うっかり獏ちゃんにもらった悪夢たっぷりのポッキーを食べてしまった。酷い眩暈と悪寒に襲われる。これは風邪の悪夢だろうか。なんとか這いつくばってベッドに向かうと満面の笑みの獏ちゃんが待ち構えていた。「風邪は悪夢じゃないよ」「本当の悪夢はこれからだ」 @23novel #twremix
2015-11-12 20:34:43
#twnovel 「獏ちゃん、どうして悪夢を食べてくれなかったの?」「ダメって言われたから」「食べちゃダメだよって」「必要だからって」「だれに言われたの?」「知らない」「覚えてない」「よくわかんない」「なのに言うことを聞いたの?」「「「もっとおいしい悪夢をくれたから」」」
2015-11-11 23:44:36「獏ちゃん、どうして悪夢を食べてくれなかったの?」「ダメって言われたから」「だれに言われたの?」「知らない」「覚えてない」「なのに言うことを聞いたの?」「食べずに置いておけばもっと美味しくなるって」「熟成させるの」「もっといい悪夢になるよ」@23novel #twremix
2015-11-11 23:50:11UFOが街を襲った。ことごとく破壊された街を呆然と人々は眺めた。夜が来て多くの人々は悪夢にうなされながら眠った。その夢を獏ちゃんが食べる。街中に悪夢があふれていたので獏ちゃんは食べ過ぎてしまった。悪夢を戻したり、お腹を壊す獏ちゃんで街はあふれた。@23novel #twremix
2015-11-11 23:52:10獏ちゃんが悪夢を食べてくれなくて酷い目にあった。代わりにその体験を売ったらいいお金になった。けどぼくは誰にその体験を売ったんだっけ?彼の人は満面の笑みでそれを買い取っていったけど。老人だった?若者だった?どんどんその人の印象が薄くなっていく。 @23novel #twremix
2015-11-12 20:36:36
- 「忘れたくないから」
- 「お腹こわしそう」
「獏ちゃん、悪夢はいかが?」「いらないよ」「だってそれは悪夢じゃないもの」「きみが自分の足で踏破すべき試練だ」「なんでもかんでもぼくらが食べればいいってものじゃない」「きみはそろそろ自分で乗り越えることを覚えないとね」「さあ、戦うんだ」 @23novel #twremix
2015-11-12 20:38:15
君の病を治せる奇跡の花があると知り旅に出た。必ず花をを摘んで戻るから、それまで頑張ってと約束した。苛酷な旅の果てに花を見つけ君の所へ戻る。だがもう、手遅れだった。僕は約束を守ったのに、君は。カゴいっぱいに摘んだ花を無様に散らす。この花を持っていても意味はない。 #twnovel
2015-11-11 23:08:14私の病を治せる奇跡の花があると知って旅に出た彼。私は、彼が花を摘んで戻るまで頑張ると約束した。でも花を摘んできたのは別の人だった。彼は途中で倒れて、その人に花を託したのだ。あなたが持って帰るって約束じゃない。ちゃんと約束守ってよ。@ryuka511 #twremix
2015-11-12 00:07:21
#twnovel 犬の鳴き声で目が覚めた。私の犬がしっぽを振りながらこちらを見ている。食べる物を用意して、散歩に連れて行って、部屋に飛び散る毛を追いかけて、家具の傷に泣いて、大家さんに怒られないかとヒヤヒヤして、1日が終わる頃にはぐったりして願っていた。元のぬいぐるみに戻ってと。
2015-11-12 23:26:19犬はあくる日には元のぬいぐるみに戻っていた。やれやれと胸をなで下してお茶を入れて飲んでいる時、隣の部屋で大きな音がした。ドスンドスンと大きな足音がして、ドアが蹴破られた。特大のテディーベアが本物の熊になって私を睨んでいた。@23novel #twremix #continovel
2015-11-12 23:35:56