チュニジアの大統領追放に関する國分功一郎氏vs山形浩生の論争
チュニジアはよくわからん。失業率の高いのが不満の一因とのことだが、前大統領はがんばって産業誘致や開発もやっていたし、インフラ整備も進めていたし……彼を追い出して就職状況が改善するとはまったく思えないんだが。年末くらいにはみんな後悔するんじゃないかなあ。
2011-01-19 01:02:07@hiyori13 ベン・アリ派は当然残っているわけで、しばらくはそれとアンチとの間で闘争が続くんじゃないでしょうか。そのプロセスで、前の方がよかったという声は当然出るでしょう。そもそも暴動は起こすものというより起こるものですから、明確な状況分析に基づいて行われているはずもなく、
2011-01-19 16:05:20@hiyori13 従って、自分たちの不利益になることもしているはずです。だいたいスーパーを荒らすとかはベン・アリと関係ないことですから。一昨日の東京新聞のコラムで著名なコラムニストが「民衆の力が独裁者を倒した」と書いていましたが、そういう風に物語化してはいけないのではないか。
2011-01-19 16:08:08@hiyori13 とにかく暴動が起きるような客観的状況があの国にあり、それに民衆があることをきっかけとして反応した。ベン・アリはその状況と当然関係ありですが、ベン・アリを倒したら経済がよくなるとかならないとか、それはこれとは全然別の話だと思います。
2011-01-19 16:10:38ベン・アリの党はまだ政府のキーポストを保持“@lemondefr: http://bit.ly/gpaz4q”
2011-01-19 16:12:27@lethal_notion 暴動が起きるような客観的状況? 後知恵の岡目八目なら何とでも言えますが、事前にそんな可能性は誰も指摘してなかったことからも、それほど客観的なものではないでしょう。同国を少しでもみてきた人が戸惑っているのは、客観的でないリスクが突然拡大したことです。
2011-01-19 16:24:52@hiyori13 ちょっとまった、誰も指摘してなかったら、特定の客観的状況はないんですか?ベルリンの壁が崩壊した時、いかなるドイツ学者もそのような客観的状況があることを指摘していませんでしたが、それはそのような客観的状況の不在の証拠ですか?端的にお答え下さい。
2011-01-19 16:27:37@lethal_notion えらそうですねえ。まあいいや。ドイツの場合、よく覚えてはおりませんが、東独の経済状況が厳しくソ連の後押しもないし、このままじゃたちゆかないと言われていたはず。いまの朝鮮半島くらいには客観的な状況はあったでしょう。貴殿の認識は変だと思います。(続く)
2011-01-19 16:57:10@lethal_notion で、質の悪い例示から離れて本題に入ると、はい、原則として誰も指摘していなければ、客観的な状況はないと思いますよ。ぼくの考える客観というのは、どっかにある抽象的な真実のことではなく、当事者でない「客」の見方ですので。国分君はちがう考えかもしれませんね。
2011-01-19 17:17:18@mushioda @moto_honya 論説委員らしい無益な総論お題目ですねえ。が、法治や仏法や言論の自由の価値は大いに認めるものの、それで商売をしている人は、その価値を他の人々よりも過大に評価してしまう可能性には自覚的であるべきでしょう。自戒をこめてのことでもありますが。
2011-01-19 17:22:06最初のツイートで私が言いたかったのは、読んでお分かりいただけたとは思いますが、私が紹介したコラムニストとあなたは同じ問題点を抱えているのではないかということです。そう言えるのは、お二人が出来事を人々の意志から判断しているからです。
2011-01-19 17:43:49@hiyori13 最初のツイートで私が言いたかったのは、読んでお分かりいただけたとは思いますが、私が紹介したコラムニストとあなたは同じ問題点を抱えているのではないかということです。そう言えるのは、お二人が出来事を人々の意志から判断しているからです。
2011-01-19 17:44:18@hiyori13 「客観的」とはお客さんの見方であるというご意見は尊重した上で、何かをとりわけ客として見てきたことが、事態を正確に認識していることの保証にはならないことも付け加えておきます。
2011-01-19 17:49:09@lethal_notion 人々がやってることですから、人々が何考えてんだと問うのは当然では? そうでないなら、貴殿の考える「暴動が起きる客観的状況」の中身をご教示くださいな。人々自身の意志とはまったく独立し、外部の人々も思いもよらない「状況」が漂って人々を操っていたとでも?
2011-01-19 17:57:49@lethal_notion 御意。しかしその客にEIUやOxford GroupやAfrica ReportやCIAが名を連ねていると、単に観察力不足では片づけられますまい。実は2009年にチュニジアで一人だけ政治リスクを指摘した日本人に会ったけど、だれだっけ。
2011-01-19 18:16:46@lethal_notion あと「ご意見は尊重」とは、同意はしないという婉曲表現ですか? ぼくに対して高飛車に端的を要求しつつ、ご自分の見解は明示しないのはずるい。「客観的状況」の指すものについて、チュニジアの場合と一般的な意味の両方を、気が向けばご説明いただけると幸甚。
2011-01-19 18:46:16@hiyori13 「お客さんの見方」では分からない原因があったことは確かでしょう。予想されていなかったそうですから。私にはそれが具体的に何なのかを提示する能力はいまのところありません。これが一つ。もうひとつ。
2011-01-19 19:43:59@hiyori13 フランス革命が後から最悪の方向に向かっていったからといって、「フランス人はバカだな」と言っても、何も分析できない。「なぜ」というより、「いかにして」フランス革命が起こったのかを問わねばならない。おなじように、
2011-01-19 19:44:34@hiyori13 「チュニジア人ってベン・アリを追放したけどバカだよな。あれで経済問題が解決するとおもってんのかよ」という見解からはいかなる認識も生まれない。これがもう一点です。だいぶ分かりやすく書いたつもりです。
2011-01-19 19:44:54@hiyori13 hiyori13さんがどなたか存じあげませんが、見知らぬ人から「えらそう」と言われたのは初めてですし、「国分"君"」などと呼ばれたのも初めてです(正確には國分です)。「えらそう」と言われましたので、その規定をそのまま利用しつつ最後のツイートをします。
2011-01-19 19:57:23@hiyori13 hiyori13さんは、論争の経験が十分でないように思いました(経験は数ではありません)。ですので「えらそう」に助言します。論争で重要なのは確かだと思っていることしか書かないことです。そして相手の退路を常に考えておくことです。相手を殲滅しようとしないことです。
2011-01-19 19:57:59@hiyori13 退路を考えておかないと、自分が間違えたときに訂正できません。確かだと思っていても間違うことがありますから。
2011-01-19 19:58:11@hiyori13 不確かなことを書いた場合には自信がありませんので、相手にたいして暴言を吐くことになります。暴言を吐くのは自信がないからです。
2011-01-19 19:58:37@hiyori13 たとえば、「質の悪い例示」というのがその暴言にあたります。hiyori13さんはあまり旧東独が崩壊した時のことをご存じないようです。私は高校の恩師がアデナウアーの専門家でしたので、よく話を聞いていました。
2011-01-19 19:58:49@hiyori13 以上です。私はあなたのチュニジアについてのツイートに関して言いたいことは既にすべて言いました。あとは気が向けば応答します。
2011-01-19 19:58:59