大倉忠義1 なんやねんなんやねんなんやねん!ほんっまムカつくわぁ。 俺を好きだと言うアイツは、今日は亮ちゃんとロケだという。 それはいい。普通やし。やけど… 「…なあ丸ちゃん」 『なーにぃ?♪」 鼻唄まじりで返事をする。 それだってムカつくやん。
2015-08-27 10:06:27大倉忠義2 「….今日、何時に終わるん?」 『えー何時やったかなあ。なんか色々まわるんやて』 「そーなん?」 たっのしそうにしてさ。 『ん?なんか用やったん?』 用なんてあらへんし。 「…ムカつくわー」 『へ?なんて?』 「なんもあらへん!」 そっぽをむく。
2015-08-27 10:06:40大倉忠義3 あんなことまでしたくせに、なかったことにされてるん? 『大倉?』 丸が俺の前に回り覗きこむ。 『拗ねてんの?』 「……拗ねてへんしっ」 自分でもよくわからん。なにぃ?この感情。 「っ!クスッて笑んなやっ‼︎」 見透かされたような気がして…って何を?
2015-08-27 10:06:54大倉忠義4 『よしよーし』 って頭をポンポンされて 『おとなしぃ待っときや?』 お土産買ってくるな?あ、それとも俺がええか、フフ なんてふざけたこと言うから益々自分がわからんくなって、頭に乗る手を掴んで止めて 「めっちゃうまいもんやなかったら許さへんで」 そう言うと
2015-08-27 10:07:05大倉忠義5 ちょっと見あげる感じの丸の顔に近ずいた。 あれ?俺何やってんねやろっ。 「っ!」 気付いた時にはもう遅い。 丸がグイッと俺を引き寄せて唇にキスを落とした。 もぅ!こんな時だけ真顔なんてずっこいやん。 いっつもふざけてるくせに。
2015-08-27 10:07:27大倉忠義6 自分だけなん?ドキドキしてるんは。 そう思うと悔しくて、離れかけた丸のシャツの襟元を引き寄せる。 『ん?どした?…っ!』 乱暴に唇をぶつける。 俺だってこれくらいできんねんっ! やってもうて後悔する。 ちょっと揶揄うだけのつもりが腰を引き寄せられ密着する。
2015-08-27 10:07:42大倉忠義7 すり抜けようにも丸の力は案外強くてそのまま、また深くキスをされる。 「丸、やめっ」 『あかんやん。煽ったんは大倉やで?』 「んんっ…ふ…」 だけど キスしながら丸の視線がチラリと壁の時計に向けられ、チュッと音を立ててキスが終わる… 「え…」 『ごめんな』
2015-08-27 10:07:51大倉忠義8 『もう行かな』 またポンポンと頭をたたく。 ヘタレな俺は、止めることもましてや先を求めることもできず顔をそらす。 『…ん……ん?』 けど。 行きかけた丸のTシャツの裾を捕まえる。 「……仕事頑張ってな。あと、…あんま亮ちゃんといちゃいちゃしたらあかんで」
2015-08-27 10:08:02大倉忠義9 あのっ、ほら、亮ちゃんとイチャついてると横山君ヤキモチ妬くし、あの、だからっ// 『えー、それは亮ちゃん次第やなあ』 ニヤニヤ笑って裾を掴む俺の手をとる。 『イイコで待っとき?そしたら続きしよな?』 「っ////」 そんな! 「そんなんちゃうしっ‼︎」
2015-08-27 10:08:19大倉忠義10 『ふふ…行ってきまーす♪』 また、何を考えてるかわからん笑みを浮かべて行ってもうた。 ーでも。 いい加減俺もわかってしまったかも。自分の気持ち… 認めたくないけど。 俺…丸が好きなんやな… END pic.twitter.com/7zqVGNjuCJ
2015-08-27 10:08:45倉×丸1 「ちょっ、横山君しっかりしてーや!」 《待って、今やってるやん!》 丸ちゃんがロケに行った後すぐに横山君から久々にモンハンやらん?って誘いのLINE。で、俺はすぐにオーケーして。 数十分後、横山くんは俺の好きなワインとチーズを手土産に部屋にあがった。
2015-08-31 17:28:59倉×丸2 「すばる君は誘わんかったん?」 《おー、すばるなあ今日仕事やねんて》 そうなんや。 《何?俺と2人じゃ嫌なん?》 「もーそんなこと言わんといてぇ。嫌なら断ってるし」 《はは、そうかあ?》 目を手元のゲーム機に向けたまま嬉しそうに笑う。
2015-08-31 17:29:23倉×丸3 …この人、こんな普通にしてるけどあれよな、…亮ちゃんと… 《何やねん//》 見つめられていたのがわかったのかちょっと顔を赤くする。 「横山くんてさ」 《おん、なんや?》 「亮ちゃんとさ…」 《どっくんがどうしたん?》 「…付き合ってんの?」 《っ//》
2015-08-31 17:29:42倉×丸4 《大倉、何ゆうてるん⁉︎》 言った直後に敵にやられてるし。めっちゃ動揺してるやん。 《お、大倉あんな?》 「…別にええんちゃう」 俺には止める権利あらへんし。 「…横山君と亮ちゃん、お似合いやし」 ーピンポーン 玄関のインターフォンが鳴る。 誰やろ?
