制服×丸山

制服未成年
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全∞ @all_zen_bu

制服×丸山 1 学園ドラマの撮影で、田舎のウチの高校にアイドルがやって来た。 都内での撮影がほとんどの中、一部の撮影だけここの古い旧校舎を使うことになった。 生徒会長の私は撮影を見学させてもらえることになってて、日曜なのに学校。 ラッキーと言うより、面倒な気持ちの方が大きかった。

2015-07-27 14:12:16
全∞ @all_zen_bu

2 「おはようございます~!!」 午後1時。 大きな声で挨拶をしながら、その人は控えの教室に入ってきた。 『○○役の丸山さんです!!』 「丸山隆平です~よろしくお願いします~。」 黒のスーツにネクタイ。左手に黒の革手袋をしてる。 正直興味無くて、期待なんかしてなかったんだけど…。

2015-07-27 14:12:21
全∞ @all_zen_bu

3 気取らない優しい笑顔。 親しみやすい雰囲気なのに、キラキラのオーラが眩しくて。 共演者にもスタッフにも学校の教師にも、区別なく笑顔を見せてくれる。 思わず目で追いかけていたら、距離はあったのに、一瞬視線が合った…ような気がした。

2015-07-27 14:12:29
全∞ @all_zen_bu

4 ドキッと心臓が脈打って…急に心拍数が上がるのが分かった。 我ながら…分かりやす過ぎる。 真剣な横顔を見て、すごい現場に立ち合わせて貰ってると改めて実感が沸いて、急に緊張してきた。 平然を装いながらも、気が付くと撮影中の丸山さんをチラチラと盗み見てしまう。

2015-07-27 14:12:33
全∞ @all_zen_bu

5 撮影が始まって2時間。 夕暮れの撮影待ちで、少しだけ休憩に入った。 視界の中から丸山さんが消える。 どこかで休んでるんだろうな。 専用の移動車とかあるんだろうな。 日曜の旧校舎を意味もなく歩いた。 どこかで彼を探すように…校庭や中庭、教室を見渡す。

2015-07-27 14:12:35
全∞ @all_zen_bu

6 もう少し近くで会ってみたい、話してみたい。 どんな人なのか、知りたい。 漠然とそんなことを思いながら歩いてく。 2階の1番端の古い音楽室。 夕方には西日が強く差し込んでくる部屋。 空っぽの教室に、有名な作曲家の肖像画がズラリと飾られてるのを見てたら、背中がスッと寒くなった。

2015-07-27 14:12:38
全∞ @all_zen_bu

7 それと同時に、部屋のさらに奥の扉の向こうから物音がした。 倉庫兼準備室のプレートが曲がって掛かってる。 (やだ…) 怖いけど、そっと準備室のドアを開ける。 静かに部屋に入ると、窓が開いてカーテンが揺れていた。 人の気配を感じる前に、後ろからいきなり腕を掴まれた。

2015-07-27 14:12:42
全∞ @all_zen_bu

8 「ッ…!!!!」 悲鳴をあげる前に、手で口を塞がれた。 「あーあ、見つかってもうた。」 耳元で男の人の声。 口を塞いだ手も掴まれた腕も、びくともしない。 「シーっ。」 囁かれて、コクコクと頷いた。 ゆっくり身体が離れる。 「何しに来てん??生徒会長サン。」

2015-07-27 14:12:45
全∞ @all_zen_bu

9 振り向く前に、言われた。 「僕の事、探しに来たん??」 声の主は…丸山隆平、さん。 「…違いま、す。」 硬直する私から離れて、窓際に寄る。 「学校ってエエよな。ワクワクすんねん。」 悪気もなく笑って、私を見る。 「大人になって、もう来られない場所やからかなぁ??」

2015-07-27 14:12:48
全∞ @all_zen_bu

10 さっき早鐘のように鳴っていた心臓は、違う意味で落ち着かなかった。 狭く蒸し暑い部屋に、温く細い風が入る。 その風に、丸山さんの前髪が揺れた。 見え隠れする横顔は大人の表情。 「探検しててん。」 なのに、振り向いた笑顔は子供みたいに無邪気。

2015-07-27 14:12:51
全∞ @all_zen_bu

11 「生徒会長は、何してん??」 「…え…探検…ですかね」 「何か見つかった??」 「えーと、丸山さんが…」 「ハハッ、そやな、見つかってもーたな。」 さっきまでみんなにも見せてた、楽しそうな嬉しそうな笑顔を向けられる。 ドキドキしてたけど、その笑顔に少しホッとした。

2015-07-27 14:12:56
全∞ @all_zen_bu

12 あ、ホクロある…。 えくぼ、可愛いな…。 見れば見るほど綺麗な顔…。 見惚れてたら、いつの間にか距離を詰められてた。 「制服、可愛いなぁ??」 「か、らかわないで、下さい。」 「からかってへんよ。」 ニコニコしながら襟元のリボンを触る。 「そういうのは…共演の、人に…っ…」

2015-07-27 14:12:59
全∞ @all_zen_bu

13 うまく喋れない。 「ん??」 「あ、の…」 「あ、ここ繋がってるんやな??ジャンパースカート??」 ためらいもなくウエストの繋ぎ目をなぞる。 慣れてるんだろうな、こんなの…。 「珍しいなー。」 「…ダサい、です。」 「そうか??」 「東京の制服の方が…オシャレです…」

