四國徧禮霊場記　巻五　土州

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「… 旱(かん)天の時は、此泉水(せんすい)鐘(かね)をひたすに、忽(たちま)ち雨(あめ)ふるとなり。●堂より四町計(はかり)西に奥院(おくのいん)といふあり。九尺四方の石龕(せきがん)あり。不動の石像(せきそう)長六尺。大師(し)の御作なり。」 「五社圖」 RT@kandemo

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「四國徧禮霊場記　巻五」 156頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「仁井田五社　　幡多郡仁井田宮内村 　當社國の太守より建立(こんりう)せられ。地境(ちけい)洞(ほがらか)にひらけて。社頭(しやとう)ただならずきこゆ。…」

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「… 前(まへ)に大河(か)あり。仁井田川といふ。仁井田は、庄(しやう)の名(な)なり。當社(たうしや)の別當(へつたう)岩本(いわもと)寺といふ。社(やしろ)より十余(よ)町を隔(へだ)て。久保(くぼ)川の町に寺あり。」 「蹉跎山圖」 RT @kandemo

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「四國徧禮霊場記　巻五」 157頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「四國徧禮霊場記　巻五」 158頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「蹉跎山補陀洛院金剛福寺　　幡多郡 　此寺大師以前より有(あり)て、堂(たう)山頭(さんとう)にありしを。…」

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「… 勅(ちよく)を奉(うけ)て、大師(し)今の所に堂社(たうしや)を立(たて)。勅願(ちよくくわん)の所となれり。本尊千手(しゆ)千眼(げん)の大悲(ひ)の像(ぞう)長(たけ)六尺二十八部衆(ぶしゆ)圍鐃(いねう)せり。…」 RT @kandemo

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「… 金峯(きんふう)上人住居(じうきよ)の時(とき)、魔魅(まみ)常(つね)に障碍(しやうげ)をなせるにより。上人咒伏(しゆふく)し。魔(ま)悲歎(ひたん)蹉跎(さた)す。故(ゆへ)に蹉跎(さだ)を山号(がう)とすとなん。…」 RT @kandemo

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「… 大師(し)唐(から)にて投(なげ)玉ふ五股(こ)金剛(こんがう)此山に落(おち)けるが故(ゆへ)に、金剛(こんがう)福寺といふとなり。観音(くわんをん)の霊場(れいじやう)なれは、補陀洛(ふだらく)を院号(いんがう)とす。…」 RT @kandemo

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「…本堂の左に塔(たう)あり。本尊大日、是(これ)は清和(せいわ)天皇の追薦(ついせん)として多田(ただ)の満(まん)中造営(ぞうゑい)ありといひ伝ふ。●堂の右の十三重(ぢう)の石塔(せきたう)は、前(せん)國主(こくしゆ)忠義(たゝよし)公の立る所なり。…」RT@kandemo

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「… ●愛染堂(あいぜんだう)薬師(やくし)堂。役(ゑん)の行者(きやうしや)。大師堂。檐(のき)相接(ましゆ)鎮守(ちんしゆ)熊野権現(くまのごんげん)天神(じん)の社(やしろ)あり。●前(まへ)に二王門。鐘楼(しやろう)有。…」 RT @kandemo

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「… 門の前(まへ)除石(よけいし)といふあり。●辰巳の方に伊勢(いせ)両宮(くう)を斎祀(さいし)す。左の山を宝満(ほうまん)の嶽(だけ)といふ。是より南に去(さり)御崎(みさき)なり。少下りて鳥居(とりい)あり。むかし大師(し)の立玉ふといひ伝ふ。…」 RT @kandemo

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「… 是より西に小笹(さゝ)の芝(しば)といふあり。●傍(かたはら)に大石(いし)上(うへ)くほみたる所あり。常(つね)に水あり。塩(しほ)干満(ひみち)石といふ。近き程にゆるき石あり。●其佗(た)名ある……」 RT @kandemo

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「四國徧禮霊場記　巻五」 159頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「… 所神社(しんしや)勝(あげ)て載(のせ)がたし。●寺中堂より右に相並(あいならべ)り。むかしは境内(けいだい)三里四方と云。●霊宝(れいほう)数多(あまた)あり。…」 RT @kandemo

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「… ●嵯峨(さかノ)天皇宇多(うだ)醍醐(だいごノ)天皇、圓融(ゑんゆう)院冷泉(れいぜい)院等(とう)御(ご)代々の勅書(ちよくしよ)高家(かうけ)寄附(きふ)の状等おほし。」 「月山圖」 RT @kandemo

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「四國徧禮霊場記　巻五」 160頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「月山 　此月石、むかし媛(ひめ)の井といふ所にありしを、一化(け)人ありて。此所に移(うつ)し置(おき)けるに、次第(しだい)に大くなりて…」

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「… さまさま霊瑞(れいずい)あるにより。人みな祈求(きぐ)せる事あれは。應(おほ)ぜずといふ事なし。媛(ひめ)の井の所の人は、精進(せうじん)せざれとも参詣(さんけい)す。餘(よ)所の人は、かたく精進(せうじん)せざれは、かならすあしゝといふ。」 RT @kandemo

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「寺山圖」 「四國徧禮霊場記　巻五」 161頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「赤城山寺山院延光寺 　此寺本尊薬師(やくし)如来、大師(し)の御作也。大師御影堂鎮守(ちんゆ)五社(しや)拝殿(はいでん)あり。…」 RT @kandemo

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「… 十町ばかり行(ゆき)て、奥(おく)の院(いん)といふあり。瀧(たき)もありて幽邃絶塵(ゆうすいぜつぢん)なり。此寺かくのことく霊地にして、むかしの事、寥(れう)としてきく事なし。実(まこと)に痛(つう/いたむ)絶(ぜつ)すへし。…」 RT @kandemo

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「… ●凡(すべて)此州(くに)の霊場(れいじやう)は、みな大守(しゆ)より脩補(しゆほ)せらるとなり。」 RT @kandemo

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「此一巻□[かねへんに侵のつくり]工傭貨□[方に色]主大坂寺鴻阿波屋甚右衛門。同所塩飽屋小兵衛。同所淡路屋権右衛門与講中。阿波屋伝兵衛為浄英。塩飽屋甚兵衛与講中。土佐屋吉兵衛。塩飽屋甚兵衛。紀伊國屋長太夫。直嶋屋吉兵衛。…」 RT @kandemo

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「… 児嶋屋平左衛門。鎌倉屋吉左衛門。川野屋市郎兵衛。和泉屋九左衛門。淡路屋作右衛門塩飽立石平尾伝兵衛西五郎兵衛孫七孫左衛門。」 「四國徧禮霊場記　巻五」 162頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… RT @kandemo