Krita初期の開発史：GIMPを巡るKDE・Gnome戦争から長きにわたる開発の停滞、そこからの復活まで

tokiedian @tokiedian

The History of KImageShop / Krayon / Krita krita.org/item/the-histo…

tokiedian @tokiedian

うぉおこんなだったのかおもしれえなぁ

tokiedian @tokiedian

Kritaの隠された初期の歴史だ

tokiedian @tokiedian

ちょっととぅぎゃったにまとめるためにちょこちょこ呟いてくかな

tokiedian @tokiedian

―多くのニュースウェブサイトが消え、多くのリンクがつながらなくなって行く今、我々の起源を忘れないために、Kritaの歴史についてまとめたいと思う。よいこと…そして悪いことも

tokiedian @tokiedian

（ちなみにこれは2009年10月30日出版なので、当時のKritaのバージョンは確か2.0、この記事の1か月後の11月29日に2.1がリリースされます）

tokiedian @tokiedian

Kritaプロジェクトは10年以上続いてきたが、最初の公式リリースまでに数年と、2回の改名を経ている。そしてその起源はもっと古いのだ

tokiedian @tokiedian

さて、1998年に遡ろう

tokiedian @tokiedian

全ては1998年、Linux KongressでMatthias Ettrichが行ったプレゼンに始まる。

tokiedian @tokiedian

彼がデモンストレーションしようとしたことの一つが、既存のアプリケーションをQtのGUIで動かすのは簡単だということだった。そしてその時彼がデモンストレーション用に選んだのがGIMPだった（確か当時はThe Gimpって名前だったかな？）

tokiedian @tokiedian

彼はLinux大会議が始まる前の一晩、1100行のコードでもってGIMPをKDEの基準のUI、すなわちツールバー、ステータスバー、メニューバー、そしてKDEの標準ダイアログを用いるように改造してKDEに統合することに成功してしまったのだ

tokiedian @tokiedian

彼の目標はこの成果を使わない手はないと示すためのものではなかった。たといGIMPのような複雑なアプリケーションがこんなにも簡単にKDEに統合できるとしてもである。

tokiedian @tokiedian

KDEはその時生まれて2年、Gnomeプロジェクトは始まったばかりだった。そしてそのKIMPと名付けられたパッチによって炎上騒ぎが引き起こされることとなったのである

tokiedian @tokiedian

（公式サイトの歴史の項翻訳した時にぼんやりとは知りはしていたけど改めて詳細を読むとひでえもんだなオイｗ）

tokiedian @tokiedian

（情報を補足すると、Matthias EttrichはKDEの創始者で、よりにもよって彼がやったってことがニアリーイコールKDEがやったってことになって問題が拡大したって側面があったんだろう）

tokiedian @tokiedian

検索してみたけどGIMPを巡るKDE (Qt) VS Gnome (GTK)紛争って、あんまり知られてないのかしらん

tokiedian @tokiedian

しかし、この1998年の紛争のせいでKritaが生まれ、GIMPはQtに移行する選択肢を捨て去ったって考えると、中々興味深いことではあるなぁ

Fadis @fadis_

KDE1時代、Qt1のライセンスは所謂自由なソフトウェアとは相容れない物だった。そこでGIMPのGUIを作るために使われていたGTKを改良してQtに依存しないデスクトップ環境を作る試みがなされた。これがGNOMEである。

tokiedian @tokiedian

ああ、でもこれが一番大きな理由かもしれないね

tokiedian @tokiedian

確かにこれはオープンソースではでかい問題になりかねないわ。教義に触れてるからなぁ

tokiedian @tokiedian

つまりまとめると、KDEが依存していたQtは当時KDEがLinuxに属するプロジェクトであるにもかかわらずライセンス的に全くそれにそぐわないものだった。それを問題視する勢力は当時GIMPが利用していたオープンソースのGTKを利用してGnomeを作り、KDEから離脱した