Kaz1379 さんによる翻訳Tweet:ブレア元首相とブッシュ元大統領のイラク戦時の「血の盟約」を暴露する、英デイリー・メイル紙の記事

平井和也@翻訳者を引退しました @kaz1379

【英紙デイリー・メイル】イラク戦争開戦の1年前に英国のトニー・ブレア元首相がブッシュ米大統領（当時）と「血の密約」を交わしていた証拠となるメール暴露。dailym.ai/1OMdxoE 続1 pic.twitter.com/OULpefJJXV

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米国大統領府の爆弾メモが公開され、英国のトニー・ブレア元首相がブッシュ元米大統領とイラク戦争を巡って交わした「血の密約」の詳細が初めて明らかになった。続2

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このセンセーショナルなリークは、ブレア首相がイラク侵攻の1年前に英国の参戦の意思を明確に表明していたことを表している。その当時、同首相はイラク問題に対する外交的解決を図る考えを公の場で口にしていた。続3

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ブレア元首相「この極秘メールの内容とは反対に、我々は軍事行動を提案してはいない」続4

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この極秘メモではまた、ブレア首相がブッシュ大統領の栄誉ある広報官として「広報の前線」に立ってイラクのサダム・フセインの大量破壊兵器（WMD）保有に対して懐疑的な国民を説得することに同意したことが明らかになった。続5

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ブッシュ大統領はブレア首相を持ち上げ、英国が米国の言いなりになる犬ではなく、「特別な関係にある」対等なパートナーであるという印象を演出した。続6

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コリン・パウエル国務長官からブッシュ大統領に宛てたメモは2002年3月28日の日付となっており、その1週間後にブッシュ大統領とブレア首相の首脳会談がテキサス州クロフォードの牧場を舞台に行われた。続7

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このメモの中で、パウエル長官はブッシュ大統領に対して、ブレア首相が英国として米国主導の軍事行動に「参戦する」意向を表明していると伝えている。パウエル長官「英国は我が国主導の軍事行動に加わる」続8

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今回の極秘メモ公開によって、ジョン・チルコット卿を委員長とするイラク戦争参戦に関する調査委員会の再開を求める声が再燃することは確実だろう。続9

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今回の極秘文書ではさらに別の爆弾メモも見つかっており、ブッシュ大統領が当時の英国労働党内部の「スパイ」を利用して、英国の世論をイラク戦争支持の方向へと誘導したことも明らかになっている。続10

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本紙が17日に入手したこの極秘文書は、米国の裁判所が米国大統領選挙のヒラリー・クリントン民主党候補に公開を命じたことを受けて、国務長官在任期間中（2009 年から2013年）の私用サーバーで受信された3万通のメールに含まれていた秘密メールの一部だ。続11

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元保守党の陰の内閣のデヴィッド・デイヴィス内相「今回のメモは我々の多くが考えていたことが正しかったことを明確な言葉で証明している。ブレア元首相は議会下院や内閣の決定前に事実上米国の外交政策の広報官になることに同意していたのだ」続12

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デヴィッド・デイヴィス氏「ブレア首相はブッシュ大統領の不当なイラク政策を積極的に操作し、実質的な影響力は全くないにもかかわらず英国の外交政策を他国の下請けに出したのだ。その見返りとは何なのか？」続13

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デヴィッド・デイヴィス氏「ブッシュ大統領はブレア首相が世界の舞台で活躍する政治家であるかのように演出して、英国国民に印象づけたが、米国人は全くそんなことは信じていなかったのだ」続14

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ブレア・ブッシュ関係に詳しいある上級外交官はデイヴィス氏の発言を支持し、「今回のメモは、ブレア首相がクロフォード入りするよりも前に、既にイラク戦争への参戦を決めていたことを明らかに示す証拠が初めて見つかったと言える」と述べている。続15

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同外交官「このメモはまた、米国がブレア首相が同国との特別な関係における対等のパートナーであるように演出し、英国国内にけるブレア首相の立場を強くする計画を立てていたことも示している」続16

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ブレア元首相の広報担当官は、パウエルメモは「ブレア首相が当時、公の場で明らかにしていた立場と一致している」と述べている。続17

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ブレア元首相は一貫して、クロフォード会談でブッシュ大統領との間でイラク戦争（2003年3月20日開戦）に踏み入ることに関する「血の密約」を結んだことを否定している。続18

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「大統領充て極秘覚書」と題したパウエル文書は、クロフォード会談でブレア首相とブッシュ大統領が二人だけでイラク戦争開戦を密かに企てていたことを暴露した。続19

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パウエル長官はブッシュ大統領に対して、「ブレア首相が共通の大義に対する国際的な支持を強化するための戦略・戦術・広報の前線に立ってくれる」と述べ、さらに同首相が「国際平和に対するイラクの脅威が間違いないことを訴える」コミュニケーション能力を持っているとしている。続20

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クロフォード会談の5ヶ月後に英国政府は、サダム・フセインがWMDを保有している疑いがあることを明記した悪名高い「英国人45分破滅」ファイルを作成したが、フセイン失脚後にこのファイルの内容はガセネタだったことが明らかになった。続21

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パウエル長官は、ブレア首相が国連安全保障理事会の「承認要求への対応策」と、フセイン体制崩壊後に対する十分な準備態勢が整っていることをどうやって立証するかについて、助言してくれるだろうと述べている。続22

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イラク戦争反対の論客は、戦争終結後の計画不在が侵攻開始以来、10万人以上の死者を生む原因となり、権力の空白が生じた中で、ISによるテロの台頭を招いたという主張を展開している。続23

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パウエル長官はブッシュ大統領に対して、ブレア首相は「外交・安全保障政策においてあまりにも米国寄りに傾きすぎ、傲慢になり、大統領的（英国では褒め言葉ではない）になりすぎた」ことで、「国内の乱気流」に突入してしまったと警告している。続24

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パウエル長官はまたブレア内閣内の深い亀裂を指摘し、ジャック・ストロー外務大臣とジェフ・フーン国防大臣を除いては、「ブレア内閣は分裂の兆候を示しており、世論は軍事行動の必要性を認めていない」と述べている。続25