■野球嫌いの唄

夏目さんだぞ @natumetoma

■野球嫌いの唄 ①巨人の福田聡志投手が野球賭博に関与していたとして告発を受けて調査を行っている日本野球機構の調査委員会は２１日、発端となった福田に加え、新たに笠原将生投手（２４）と松本竜也投手（２２）が関与していたことを発表した。 □sponichi.co.jp/baseball/news/…

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■野球嫌いの唄 ②僕には男の子らしい趣味がない。 運動は嫌いだし、お酒は飲めない。サッカーも、話題のラグビーにも興味がない。 「野球も嫌いなのかよ！」 学生の頃から、仲の良かった友人は、ちょっと批判的に、僕に言った。 彼とは、麻雀を通じて知り合った・・・言うならば博打仲間だった。

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■野球嫌いの唄 ③都会の地下で、トランプを絞り、大敗して、 ウン十万する時計を質に入れるハメになったり、 ワンクリックで３万ＢＥＴするようなルーレットで１０連勝したり、 派手で、明るくて、勝負強くて... それでいてどこか、自殺願望でもあるのかと思うようなギャンブル狂だった。

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■野球嫌いの唄 ④野球賭博は、ギャンブル好きの彼の中でも、 特に彼のお気に入りだった。 元高校球児の彼は、とても野球が好きだったからだ。 野球賭博は、とても危ういギャンブルである。 非合法で、暴力団の収入源にもなる、とてつもなく危険なギャンブルだ。

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■野球嫌いの唄 ⑤何より危険なのは、その場で現金を持っていなくても、口約束で、大きな額の金額をＢＥＴできること。 彼の負けが１００万を超えた時、もう笑い話では済まなくなっていた。 消費者金融に、学生ﾛｰﾝ、知人友人から集められるだけの金を集め、そして、彼はギャンブルに負けた。

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■野球嫌いの唄 ⑥もう何も残っていない。 あるのは返済しなければならない、７桁の数字だけだった。 彼は、ペナントレースの中盤に、最後の賭けに出た。 今までの負けを取り返すために、 負けている額をそのままＢＥＴしたのだ。

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■野球嫌いの唄 ⑦正確な金額は覚えていない。 ２００万近くだったと思う。 借金に借金を重ねて、誰にも救ってもらえない状況で、 彼が最後に頼ったのは、皮肉にもギャンブルだった。 そして、その結果は・・・

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■野球嫌いの唄 ⑧プロ野球が終わるこの時期に、いつも思い出すのは、彼のこと。 そして、僕は野球をより嫌いになった。

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■野球嫌いの唄 補足：①野球賭博について □d.hatena.ne.jp/keyword/%CC%EE… … 補足：②野球賭博について ハンデシステムってなに？ □tobaku.net/entry71.html

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■野球嫌いの唄 補足：③野球賭博について 気になるテラ銭は、勝ち金から１割というのが基本。つまり、基本的には負けた者からさらにテラ銭を取ることはない。 一万円賭けていたら、勝てば一万九千円で返ってくるということ。

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■野球嫌いの唄 補足：④野球賭博について なのでAチームに1万、Bチームに1万がBETされた場合、総額は2万だが客に返すのは1万9千円。 差額の1000円。これが胴元に入るお金だが、「中継」と呼ばれる胴元の下にいる人間が数多く居る。

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■野球嫌いの唄 補足：⑤野球賭博について 「中継」は比較的小額の金銭を、まず自分の手元に集める。そして差額分は全て自分の懐に入れる。 例えばAチームに3万、Bチームに2万BETされたとする。 この場合、Aチームの2万分とBチームの2万を相殺し、2000円を手に入れる。

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■野球嫌いの唄 補足：⑥野球賭博について 「中継」は、自分の上の組織にAチームの残りの1万を渡す。というシステムだ。 この多数居る「中継」が集めてきた金が大きなものとなり、暴力団などの収入源となる。

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■野球嫌いの唄 補足：⑦野球賭博について 「中継」にもリスクはある。そもそも賭博法違反なので捕まるかも知れない。それよりも怖いのは、賭けた人間が支払わずに逃げることが多々あることである。この場合、上に支払うのは自分自身。その金額は得るものよりも何倍も大きい。

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最後に、このツイートは、野球賭博を助長するものではありません。 また、非合法なギャンブルは絶対に手を出さないで下さい。 私の周りにも、ギャンブルで人生を狂わされた人間が数多く居ます。 ギャンブル自体を否定はしません。私も麻雀は好きです。でもあくまで楽しめる範囲で！お願い致します。