管楽器の基本的な奏法;母音の発声による響きの獲得

日本人が管楽器を演奏する上で必要と思われる、響きの出し方について書きました。コンセプトは、欧米の言語の母音の発声をミミックして響きを得る、というものです。管楽器奏者、特に学生の人向けです
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さめ @HONDA_27

最後は、タイムのお話。声を出した瞬間に音量、響きのマックスが来るわけではありません。出し始めからわずかに遅れて頂点に達します。ここでタイムを合わせるのが正解です。よくいるのがオンタイムで息を入れ始める人。それだと遅れて聞こえるんよね pic.twitter.com/Ri9fPrbKt0

2015-11-01 10:02:06
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さめ @HONDA_27

こいつも実演を。Fig.6を再現したものです。全然違うでしょ?響きがマックスになった時、人は「音が聞こえた」と認識します。で、この響きでタイムを合わせるという概念はリズム楽器も同じね。楽器を触るタイミングと鳴るタイミングは違うでしょ pic.twitter.com/lh2a0Vyp6l

2015-11-01 10:02:35
さめ @HONDA_27

よし…よし、多分これで大体はおっけーなはず。めっちゃ長かったですね。最後まで読んでくれた方はお疲れさまでした。本当にありがとう。「これ声の話しかしてねーじゃん!」てツッコミがありそうですよね、もちろんその通りです。今回楽器の話はしてません。まず発声で、自分の声で響きを出すのが大事

2015-11-01 10:03:08
さめ @HONDA_27

で、発声ができればあとはその時の感覚のまま楽器を吹いてみてください。余計なことは考えず、気にせず、リードをくわえた状態で、マッピを口に当てた状態で、同じように発声してみてください(もちろん声は出さない)。もし発声が身についていれば、驚くほどスムーズに、響きのある音が出てきますよ

2015-11-01 10:03:20
さめ @HONDA_27

この基本さえできていれば、あとは細かい楽器の技術だったり、まぁそんなかんじ。それは練習すればいい話。ただ、今回言ってきたようなことって教えてる人はあんまりいないと思う。なぜなら欧米人にとっては当たり前すぎて教える必要がないから。だから、音楽と指導法が日本に入ってきた時も(続く)

2015-11-01 10:03:35
さめ @HONDA_27

響きの話はそんなに伝わらなかったんだと思う。 今回私が書いてきた内容は、すべて仙台在住のジャズトランペッター沢野源裕氏が自らの経験と勉強により体系化されたものです。本田は沢野さんの指導を受けたので、その内容を書き起こしているだけです。

2015-11-01 10:03:51
さめ @HONDA_27

ですが、もし今回の話の中で間違っている箇所があったとしても、それはすべて本田の勉強不足によるものです。ご理解ください。 …さてさて、ようやく終わりですよ。さすがに疲れちった 笑 いつも通り、質問ご意見等ご自由にどうぞ。お待ちしております

2015-11-01 10:04:07
さめ @HONDA_27

そして、本田が直接会う機会のある(主に都内の)学バンジャズ研民に関しては、もし希望する方がいれば直接発声による響きの出し方についてレクチャーします。時間と場所があればね はい、長々とやってきましたが本当におしまいです! 普段こういうこと言うの嫌いなんですが、拡散お願いします(笑)

2015-11-01 10:04:21