Kaz1379 さんによる翻訳Tweet:ブレア元首相とブッシュ元大統領のイラク戦時の「血の盟約」を暴露する、英デイリー・メイル紙の記事

平井和也@翻訳者を引退しました @kaz1379

ブッシュ大統領はクロフォード会談で躍起になってブレア首相を持ち上げた。同首相はブッシュ大統領のくつろぎの場であるクロフォードの牧場に招かれ、二晩を過ごした初めての外国の政治家となった。続26

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この会談にはブレア首相にシェリー夫人と娘キャスリン、シェリー夫人の母親ゲイル・ブースも同行した。ブッシュ大統領はブレア首相を毎日開かれるCIAの定期ブリーフィングに立ち会わせるという極めて異例の待遇まで行っている。続27

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ブッシュ大統領とブレア首相の重要な会談から補佐官たちが外されていたため、クロフォードで話し合われた内容は何年間も謎に包まれていた。続28

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クロフォード会談に英国の駐米大使として同行したクリストファー・メイヤー卿はチルコット調査委員会に対して、「重要な会談の席から外されたため、血の密約においてどの程度までの意見の収斂が図られたのか必ずしも明らかではない」と述べている。続29

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ただ、クロフォードでの記者会見でブレア首相は、英国が戦争への道を突き進んでいるという見方を否定し、「あらゆる可能性を考慮に入れており、現時点では軍事行動を提案していない」と述べていた。続30

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2010年1月にチルコット委員会の質疑に出席した時、ブレア元首相はクロフォードで当時のブッシュ大統領とフセイン政権打倒の密約を交わしたことを否定し、両者の間でイラクの独裁者に立ち向かう必要性については意見が一致したが、「具体的な内容」にまでは踏み込まなかったとしている。続31

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ブッシュ大統領がクロフォード会談から得たものとは何だと思うかという質問に対して、ブレア首相は、外交ルートを全て使い果たした段階で、英国が軍事行動への支援を行う考えだということを理解してもらえたと思うと答えている。続32

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ブレア元首相は回顧録の中でも、ブッシュ大統領との間でイラク戦争参戦に関する「血の密約」を交わしたという見方は「神話」だと繰り返しており、そのような約束はしていないと主張している。続33

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ブレア首相を米国の犬だと見ている批判的な論客は、軍の活動範囲を広げすぎているという専門家の警告を無視して、同首相がアフガニスタンに1,700人規模の特殊部隊を派遣する積極的な方針を示したという事実に触れたパウエルメモの記述に注目するだろう。続34

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2001年の9.11テロ直後の10月に下されたこの決定がきっかけで、英国はアフガンでの戦争に対する無制限の協力態勢に入りつつあるのではないかという懸念が広がったが、今では多くの論客がこの懸念には明確な根拠があったという見方を示している。続35

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2002年4月2日付のメモには、英国が米国の軍事行動を支援した場合、ブレア首相の国内での立場にどんな影響が及ぶ可能性があるのかということについての詳細な評価が含まれている。続36

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同メモ「現在、ブレア政権下の相当数の議員がイラクへの軍事行動に反対しているが、イラクがWMDを開発しているという証拠が出てくれば、同国封じ込めへと政策変更に回る議員も出てくるだろう。大部分の議員が軍事行動への国連の承認を求めているようだ」続37

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同メモ「ブレア首相の当面の課題は、米国のイラク政策のタイミングと進展を判断し、労働党と英国国民をまとめ上げ、一つにすることだ」続38

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この文書の情報は、労働党内部の複数の「スパイ」（身元は不詳）によって提供された情報に基づいている。続39

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同文書「議員の中には、イラクが国連査察以後もWMDの開発を続けている証拠が見つかれば、軍事行動に賛成する議員もいるだろう。同国が高いWMD能力とミサイルの開発に成功したという確信を得た場合、さらに多くの議員が賛成に回るだろう」続40

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同文書「イラクがWMDの使用計画を立てている説得力のある証拠が見つかれば、さらにまた多くの議員が賛成に回るだろう。もしフセインが9.11テロなどの凶悪なテロに関わっているとしたら、過半数の議員が軍事行動を支持するだろう」続41

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同文書「ブレア首相は政治的なタイミングを読む能力が優れており、イラクへの軍事行動に対する支持を高めるためのキャンペーンを打ち出すタイミングに特に注意する必要がある」続42

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ブレア元首相の広報官「この文書の内容は、ブレア首相が当時、公の場で述べていた内容、またブレア元首相がチルコット調査委員会の質疑で提示した証拠と一致している」続43

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ヒラリー・クリントン元国務長官とコリン・パウエル元国務長官は、今回の極秘メモ公開についてのコメント要請には応じていない。了