山本英彦さん 第25回 被ばく学習会 講演から〜子どもの甲状腺がんについて

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放射線被ばくを学習する会 第25回 被ばく学習会 (10月 11日) 山本英彦さん「甲状腺がんと放射線量」 録画、まだ 途中までしか 見てないけど、とても 参考になりました。

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子どもの がんを 扱ってると、子どもの がんというのは 非常に たいへんなんだと、大人も そうだけど。 大人以上に、やっぱり 子どもは 将来が ありますから。(山本英彦さん)

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白血病の 子どもさんを 非常に 多く 扱って、白血病の 子どもさんというのは、今後 どうなるのかということを やっていかないといけない。(山本英彦さん)

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ぼくらが 医者に なったくらいの 一番 初めは、白血病の 子どもさんを 見つけたら「きのどくですが 白血病です」という 話を させていただくのが 最初だった。(山本英彦さん)

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しばらくして 治療が 進んできまして、今では 白血病で なくなる お子さんというのは、非常に 少なくなりました。(山本英彦さん)

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助かる 人が 多いんですけれども、それでも やっぱり 本人も いつ 再発するかどうか、周りも そうですね。(山本英彦さん)

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特に 思春期を 迎えた 人というのは、生きることや 死ぬことに 対して 敏感な 多感な 時期ですから、がんを わずらうということは 厳しいものです。(山本英彦さん)

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これ、津金さんという 疫学の 方ですけど、国立がん研究センターでしたか、これ (縮小と 非増殖) が 本当に あるのかどうか 疑問です。(山本英彦さん)

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がんというのが 縮小したり 非増殖で ずっと いくのか、非増殖で いったら これ がんでなくて いいんです、そういう 名前を つけなくて いいんです。(山本英彦さん)

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がんというのは 生物学的な 診断ですから、組織学的に 見て これは がんだと いうのではなくて、基本的には 周りの 制御を 乗り切って、どんどん 大きくなるのが がんですから、(縮小や 非増殖は) がんに 入れなくても いいです。(山本英彦さん)

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これは あり得ますね「非常に遅い」ということは あり得ます。 例えば、前立腺がんというのは 20年、30年の 勝負になるという 場合もあります。(山本英彦さん)

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でも、そうではないと いうことも ありますから、小さな がんを 見つけたとはいえ、とりあえず ぼくらとしては、こっち (早い 進行) に なったら どうしようと いうことを 考えないといけないですね。(山本英彦さん)

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特に ごく最近、隈病院という 神戸の方にある 甲状腺専門の 病院があると 思うんですけど、そこが 低年齢層の 甲状腺がんというのは やはり 転移も 早い、そういうもの (ペーパー) を 出してきましたですね。(山本英彦さん)

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これは その前の (隈病院の) 論文なんですけど、こういう ちいさな がん、症状が ないうちに 見つけた がんというのは「予後が いいですよ、だから 平気なんだよ」とは いうけれど、そうでは ないですね、やっぱり。(山本英彦さん)

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8割の 人というのは DFS、再発がないという rate を 見ればいいんですけど、初めに リンパ節転移が あったりするというと 何年か たったら 再発するのが 多い、そういうことを 考えていかないとと いうことです。(山本英彦さん)

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あまり みんな いわないんですけれども、今度の 137人の 甲状腺がんは 全部 乳頭がんです。(山本英彦さん)

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ちなみに 乳頭がんというのは、診断基準からいえば 針生検で 見つけたら 全部 乳頭がん、確定診断です。(山本英彦さん)

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他の 甲状腺に できる がんというのは、組織を 取ってこないと 良性か 悪性か はっきり わからないことが あるので、組織診断に なるんですけれども。(山本英彦さん)

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乳頭がんに 対しては もう 針生検で 取ってきて、細胞診で 診断できたら もう がんなんです。 だから 137人が 全部 がんですね。(山本英彦さん)

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低分化がんというのが （乳頭がんの) 137人のうち 3人 入ったんです、がんが。 甲状腺がんは 子どもに ほとんど ないんですけれども、低分化がんなんていうのは。(山本英彦さん)

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低分化がんと それから 未分化がんは、乳頭がんを ベースにして 出てくる がんというふうに いわれています。(山本英彦さん)