ズルイオトコ 侯隆編

0
あみ @ami_qitt25

26 お前、おっとりしとるから… ちゃんと思った事言うとる? あかんよ、溜め込んだら、、》 「安君、、」 《あん?》 「変わって無いね…昔と、、」 《アホ、変わったわ、、》 そう言うとグッとあたしの後頭部を 掴むと唇を重ねた #ズルイオトコ

2015-11-17 23:49:22
あみ @ami_qitt25

27 一瞬の出来事で何が起こったか 分からなくて 次の瞬間には何も無かったみたいに 前を向いて運転してる… 安君、、なんで? 《なんでって思っとるやろ?》 視線は変えないでそう聞かれて 触れただけの唇が熱い… 声を出して返事が出来ない #ズルイオトコ

2015-11-17 23:49:29
あみ @ami_qitt25

28 《びっくりし過ぎて喋られへん?》 「うん、、、どうして、」 やっと絞り出した声で 《由希、知らへんやったやろ? ずっと好きやったんやで…》 「だって、、 安君ずっと彼女居たじゃない、、」 #ズルイオトコ

2015-11-17 23:49:35
あみ @ami_qitt25

29 《あ、あんなん、やる為やんか… 俺がそんな男やと思わへんかった?》 思わなかった… 安君は優しくて、いつもあたしを 助けてくれて、、 でも、噂は聞いた事はある… 安君の噂、、 人気があるから女の子が皆噂してた #ズルイオトコ

2015-11-17 23:49:41
あみ @ami_qitt25

30 その中には同じ女の子とはやらない とか自分からさせるとか… あたしはそんな事信じ無かったから… 「安君…」 《ん?幻滅した? ええけどな…由希が結婚した時に 全部壊れたから…》 「壊れた、、」 《ああ、 夢とかさ守って来たもんとか…》 #ズルイオトコ

2015-11-17 23:49:46
あみ @ami_qitt25

31 「ごめんなさい…」 《ちゃうよ、由希が悪いんや無い… 俺に勇気とかあれば、、 変わってたかもな》 実家の前に車が止まり 《ごめん、変な事言って由希を 困らせてもうて、でも…もし由希が 幸せや無いんなら、、 いつでも奪いに行くから》 #ズルイオトコ

2015-11-17 23:49:52
あみ @ami_qitt25

32 そう言って頭を撫でる 「ん、…」 なんだか良く分からない感情で 泣きそうになる 「ありかとう…またね」 そう言って車を降りて…テールランプを見送って中に入ろうとした時 #ズルイオトコ pic.twitter.com/m1TktADB8F

2015-11-17 23:50:00
拡大
あみ @ami_qitt25

33 『由希、、』 その声に身体が揺れる 何も悪い事なんかしてないのに 振り返るのが怖い… 不意に腕を掴まれて 『由希…なんで見いひんの?』 振り返ると侯君が冷やかな目であたしを見下ろしてる 「侯…君、、」 掴まれた腕が痛い #ズルイオトコ

2015-11-18 14:15:49
あみ @ami_qitt25

34 『由希、おいで、、』 角を曲がった所に止めてあった車に 乗せられると 『もしもし、侯隆です、 お願いがありまして…はい、ええ、 1晩、、はい、お願いします』 電話を切っても何も喋らず 車を出して… 何処に行くかも聞けなくて 黙って隣に座って… #ズルイオトコ

2015-11-18 14:16:46
あみ @ami_qitt25

35 着いたのは…あたし達のマンション 『降りて…』 言われるまま車を降りて マンションの中に 部屋に入るとそのまま腕を掴まれて 寝室に連れて行かれる 「侯…君?」 ベッドに投げ捨てられて あたしを見下ろしながらネクタイを 外しながら #ズルイオトコ

2015-11-18 14:17:56
あみ @ami_qitt25

36 『由希、俺この前言うたよな… 友達だからと言って男と出掛けて ええのかって?』 確かに言われた… でも、、侯君だって… 《ちゃんと思った事言うとる? あかんよ、溜め込んだら、、》 安君の声が耳元で聞こえた 「侯隆だって…」 『俺だって…何?』 #ズルイオトコ

2015-11-18 14:18:49
あみ @ami_qitt25

37 「…女の人、、居る、」 彼の目元が少し上がり… まるでそんな事を言えるのか? とでも言うように 「だから…なに?」 だから…あたしは不安だって 彼はあたしを愛して無いって 分かってて結婚したから… それでもいいって…彼を愛したから #ズルイオトコ

