烏賀陽さんのフクシマ取材記 「大手ゼネコンによる除染ビジネスの無自覚」

烏賀陽　弘道 @hirougaya

２７）まあ、大抵の現場責任者は名刺を出すくらいの礼儀はある。今日会ったやつは極め付けに無礼で横柄だった。

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２８）その小役人的な嫌がらせをした現場責任者の名前とか写真とかは温情で公開しないことにしよう。w　ちなみにそこは「大成・熊谷・東急・りんかい日産・村本特定建設工事共同事業体」の事務所だった。ガンとして名刺渡さないからそこの社員かどうかはわからないが。苦笑

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２９）私のような報道記者もそうだが、除染業者だって、基本的には原発事故と云う現地の村人にとってはとんでもない災難、不幸でメシを食っている。私は自腹でボランティアみたいな格好で現地を取材しているが、除染業者はそれで給料をもらい税金から利潤を得る。

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３０）私は、報道記者だって人様の不幸をネタに仕事をする賤業だという謙虚さぐらいは持ち合わせている。だから、後から来た除染業者にだって頭を下げて「すみませんが、駐車場を通っていいですか」ぐらいは聞く礼儀は心得ている。

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３１）今日の大成・熊谷系JVなど特にひどい例だが、多くの除染業者にはそういう「人様の不幸で利潤を得ている」という謙虚さが微塵も感じられない。それどころか、無念の思いで故郷を離れた村人の土地で我が物顔に振る舞い、私のようなボランティアみたいな貧乏記者に嫌がらせをしている。

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私の猛烈な腹立ちを想像してください。　@makoto_bass

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３２）今日の大成・熊谷系JVの話でわかるように、彼らは、原発事故という全く自分に非のない事故で故郷を追われた村人の土地を借りているという謙虚さも無ければ、その人様の不幸で、国民の税金で金儲けをしているという責任の自覚もない。

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３３）環境省の税金の執行を受け、巨額の予算（５兆円）を使って利潤を得る事業体なら、報道記者が来ない方がおかしい。それを「カエルを撮影すると言ったのに、隣の体育館を撮った」とか難癖、インネン、イチャモンをつけて嫌がらせをしているのが、大成・熊谷系JVの現場責任者なのだ。

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この大成・熊谷系除染JVの取材への嫌がらせは、彼らの本音が出ていて興味深かった。⑴税金を使う仕事であることに無自覚　⑵原発事故被災者の不幸をネタに金儲けをしていることに無自覚　⑶無念の思いで故郷を離れた村人の土地にいるのに、まるで自分の私有地であるかのように傲慢に振舞う。

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３４）この大成・熊谷系除染JVの嫌がらせは、彼らの本音が出ていて興味深かった。⑴税金を使う仕事であることに無自覚　⑵原発事故被災者の不幸をネタに金儲けをしていることに無自覚　⑶無念の思いで故郷を離れた村人の土地にいるのに、まるで自分の私有地であるかのように傲慢に振舞う。

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３５）この体育館の写真に、何か公開されて困るものが写っているのだろうか？除染道具でかつての体育館が塞がれ、原発事故の悲劇を象徴する写真だと思う。そしてここはもともと村の建物で、大成・熊谷系JVの所有物ではない。（福島県飯舘村にて） pic.twitter.com/TaTx01IEqf

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３６）大成・熊谷系JVの社員は、この写真を撮ったことを血相を変えてとがめていたが、何かそれほど不都合な物が写っているのだろうか？いや、本人も「不都合なものはない」と言っていた。じゃあ、公開してもよかろう。（福島県飯舘村で） pic.twitter.com/Kh3i4tFbzw

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３７）私は２０１１年春から福島県の原発被災地に通い続けているので、除染業者の方が後から来た連中ばかりなのだ。ずっと誰でも入れる場所だったところに、いきなり来て、勝手に建物や駐車場を作り「カエルを撮ると言ったのに体育館をとった」とまるで自分の私有地のように傲岸不遜に振舞っている。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

今日は久々に頭にきた。

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３８）我々の税金を５兆円も使って利潤をえる除染業者がこういう連中で、皆さん腹が立ちませんか。

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Radioactive garbage/waste yard in Kawamata, Fukushima Japan. November 11, 2015. pic.twitter.com/5qTH69S4Uv 2015年11月11日、福島県川俣町で

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５兆円の税金が投入される巨額事業の割に、除染事業は報道の検証がなされず、ブラックボックスの中です。５兆円といえば防衛予算に匹敵するのですが、全く透明性がないのです。現場では取材妨害も（公道から写真を撮っているだけでイチャモンをつけられる）多く、私も困り果てています。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

これまで私が遭遇した除染業者の嫌がらせ、取材妨害をまとめると⑴５兆円という防衛費に匹敵する税金をもらっているくせに、納税者の検証を受ける自覚がない

烏賀陽　弘道 @hirougaya

除染業者の問題。。⑵無念の思いで故郷を追われた地元民の土地を、自分の私有地であるかのように我が物顔に振る舞う。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

除染業者の問題。⑶自分たちが原発事故被害という多くの人々の不幸でカネを儲けているというのに、謙虚さがゼロ。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

除染業者の問題　⑷そしてたまに私のようなフリー記者が取材に来ると、あれこれいちゃもんや難癖をつけ、嫌がらせをして妨害する。私の取材も納税者の検証の一環なのだが。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

今回の一件で、福島県の汚染地帯にいる除染業者、特に大成・熊谷系JVは報道記者に敵対的であることがはっきりわかった。少なくとも、できるだけ難癖をつけて妨害しよう、抑止しようという姿勢であることは理解した。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

除染業者があまり無理やりなイチャモンをつけて私を追い出そうとするので、逆に「こいつら何かばれると困るとを隠しているな」と職業的なカンが働いた。まあ放射性廃棄物の取り扱いとかでしょう。苦笑

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避難で無人になった村の田畑はつぶされ、除染の核ごみ置場になっていく。（２０１５年１１月９日、福島県飯舘村で） pic.twitter.com/XuUddZgfiC

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原発事故から５年近くたって、ようやく居住地域の除染が始まった南相馬市小高地区。事故後約１年は立ち入り禁止で封鎖されていた。（２０１５年１１月９日、福島県南相馬市で） pic.twitter.com/Vx9jA9N1Ta

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