「借款で米国の奴隷になる」「海外移民をなぜ進めない」…過去の国会質問で見る、未来予測の難しさ

古い国会議事録を読んだ方が、現実とはだいぶ違っていたと思われる質疑を紹介しています。「もっと海外に移民を送るべきだ」「借款で米国の奴隷になる」…。もちろん当時は当時の予測根拠があり、その議員や党派の問題ではなく「こんなに未来予測は難しい」という教訓だと思います。
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WARE_bluefield @WARE_bluefield

諸事情で、国会の古い記事録を読み込んでるのだけど、例えば戦争直後期だと、共産党の議員が、政府の海外から借款にやたら怒って批判してるの。 本当に日本の左派って一貫して『借金』が嫌いなんだな、と言うしかない…。

2015-10-18 15:34:35
WARE_bluefield @WARE_bluefield

「基幹産業を担保にして借款するとは何事か!」とか「海外からの借款はアメリカの日本属国化政策」みたいに怒ってるの。

2015-10-18 15:38:50
くろ @kuroseventeen

@WARE_bluefield それで社会保障はしっかり。増税はだめ。彼らは自民党とは違う意味でやっぱり奴隷が好きなんだよね

2015-10-18 15:41:01
WARE_bluefield @WARE_bluefield

@kuroseventeen 「借款の警告は返せなくなって米国の奴隷化になる予言なんで記憶にとどめておけよ!」みたいな喝破してるんだけど、外れてしまいましたなぁ、と。

2015-10-18 15:45:45
WARE_bluefield @WARE_bluefield

昭和32年、共産党議員川上貫一の発言より。「アメリカをごらんなさい。一方では日本に対するどうかつ、一方では懐柔、一方では軍事力、一方では経済によって、がんじがらめに締めつけながら、日本をアメリカの戦争政策の召使にすること、これがアメリカの対日基本政策ではありませんか」

2015-10-18 15:49:14
WARE_bluefield @WARE_bluefield

「しかるに、今回またまた十億ドルという大きな金を頼み込んで、いよいよ経済的な従属を深めようとしておる。一体、政府は、この莫大な借金に何を担保にされますか。担保なくして貸せますか」

2015-10-18 15:49:29
WARE_bluefield @WARE_bluefield

因みにこの答弁に対して外務大臣は「十億ドルの借款の問題は、全然かくのごとき事実はございません」と答えてる。 1957年だと日本は米へ戦後復興で借り入れた資金の返済に回ってた時期なので、たしかにそんな事実無いよね?

2015-10-18 15:54:44
WARE_bluefield @WARE_bluefield

1957年だと、社会党の議員がとくにかく移民を増やせと凄く怒ってたりもする。ここでの移民は、受け入れではなくて海外への日本人を移民させろ、って事ね。 以下は田原春次の発言より。

2015-10-18 16:28:17
WARE_bluefield @WARE_bluefield

「一年に百二十万ふえるならば、少くとも百二十万の日本人が海外に行けるくらいの大きな移民方式を立てにゃいかぬ。けれども近年の外務省の移住に対する方針を見ますと、もう一年にせい、せい五千人、あるいは七千人程度でありまして、とうていこれでは世界の未開発地域を開墾するには適しません」

2015-10-18 16:28:28
WARE_bluefield @WARE_bluefield

今から顧みれば、よくもこんな無責任なこと言いますな、という感じではありますが。

2015-10-18 16:28:54