:28
のん @NON9056

@SaitoSeiji @ktowhata 「閉ざされた相談室(セラピスト)」は「ある(いる)」のだろうと思います。口裂け女や人面犬のように^^物語論とも関わりますが、「閉ざされること」の第一義はやはり「秘密」がもつ効用への信頼にあるのでしょうね。

2015-10-11 07:42:01
のん @NON9056

@SaitoSeiji @ktowhata 「秘密」の効果がオートポイエーシス的に「治療システム」を構築していくと、秘密は「秘儀」となる。必要があって閉ざす(隠す)のではなく、閉ざす(隠す)ことで「何か重要なことが行われている」という効果が物語られる。

2015-10-11 07:48:05
東畑 開人 @ktowhata

@NON9056 @SaitoSeiji 街中で仕事をしなきゃいけなくなった魔女ですね。あまりにオープンになると皆興醒めですし、秘密なために閉じれば魔女狩りです。曖昧で怪しいままでいながらも、街の人と社交もしなきゃいけないと。確かにここは両極に引き裂かれます

2015-10-11 08:22:12
東畑 開人 @ktowhata

閉ざされたセラピストもそうなのですが、心理士というのは軽蔑を受けやすいし、かつ心理士内部でも軽蔑が起こりやすい職種ですね。ヤブ医者元型みたいなものが強烈に働きやすいということなのでしょうか。裏返しで崇拝も起こりやすいんですね。

2015-10-11 08:42:24
斎藤清二 @SaitoSeiji

@ktowhata @NON9056 閉じる/開くは、対立事項であると同時に同じ事の裏表(あるいは一つのプロットの中で絡まりあいながら起こってくること)ですものね。”秘密を語る”のではなくて、”秘密について語る”という行為はすでにサスペンスの始まりなのでしょうね。

2015-10-11 08:43:59
斎藤清二 @SaitoSeiji

@NON9056 @ktowhata 「秘密」や「秘儀」は「秘されている」からこそ効果を持つのであって、「秘密は大切だよ」とか「秘密にはこんなに効果があるよ」と喧伝してまわることは、果たして「秘密を尊重している」ことになるのだろうか?と思ったり思わなかったりしています。

2015-10-11 08:50:18
東畑 開人 @ktowhata

「まともな治療者は少ない」という物語が語られやすい土壌が、資格をめぐる分断の背景にはあったのではないかと思うところがあります。訓練の強調が、そのような感情論で語られないのが大切だと思うんですね。野の医者は笑うは、その戯画でもあります。

2015-10-11 08:54:18
東畑 開人 @ktowhata

@SaitoSeiji @NON9056 宗教はそれをやりますね、これは秘密なのだと。それがサスペンスと同型というのは面白いですね。心を駆動する話型なのかもしれません

2015-10-11 08:57:09
斎藤清二 @SaitoSeiji

@ktowhata @NON9056 心を駆動する話型。>たぶんそのとおりだと思います。夕鶴にしても、ローエングリンにしても、ほとんど同型ですね。大概終結は別れか死です。全く異なる終結を向かえるプロットを創りだすことはとても難しいことですが、チャレンジする価値はありますね。

2015-10-11 09:40:00
東畑 開人 @ktowhata

@SaitoSeiji @NON9056 ありがとうございます。北山先生はそこでウラにあるものに踏みとどまることだと言いますね。確かに実人生では秘密が露見してからが勝負ですよね。ねじまき鳥クロニクルはそういった話だったように思います

2015-10-11 09:42:28
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