2015-11-18 14:20:28
あみ @ami_qitt25

38 ギシッとベッドを揺らしあたしに 被さる様に乗って来ると 『由希が誰の物か… まだ、分かって無いみたいやから ちゃんと教えてあげるな…』 そう言うと スカートの中に手を差し込み 下着を外す 「い、いや…、、」 身体をずらして彼の手から 逃れようと… #ズルイオトコ

2015-11-18 16:13:40
あみ @ami_qitt25

39 『由希…』 名前を呼ばれただけで身体の 奥が痺れるように…疼く 重なる様に抱き締められて 『あの男が好きなんか?』 「え?、、」 初めて聞く彼の声… 悲しそうな…淋しそうな 『どうなん?好きなんか?』 #ズルイオトコ

2015-11-18 16:14:37
あみ @ami_qitt25

40 安君… 一言で片付ける事の出来ない感情 好き、、そんな言葉では表せない… でも、侯隆に抱く感情とは違う 侯隆… 貴方と初めて合ったあの日から 貴方の淋しそうな瞳の奥を 見てしまったあの日からあたしは… 貴方を愛してしまったから #ズルイオトコ

2015-11-18 16:15:43
あみ @ami_qitt25

41 貴方の傍に居たいと思ってたから 例え愛されなくても… 『由希…お前は俺の物や、、』 そう言って慣らしていない秘部に 自身を埋め込む 「やぁっ、、 ぁぁっ、…きみっ、、んっ、」 痛みと苦痛で泪が溢れる キシキシと身体が悲鳴をあげる #ズルイオトコ

2015-11-18 16:16:26
あみ @ami_qitt25

42 彼と初めて結ばれた時と一緒… あの時も 『お前は一生俺の物やから… 忘れるなや、、』 そう言われて初めて男の人に抱かれた あの時… 貴方の中に孤独が見えた気がした 「きみっ…たかぁ、、あっ、、」 #ズルイオトコ

2015-11-18 16:17:11
あみ @ami_qitt25

43 少しづつ痛みが引いて… 彼に慣らされた身体は快楽を求めて 手を伸ばす 『由希…』 彼の声に更に身体が震える 「き…みっ、あ、…んぁ、、」 彼の手があたしの手に重なり指が絡む 唇が重なり声を奪う #ズルイオトコ

2015-11-18 16:17:55
あみ @ami_qitt25

44 こんなに傍に居るのに… まるで此処にいないみたい 愛しくて…狂おしいぐらい愛しくて でも、それを言葉にしてしまえば 貴方が消えてしまいそうで… だから… 彼の欲があたしの中に放たれて 身体が崩れる様に重なる #ズルイオトコ

2015-11-18 16:18:34
あみ @ami_qitt25

45 夜が明け始め明るくなり始めた頃に 『由希…何処にも…行かんで、、 俺を…1人にせんで、、』 意識が朦朧とした中で 貴方の声が微かに聞こえた… 何処にも行かないよ 例え、貴方が一生あたしに 言ってくれなくても… あたしは貴方を…愛してるから #ズルイオトコ

2015-11-18 16:19:26
あみ @ami_qitt25

46 《由希…》 「安君…」 《どうしたん?》 「今日はお客様だよ… 明日ね帰るから、、 カラーしてもらおうと思って…」 《あ、うん…》 ****** 《終わりましたよ、お客様…どう?》 「うん、ありがとう…」 #ズルイオトコ

2015-11-18 16:20:10
あみ @ami_qitt25

47 《たまに帰って来るんやろ?》 「うん、多分…」 《じゃまた…》 「安君、ごめん… あたしね、侯隆を愛してる… 彼には言えないけど 彼の傍に居たいの」 《そっか…》 カランとお店のドアが開いて #ズルイオトコ pic.twitter.com/zIvL2xkLAm

2015-11-18 16:21:31
拡大
あみ @ami_qitt25

48 『由希、迎えに来たで…』 「侯君…」 もう1度振り返って 「安君… ありがとう、、元気でね、、」 そう言って彼女は彼に肩を抱かれて 帰って行った END #ズルイオトコ pic.twitter.com/ZV8xrRuzhj

2015-11-18 16:22:21
拡大