2015-07-27 14:13:02
全∞ @all_zen_bu

14 「コレも可愛いやん。」 「スカート、長くて…」 「俺はコレ、好きやけど。」 「そう、ですか??」 「見えてるトコより、見えてへんトコの方が…知りたいもんやで…??」 ニヤっと笑った顔は、さっきまでと違う表情で。 考える暇もなく腰を引き寄せられた。 嘘。 キス、されてる。

2015-07-27 14:13:06
全∞ @all_zen_bu

15 パニック過ぎて、思考だけ妙に冷静。 なのに身体はびくともしない。 太い腕がしっかり腰に絡み付いてる。 私の唇を、食むようについばむ柔らかい唇。 「目ぇ、閉じ…」 言われて、自分がまばたきも忘れて硬直していることに気付く。 丸山さんの近さに気付いて、思わずぎゅっと目を閉じた。

2015-07-27 14:13:11
全∞ @all_zen_bu

16 ガチガチに力の入った身体を、ほぐすように唇のすき間から舌が侵入してくる。 「ンっ、ッ…」 舌先が上顎をなぞって、舌の根に絡む。 キスするのは初めてじゃないけど、こんなの…。 強ばってた身体から、今度は一気に力が抜けた。 足に力が入らなくて、腰から砕けそうになる。

2015-07-27 14:13:14
全∞ @all_zen_bu

17 ちゅくちゅくと唾液の交ざる音。 声にならない自分の吐息。 耳まで敏感になって、いちいち鼓膜が刺激される。 腕一本で支えられて、壁際に追いやられた。 「は、ンっ…う、」 舌先が口の中を掻き回すたびに、無意識に逃げるように頭がのけ反る。 腰に腕を回されて、身動ぎひとつ出来ない。

2015-07-27 14:13:17
全∞ @all_zen_bu

18 掴まれた手で回された腕で、大人の男の力を嫌と言うほど体感する。 「初めて??」 また首を横に振った。 「誰と??」 「…好きだった、人と。」 「過去形??彼氏おらんの??」 「私が、好きだっただけ、なので…」 「初めて、捧げちゃったんや??」 腰に回した手をまた引き寄せる。

2015-07-27 14:13:22
全∞ @all_zen_bu

19 「ほんなら…それより気持ちよくしたるわ。」 私の唇を指で辿る。 「天国より気持ちいいとこ、連れてったる。」 妖しい笑みを浮かべて、見つめられた。 言葉と視線に、急に恥ずかしくなる。 「ま、るやま、さん…!!」 身体は動けないまま、声を振り絞った。 「いくつやっけ??」

2015-07-27 14:13:26
全∞ @all_zen_bu

20 唐突に聞かれた。 「…18」 答えながら息を整える。 「ふふ、犯罪やな。内緒やで??」 「なに、が??」 「全部。」 背筋に汗が落ちる。 沸き上がる背徳感。 「どうする??やめる??」 何をするのか、分かってる。 また私が首を横に振ると、頬を撫でるように指が滑った。

2015-07-27 14:13:30
全∞ @all_zen_bu

21 手の感触に思わず顔を背ける。 「…待っ、」 「待たへんよ。」 「まるや、ま…さ、」 「先生って呼んでや…」 ネクタイを緩めて、左手の手袋を外した。 「……せん、せ…??」 「雰囲気出るやん…??」 首のリボンは着けたまま。 丸襟のブラウスのボタンは上から途中まで外されてる。

2015-07-27 14:13:34
全∞ @all_zen_bu

22 顎から喉に、唇が這う。 胸の真ん中あたりで、痛みが走った。 背中のファスナーは下ろしてあるのに、スカートの裾を下から捲り上げて手が滑り込む。 内ももを鷲掴むように揉んで撫でて、 下着の縁ギリギリまで近づいて、離れる。 声を我慢するけど、息は漏れてしまう。

2015-07-27 14:13:39
全∞ @all_zen_bu

23 丸山さんが至近距離で私を見つめたまま、囁く。 「スカート、持って。」 「え…」 「ほら、ここ。」 戸惑う私に、スカートの裾を握らせる。 「上げて。」 無言で動けずにいると、 「先生の言うこと、聞けへんの??」 言いながら手を重ねて、持ち上げさせる。

2015-07-27 14:13:46
全∞ @all_zen_bu

24 「ま、るや…」 「先生やろ。」 「ッ…せん、せ…」 持ち上げさせられたスカートの裾から、大きな手が這い上がってくる。 熱を持った手のひらがブラウスのすき間からお腹に触れた。 感触に驚いて逃げる私を尻目に、下から器用にブラウスのボタンを外していく。

2015-07-27 14:13:51
全∞ @all_zen_bu

25 スカートを下着ギリギリまで持ち上げて、裾を握り締めた拳が震える。 ボタンを外した指が降りてきて、濡れた中心を布の上から縦になぞった。 「ンっ、ッ…!!」 声を上げながら膝が折れて、その場に崩れ落ちる。 そのまま上半身を押し倒された。 「あ、」

2015-07-27 14:13:57