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haruhikasa
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#小説の書き出しを思いついたら書くタグ 後ろ指差されたって。おかしいと笑われたって。あなたが誰よりもすき。二人で線路を歩いていくのも悪くないよ。
2016-02-14 04:19:30![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
汚れることは避けられる。けれど傷つくことは避けられない。ならいっそ汚れてしまえと、彼は言う。もっと、もっと、もっと!そうやって、傷を隠して生きるのだ。彼も、私も。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 04:13:28![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
#小説の書き出しを思いついたら書くタグ さびれたナイフとフォークを使えばショーの開幕。ざくりとさあさあまっぷたつだよ。あらあら、ハートが勿体無いねえ。耳を塞ぎたくなる声に僕は蓋をしたまんま咀嚼するだけ。
2016-02-14 03:58:12![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
#小説の書き出しを思いついたら書くタグ 女の色香を蜜に交えながらぐちゅりと深く内壁を抉られると、子宮の奥が欲しがり始める。 密事のように囁かれるのは鬱血したセリフと甘い毒。ああこれ以上、私をめかしこまないで
2016-02-14 03:45:45![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
辺りが寝静まった頃、寝台の上にて動く影がひとつ。窓から射し込む柔らかい月明かりが、鋭い刃を鈍く照らす。影は、これも義の為人の為と自らに言い聞かせ、寝ている男の首元へと得物を振り下ろした。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 03:40:04![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
男が荒い息と共にズンと突けば、ぐちゃという粘っこい音。気温の低い早朝に、激しい運動をして火照っている二人の身体から、うっすらと湯気が見えた。額にへばりついた前髪を払い、女が言う。「餅つきって大変ですね」 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 03:36:30![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
おっさんとの出会いは、深夜のコンビニ。駐車場で一服していたところ、おっさんを乗せた立派な白馬が、蹄をならして駐車場に入ってきた。そのときに、写メを撮らせてもらったのが、私とおっさんのはじまりだった。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 03:26:05![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
#小説の書き出しを思いついたら書くタグ きみを包む酸素なんてこれっぽっちもいらない。肺の奥まで苦しみあって最高に求めながらどうか僕と宇宙遊泳でもしませんか。
2016-02-14 03:34:01![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
高い、唇を吸う音と荒い呼吸音が聴覚を支配する。触れるだけの口付けはやがて深く、熱を帯びたものに変わってゆく。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 03:32:43![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ちゅ、ちゅ、と離れては重ねるたびに鳴る軽い音に胸が高鳴る。塞いだ唇から漏れるはずだった音は俺に飲み下されるわけでもなく、反射されて鼻から抜けていった。 キスとは、云うならば甘美な行為だと思う。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 03:25:33![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
とりあえず君に届けと当たって砕けてるようなそんな君にバレンタインのチョコを押し付けた はにかんだ笑顔で有り難うと答える君にまた恋した #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 03:23:21![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「この秋に結婚するんです」 憧れで、尊敬して、好きでたまらない幼馴染のお姉さんの最後に聞いた一言が耳の奥に媚びりついて、あれから何十年と経とうとしてるのに未だに忘れられないでいる。 どうしたらいいかと目の前の自動仕掛け人形に問う。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 03:22:55![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
浮遊感とともに目が覚めて、「え?」と思わず出た声は掠れていた。30階は優に超えていたビルから落下したと思ったのだが、どうやらそれは夢だったらしい。 震えるほどキツく握りしめていた手を解いて息を吐く。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 03:15:57![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
先日、弟が不死身であることがわかったので、私は研究所に同行することになった。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 03:20:35![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「夢」という響きは心を揺さぶる魔法のように感じられる。起きていても、寝ていてもずっと感じられる「夢」 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 03:19:38![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
春の日だまりに影を落とし身体を重ねる。ああ、暑くなってきたな。漏れる吐息は熱を帯びて。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 03:16:05![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
#小説の書き出しを思いついたら書くタグ ふわふわゆらゆら。あなたの髪の毛が上に這い上がろうとする度に言葉たちは沫となって消えていく。冷たい水が身体の中までずぶ濡れにしちゃうんだから。どうしようもないんだ。
2016-02-14 03:14:24![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
雨音の漂う甘いにおいだ。侘しい水場の傍らに艶やかな紫陽花でも拐ってやりたくなる。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ 便乗なんだぜ(小声)
2016-02-14 03:13:54![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ぐう。なんとも呑気な音は、私のお腹から発せられている。おや、と首を傾げて向けた先の時計ではすでに深夜の終わりを迎えようとしていた。そりゃお腹も空くはずだ。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 03:10:40![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
夜の帳が下りてとっぷりと音を呑み込んだこの静けさも、あと数時間後には目覚めの合図と共に破られるだろう。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 03:08:09