- haruhikasa
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どうでもいいと思っていることほど、うまくいく。 本当にうまくいって欲しいことに限ってうまくいかない。 どうして世界は、もっと単純にならないのか。どうしてもっと簡単にいくようにならないのか。 試されているとしても、あまりにむごい。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-15 09:42:20駆け足に飛んだ心音が酷く重たいように感じられる。うつくしいとも、夕闇に輝く真白の肌がよりいっそう、一際に。夕暮れの効能が彼女を神と崇め奉る。脈拍が耳鳴りにけたたましい。直に、心肺が落ちる。茜色に染まる彼女を見た。それみろ、落ちた。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-15 01:18:03これが恋だと気付いた。 何気ない日常に淡い儚さを感じる。口の中がむずかゆい。きみへの気持ちが思わず溢れていきそうになるのを感じた。だが決して僕は言葉に出さない。嫌、出せないんだ。きみがそばにいると、僕はこの動悸を止めることで必死なのだから。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-15 00:45:02夏の海に溺れたい。深淵の群青に思いを馳せる。深海の砂浜で流砂の如く、二人して白骨となりたいのだ。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-15 00:54:22さよならと告げた彼女の目に俺は映っていなかった。 くるりと俺に背を向けて、彼女は男の元へと歩いていく。視界の隅にその男の姿が目に入った瞬間俺は身動きが取れなくなった。俺のよく知る顔。 「ごめんな?」 そう言った男は紛れもなく俺の兄貴だった #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-15 00:23:19きみの声が聞こえる場所まで。 ただ、其処まで歩いて行きたいだけなのに。行く道は酷く混み合っていて、僕の足は何処までも不自由だ。 きみの声が聞こえる場所まで。 僕の目的地はただ其処までだっていうのに。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-15 00:04:31静寂。自身を取り巻く環境すべてが、一辺も動くことなく固定、固着していた。無論、それは触れることも持ち上げることも叶わない。ここは、光の早さで走る電子の信号と、被験者の持つ心情的表現によって作られた空間。仮想現実なのだ。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-15 00:02:04人間は忘れる生き物だ。だから手帳なんてものを持ち歩いているし、盛んにメモをとったりもする。 そんな信頼性の低い生物に、どうして神様は「創造性」なんてものを与えたもうたのか。不思議でならない。僕なら、彼らよりももっとうまくやれるのに。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 23:54:38うつくしい、と君は言う。そこには崇拝と信仰心しかなくて、ああこの人は私を見ていないんだなぁ、と確信して。気付いてしまったらもう軽蔑の眼差しでしか見れなくなってしまった。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 23:36:20さよならなんかじゃないと君は言うけれど。また会える、とも言っていないのが不安で仕方がないんだ。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 23:33:33背景、海の底にいる貴方様へ。私の声はきっと、いや絶対聞こえてないけれど。安らかに眠れていますか? #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 23:20:30冷たい床に広がる温度。 それは僕のものでしょうか、あなたのものでしょうか。どうかそれが僕のものでありますように。どうかあなたがこの冷たい床にさらされませんように。 冷たい床に一つの足音が響いた。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ これは黒歴史確定
2016-02-14 23:25:29君はそうやって自分を卑下するけれども、それ以上はいけないわ。それじゃあ君の事を想っている私も一緒に汚されるのよ?そんなの私、絶対に嫌よ。 汚れているのは貴方だけで十分だし、そんな貴方を愛するのも私だけで充分。#小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 23:16:22君は1日が過ぎるって簡単に言うけどね、日は過ぎる物じゃないんだ。死んでいくんだよ。だからたった24時間ぽっきりの儚い命を私が出来る限りの力で幸せにさせてあげるの。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 18:49:27#小説の書き出しを思いついたら書くタグ 人は平等だと誰かが言った では、人の姿を得た、人ならざるもの 彼らは平等?いいや、きっと対等に扱われはしないのだろう 良くも悪くも、人は異質を拒む 拒んだ所で何も変わらない 寧ろ受け入れる人の方が増えた気がする あゝ…面白くない
2016-02-14 14:01:00#小説の書き出しを思いついたら書くタグ ソファの背もたれに寄りかかって目を瞑る。今は、何も考えたくなかった。「…やだなぁ…」子供みたいに、言い訳みたいに、ぽつり、と自分への言い訳にしかならない言葉をつらつら並べて、腕で顔を覆い隠して、今日も"いつも通り"を過ごし終えた。
2016-02-14 12:58:23静寂。言って仕舞えばそんな物。僕はいつしか夢を見るのを辞めた、と言うより亡くした。途端、周りからは人は消え僕しかいなくなっていた。好都合なのかもしれない。何故なら偽る必要など無いから #小説の書き出しを思いついたら書くタグ 小説…?wwwイッタイよね←
2016-02-14 12:48:29「ほら、もう寝よう」 優しくあたまを撫でられた。あれほど怖かった睡眠が、今日はたっぷりとれそうだ。「明日は何処に行こうか」貴方は知っている。きっと今日寝てしまえば、私は二度と目が覚めないこと。「……星が見たいわ」叶わぬ夢を持つ。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 10:56:30#小説の書き出しを思いついたら書くタグ ハンガーにかかる青のパーカーを静かに見つめた。今日は黒のサングラスも煌めくズボンも要らない。箪笥を静かに開けるーーパンッ。皴を伸ばし袖を通す。あの娘の瞳に映りたいそれだけのために俺はこの色を羽織るのだ。どうか俺と言う個を消してくれ #夢松
2016-02-14 09:24:43立派なニワトリが泣いてくれなくても、ここでは飢えることのない裕福なカラスが鳴いてくれるから、いいの。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 06:45:53「すきだ」 “すき”よりは“憧れ”、の感情のほうが扱いやすい。単純な嫉妬すら、“憧れ”の枠に押し込めば穏便に済む。 だから“すき”も“憧れ”に詰めて、身軽になろう。 「わたしも、すき」 目の前の憧れの人は、今日から最愛の人。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 06:32:56生まれてこなければ、死ななかったのに。どうしたってもう手遅れだ。だから僕はなんにもなれない。なんにも、なりたくない。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 05:21:44僕ね、小学生のころに買った本のふろくをまだ取っておいているんだよ。子供になりたくなったらね、それで遊べばいいんだよ。...ああどうして、時間はぼくを、かってにおとなにしてしまったのかなぁ。 #小説の書き出しを思いついたら書くタグ
2016-02-14 04:58:23