物語における他者性からマゾの可能性まで

昨日の話をまとめてみました。使い方よくわからん・・・(汗)
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ash @blue_ash_brown

例えばエヴァでシンジ君はゲンドウの気持ちを「わかろうとしたよ!」と叫ぶ(16話ね)。これが他者のいない世界。対して、マブラヴでは、主人公の予想を遥かに上回る現実(他者の都合、状況など)を受け入れざるを得なくなる。この差か。

2010-03-10 01:14:28
ash @blue_ash_brown

「自分の想像の外にある他者」に対してどういう態度をとるか、で物語の類型が変わるのだろうか。①尊重する、②それでも自分の都合のために踏みにじる、③それ以外。①で、過剰に尊重し、肥大させすぎてしまったのが先のシンジ君かもしれないなぁ。

2010-03-10 01:23:28
ash @blue_ash_brown

②の場合だと決断主義か?いや、決断主義は想像しているパターンもしてないパターンもあるな。むしろ、イメージ的には寄生獣の後藤さんにとどめを刺すシーンだな。

2010-03-10 01:25:29
泉信行 @izumino

@blue_ash_brown 3を提唱していたのが、今はもうサイト運営していませんが児玉和也という現代思想系の人で、「マゾになって快感を得られるようにする」という「歓待の思想」でした

2010-03-10 01:27:03
泉信行 @izumino

Fate/Zeroで描かれていたこともトップ2で描かれていたことも新ヱヴァで描かれていたことも、他者への想像という迷路の底を抜けて出てくる王道の物語は、突き詰めるとみな「歓待の思想」に通じるんですよね。って考えると東毅の創作というのはSM的でビビッドなモチーフを選んでるんだよな

2010-03-10 01:31:49
泉信行 @izumino

@blue_ash_brown internet archiveでしかもう読めなくなってますけどね! なんとかうまく紹介できないかなーといつも悩んでます

2010-03-10 01:34:03
泉信行 @izumino

そうだな、忘れられかけてるけど、マゾヒズムが大事なんだよな、今は

2010-03-10 01:38:27
ash @blue_ash_brown

@izumino そ、それは難しいですね・・・例えば旧エヴァで言うと、「お父さんにはよくわからないけど大切な事情があるから、トウジを傷つけたことにも耐えてエヴァで頑張らなきゃなんだ!こんなにお父さんを愛している僕ってけなげ」・・・みたいな?(笑)

2010-03-10 01:38:35
ash @blue_ash_brown

うーん、マゾか・・・いやでも「大切な他者のために自分を捧げる快楽」は確かにありますよねー。

2010-03-10 01:40:09
ash @blue_ash_brown

最たる物は神に己を捧げる、生贄になるものの気持ち。殉教者的というか。

2010-03-10 01:40:39
泉信行 @izumino

@blue_ash_brown それはナルシシズム(笑)。ナルシシズム=他者の軽視=スノッブで、スノッブな態度が逆転(突き抜け)すると歓待になる(なれるかもしれない)、というくらいの関係ですね

2010-03-10 01:41:51
ash @blue_ash_brown

他者の発見とは、自分より・・・「ただ生きている」自分よりも価値があるもの、「価値観」の発見なのかも。「(自分の)命より大切なこと」の発見。

2010-03-10 01:43:27
ash @blue_ash_brown

@izumino ああ、ナルシズム、確かに。思考の深さがナルシズムとマゾ、あるいは殉教を分ける鍵になるかもしれないですね。自分大好きが勝って自己陶酔に入るとナルシズム、相手の立場に立って己を捧げるのがマゾor殉教

2010-03-10 01:47:36
泉信行 @izumino

@blue_ash_brown たとえばその「不幸な自分に酔う」というナルシシズムは「自分が思ったとおりの不幸さ」という自家中毒に酔ってるわけですが、極端にいえば、全く共感できないような宇宙人に想像のつかないいたぶられ方をしても「気持ちいい」、と思えるのがマジモンのマゾなわけです

2010-03-10 01:47:51
泉信行 @izumino

@blue_ash_brown いや、これは相手の立場に立つたたないとかじゃなくなるんですよ、たぶん。想像する段階はもう突き抜けてるから。話をひっくり返すようですが、究極の自家中毒がマゾヒズムともいえるわけで

2010-03-10 01:50:24
ash @blue_ash_brown

@izumino マジモンのマゾ(笑)その人物が既に共感できない宇宙人クラスの「他者」ですが(笑) そういうマジモンは、自傷はせずに「他者の(何者かの)」意思を介在させたいものなんですかね。好き嫌い、共感の有無にはかかわらず。

2010-03-10 01:51:58
泉信行 @izumino

「相手の立場を想像したつもり」では自家中毒になるからこそ、もう相手のこととか考えずに「なんか苦しいのや痛いのが気持ちいいから」とか言って突っ走れるのがFate/Zeroや庵野・鶴巻作品の人々。逆に現代思想は「コミュニケーションを取れ、想像しろ」と言い続けてずっと失敗する歴史がある

2010-03-10 01:56:22
海法 紀光 @nk12

@izumino 極限状況ならともかく、普通の人生で、相手の立場を考えることは大切で役に立つ気がするので、そう捨てたもんじゃない気が。

2010-03-10 01:57:59
ash @blue_ash_brown

@izumino なるほど、なんとなくわかりました。痛みは目的でなく、過程で得られるものだから価値があるわけですね。切嗣とか、口では目的があるみたいに言ってるけど過程はマゾじゃなきゃやってらんねーだろ!みたいにひどいことの連続なわけで。

2010-03-10 02:00:10
ash @blue_ash_brown

コミュニケーションと想像の失敗はちょっとわからないですね。想像のしすぎで動けなくなるのがシンジくんだったり?

2010-03-10 02:01:56
泉信行 @izumino

ぼくもよく「より多くのキャラクターの視点に立つこと」をまず考える読み方をいくつも提示してるけど、そのこと自体が重要ではないんだよなー。たとえるなら、言葉で何かを語るとして、それにはまず言葉の読み方を知らなきゃいけない、ってレベルの問題だから

2010-03-10 02:05:18
海法 紀光 @nk12

@izumino 印象論ですいません。前提として「ただの想像では追いつかない場合」みたいな極限状況を想定してるようですが、無理に想定しなくてもいいんじゃないかな、という気はします。作品も作品論も「よりえげつけなくて逃げ道のない状況を描くほうがえらい」みたいになると、ちょっとねと。

2010-03-10 02:08:43
海法 紀光 @nk12

@izumino えーと日常的な状況で、マゾヒストになる必要性を俺は感じたことがないので……。

2010-03-10 02:12:11
泉信行 @izumino

「日常そのものが息苦しい」という感覚も最近はあまり強調されなくなってきた観がありますね(まぁ当然だけど)。それも極度に前世紀的な感性ですよね……

2010-03-10 02:12:43
ash @blue_ash_brown

「コミュニケーションの勧め」の失敗・・・「何を」コミュニケートするのか、相手を理解した後にどう判断するか、具体的な価値観の基準が無いから、混乱状態におちいってしまうのかな・・・?

2010-03-10 02:14:44
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