『現代倫理学入門』まとめ

教科書に使いたい本のまとめと感想です。
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清水らくは @rakuha

【続き】「恩」や東洋の思想でお茶を濁す感じはあまり良くないのでは、というのが僕の感想。未来世代に進歩を諦めさせるだけの覚悟も配慮に含まれるとすれば、「現在を否定する」ことも必要になるが、困難な道のりだろう。

2011-01-20 04:59:56
清水らくは @rakuha

『現代倫理学入門』14「正義は時代によって変わるか」相対主義は実際には、普遍的な正義は存在しないという絶対的な立場を取っている。価値判断ではなく事実判断が異なるのであり、共通の正義はあるはずとするのが筆者の立場。

2011-01-21 02:56:47
清水らくは @rakuha

【続き】相対主義に対する批判は僕も同意。問題は、倫理が全人類を主体とするようになる段階で、全人類がコミットメントできる共通項についての議論という手続きが正当にされていないのではないかということ。文化や時代に依存する正義の押し付け合いが相対主義的批判を生むのでは。

2011-01-21 02:57:05
清水らくは @rakuha

『現代倫理学入門』15「科学の発達に限界を定めることができるか」科学と技術について、見張り役を設けてこなかったことが今日の問題につながっている。われわれ気人間の同一性を守らねばならないが、それがなんなのかはこれからの問いである、というのが筆者の主張。

2011-01-21 03:09:00
清水らくは @rakuha

【続き】そもそもわれわれが何かを目指しているのか、というのが僕の疑問。科学技術文明以前にも人間は生活していたのであり、過去の人びとを不幸だと認定することはできない。科学との決別はいずれ現実味を帯びてくるかもしれない。

2011-01-21 03:09:17