某温泉泊地の非日常

筆寫近衞（きんえい） @CurseJewelDemon

なんかどっかでクソみたいなスローガン見つけたのでなんか思いつき。

筆寫近衞（きんえい） @CurseJewelDemon

夕立が警察の厄介になったらしく、それを迎えに行く。 外出のたび、誘拐犯返り討ち、飲食店での私闘に遭い泥酔者を死傷、娼館のスカウトの殺害、などの事件を引き起こしている。

筆寫近衞（きんえい） @CurseJewelDemon

ほとんどが向こうから仕掛けてきているとは言え、営外で一般人を加害している為、軍法会議（地裁相当）の後何らかの処罰が必要である。艦娘も軍人ゆえに、軍律に背けばそうするしかない。こちらが出来る事といえば、知り合いの「軍刑法に強い弁護士」でも呼んで処分の軽減を交渉してもらうのみである。

筆寫近衞（きんえい） @CurseJewelDemon

この日は佐官を飛行場に送る際の駅での乗り換えのために護衛しており、その任務が終わって帰投する際に発生した事件であった。 そうこうしているうちに警察署につく。

筆寫近衞（きんえい） @CurseJewelDemon

よく出向く署であるため、顔見知りになる警察官も多いが、今回、今までになく実に同情的に話しかけてくる。

筆寫近衞（きんえい） @CurseJewelDemon

そして、事情聴取では資料とともにこのようなビラを渡された。 「勉強したくても出来なかった、皆さんの周りにもそういう人がいるはずです。 その人たちが勉強の代わりに軍隊に行く、艦娘になる、そんな状況をつくりたくない。 」

筆寫近衞（きんえい） @CurseJewelDemon

兵隊に対して喧嘩を売っているのか、というビラである。 この事件は、デモ隊30名、逮捕者10名、指名手配3名、負傷者5名、死者1名、反戦団体が暴徒化した事件に夕立が巻き込まれたようだ。

筆寫近衞（きんえい） @CurseJewelDemon

警察官「今回は反戦団体、共産党系の団体のものが相手のようです。」 「まぁ、こんなビラ渡されたら軍人誰でも腹を立てるもんですわ。」 憲兵「いえ、当該艦娘夕立は攻撃を受けております。」 警「駅前の反戦集会を監視しておったら、急に騒ぎになったんですね、見ていると、艦娘がどうたらと」

筆寫近衞（きんえい） @CurseJewelDemon

憲「艦娘はでていけだわ、悪魔は地獄に帰れだわの罵詈雑言が飛び交っておりまして」 艦娘にしたくないとか言う割には、艦娘には攻撃的じゃな。 「となると、おおかたそれに腹が立って………」

筆寫近衞（きんえい） @CurseJewelDemon

警「いや、罵詈雑言のうちは黙ってたんですね。誰かが石を投げたりしはじめて………」 向こうが攻撃を仕掛けてきたか。 警「最初は石を弾くなど、単純に身を守ってたんですよ。そうしましたら、バールのようなもので殴りかかる者が出まして、それで………」

筆寫近衞（きんえい） @CurseJewelDemon

憲「バールを持った人間の手を掴んで叩きつけ、そこから乱闘ですね」 警「いえ、そうなったら逃げる者が出はじめましたが、なお石を投げて来る者を狙って、最初に叩きつけた人間の体を凶器にして一人ずつ殴っていくわけです。」

筆寫近衞（きんえい） @CurseJewelDemon

憲「まぁ、正確には投げ飛ばしてもなお殴り掛かろうとするので、腕を掴んだところ、石を投げつけてくるので石を払う為に人間を振り回した様子ですね。」 「直接攻撃した人間以外は攻撃しておらんのですか。」 警「はい。巻き込みもなく正確に。」

筆寫近衞（きんえい） @CurseJewelDemon

憲「包丁で当該艦娘を加害しようと振りかぶった者に、棍棒代わりに振り回している人間で防御する様子もありました。」 警「デモ警備はしていたのですが、それでも騒動があまりに大きいので、周辺の一般市民保護の為に、逮捕が遅れましたが、デモ隊の逮捕者10名、うち負傷者5名、です。」

筆寫近衞（きんえい） @CurseJewelDemon

死者の1名は、どうやら夕立が武器・防具に使ったデモの人間のことらしい。 「それにしても、夕立に攻撃をしかけたのやら。今までも夕立に攻撃した為に殺された一般人もそこそこおったじゃろうに」 警「以前の事件では私服でしたからね。」

筆寫近衞（きんえい） @CurseJewelDemon

憲「それらの事件は軍人による事件、ということで公表されております。逮捕者のうち1人は知っていたようですが、石を投げた者、殴りかかった者を止められなかったようです」

筆寫近衞（きんえい） @CurseJewelDemon

「向こうが攻撃、しかも集団で執拗に攻撃、凶器で直接打撃してきた人間に防御の為反撃、といった状況で、更なる攻撃に対して防御の為に物をつかって身を守る………」 警「状況はそれで間違いはないですね、はい。人を肉の盾扱いしておいて、それを使いこなしているあたりがわけがわかりませんが。」

筆寫近衞（きんえい） @CurseJewelDemon

憲「ここまで一方的に攻撃されて身を守れると言う事例がなかなかないもんで、こちらとしてもまとまった説明ができないわけです。」 警「人間の体を盾にするという事例がそもそも………」 説明に困る事態が起きている。

筆寫近衞（きんえい） @CurseJewelDemon

反戦団体が軍人を攻撃し、反撃も直接殴りかかった者を武器に、なお攻撃してくる者のみ、追撃を防ぐ為に攻撃。普通こういう事はなく、そもそも集団で掛かられて身を守れる事態というのがほとんどない。実に不可解である。 警察からは、正当防衛の根拠に十分なるのではないかと言うことである。

筆寫近衞（きんえい） @CurseJewelDemon

何はともあれ、夕立があれだけ襲撃されながらも無事で本当によかった。これからの処遇がどうなるかについては置いておいて、帰って休ませる事としよう。 今日は夕立を基地につれて帰る事としよう。

筆寫近衞（きんえい） @CurseJewelDemon

「今回は派手にやってしもうたが、ありゃ向こうが完全に悪い、おんしは悪うない」 夕立「…あんなに怖い思いしたのははじめてっぽい……」 「あれは恐ろしいもんじゃ。戦争が好かんというときながら、兵隊には殴りかかる。」 夕「みんなが悪魔とか出て行けとかって言いながら石投げてきて……」

筆寫近衞（きんえい） @CurseJewelDemon

夕立・時雨 #ロックが好きそうな艦娘 HEAVEN SHALL BURN - Combat youtu.be/2jCd-KTTR_I SUICIDE SILENCE - You Only Live Once youtu.be/312Sb-2PovA

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