2015-08-31 17:30:01倉×丸5 モニターを確認するとそこには 「丸?」 カメラに向かって変顔を作り手を振っている 《大倉?誰?》 「んー、丸ちゃん」 《なに?約束してたん?》 「いや、してへん」 してへんから…ヤバない? いや、なんもやましいことはないけどさ。やけど… ーピンポーン
2015-08-31 17:31:00倉×丸6 『大倉ー?大倉いーひんの?』 モニターに向かい喋りかけている。 《あけてやらへんの?》 とことこ歩いてきてこちらのインターフォンから 《マル入りー》 と横山君が勝手に声をかけ解錠してしまう。 「あっ、横山君っ」 『…ゆうちん?』 あ……ヤバ…
2015-08-31 17:31:33倉×丸7 モニターから消える間際の一瞬、丸ちゃんの顔が、険しくゆがんだような気がした… pic.twitter.com/OQW13kqQzd
2015-08-31 17:31:51倉×丸8 数分後 ピンポーンとドアチャイムが鳴る。 きてもうた… 俺はちょっと躊躇してから(横山君が玄関に向かおうとしたからそれを制して)ドアに近ずいて、エイッとそれを開けた。 『あっぶな…』 「あ、ごめん」 勢いよく開けすぎてぶつかりそうになる。 目は笑っていない…
2015-09-01 00:25:02倉×丸9 すぐに手を引かれドアの外に出された。 『なんでゆうちんがいるん?』 「…暇やからモンハンやろって連絡きてん」 『…ふうん?』 「なに?」 『いや…』と呟いて今度は先にたって部屋に入っていく。 《おう、マルお疲れ!どうしたん?》 『ゆうちんもお疲れぇ』
2015-09-01 00:25:21倉×丸10 《マル?》 声は陽気だけど目は笑ってないそんな丸に気づいて横山君は訝しむ。 『ゆうちんさ、明日って早なかったっけ?こんなのんびりしててええの?』 うわっ、まさか追い出そうとしてるん? 《うーん、でもなあ、今いいとこやねん。もうちょっとやりたい。ーなあ大倉?》
2015-09-01 00:25:33倉×丸11 「え?あー…そうや、ね?」 いや、アカンて。何ゆうてんねん俺。 案の定、丸ちゃんがこちらを一瞥する。 『大倉もさ、最近疲れがとれへんて言うてなかった?』 言ってたかな?ってイヤイヤそうじゃなくて、 「そうやねんなあ。明日も早いしそろそろお開きにせえへん?」
2015-09-01 00:25:44倉×丸12 《…わかったわ》 何かを察したのか荷物を纏める横山君に、慌てて 「横山君っほんまごめん!」と謝る。 《ええねん、ええねん。…マル、邪魔したな》 何故か丸ちゃんにそう言って… え?何、これ? 横山君が帰ってホッとするどころかなんだか急に冷汗がでる。
2015-09-01 00:26:06倉×丸13 横山君を玄関まで見送ると背後に不穏な気配… 振り返るとそこには剣呑な気配を纏った丸ちゃんがいて、有無を言わさず俺は壁際に追い詰められる。 『おとなしぃ待っててやって言うたよね?』 ヒヤリとする声色。 「っ!ごめんっ」 だからつい謝ってまう。 『…ホンマに』
2015-09-01 00:26:21倉×丸14 『ホンマに俺がどんだけ我慢してるて思ってるん』 そう言うとぐいっと顔を近づけて、 『もう待ってやらんよ』 と耳元で囁き強く吸い付いた。 「アッ!」 小さく声が漏れる。同時に体の芯がビクンと跳ねた。 丸ちゃんとお互いの物を扱きあった事が生々と思い出される。
2015-09-01 00:27:11倉×丸15 あの甘美な刺激を思い出して期待して、自ら丸の首に腕を回す。 『ふ、ええ子や』 ふふっと笑いながら、丸が俺にキスをくれる。 夢中で丸の唇をこじ開け舌を差し入れると丸も応えて吸い付く。 『大倉も、待ってたん?』 「………」 待ってへんし。丸ちゃんのせいやし。
2015-09-01 00:27:28