ティンパーリーは嘘つきだ

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@kijitora_yamatoであり、（上）冊には日中戦争中の国際宣伝処の活動内容が赤裸々に記述されている。王凌ラオ『中国国民党新聞製作之研究』によれば、會虚白は蒋介石に委任され、日中戦争開始以前から上海で外信の検閲に従事していた。一九二四年に広州で創立され二九年に南京に→

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@kijitora_yamato 移転したあと活動を拡大していた国民党直轄の中央通信社は、すでに一九三一年の時点でロイターやUPなど外国通信社の手中にあった中国国内へのニュース発行権を回収していた。會虚白は上海で、好ましくない外電が国内に流れぬよう検閲していたのである。 →

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@kijitora_yamato 會虚白の『自伝』は国際宣伝処の設立から説き起こし、日本軍の南京占領直後の状況を次のようにいう。 「我々が検討した結果、戦局が全面的劣勢に陥った現段階で明らかにすべき最も重要な事柄は、第一には戦闘にたずさわる将士たちの勇敢に敵を倒す忠誠な→

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@kijitora_yamato 事蹟であり、第二には人民に危害を加える人道にもとる凶悪な敵の暴行であった。物事は信じ難いほど都合よくいくもので、我々が宣伝工作上の重要事項として敵の暴行〔の事例〕を捜し集めようと決定したとき、敵のほうが直ちにこれに応じ事実を提供してくれた」。→

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@kijitora_yamato 會虚白は、日本軍の南京攻略時に東京日日新聞が伝えた「百人斬り競争」の報道と、日本軍は「怒涛のごとく南京城内に殺到した」という読売新聞の掲げた見出しに飛びついた。いうまでもなく「百人斬り競争」とは、二人の日本軍士官が上海から→

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@kijitora_yamato 南京に向かう戦闘に際して、日本刀による敵兵の殺害数を競ったという三回にわたる（一九三七年十一月三十日、十二月六日、十二月十三日）戦地からの報道記事である。これらの記事の十二月六日分および十二月十三日分が当時の東京で発行されていたアメリカ人経営の→

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@kijitora_yamato 英字紙であるJapanAdvertiserに転載され、さらにこの転載記事がティンパーリーによりWHAT WAR MEANSに付録として収録される。そして二人の日本軍士官は戦後の南京での裁判で、東京日日新聞のこの記事が唯一の証拠となり→

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@kijitora_yamato C級戦犯として死刑に処せられる。記事の原文は洞富雄編『国際軍事裁判関係資料編』に収録されているが、東京日日新聞の伝えた「百人斬り競争」では、斬殺の対象は戦闘中の中国軍兵士であり、飽くまでも武勇伝として紹介されていた。しかし→

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@kijitora_yamato Japan Advertiserに転載されるさいの翻訳では、in individual sword combat（剣による個々の戦闘において）と記述されたにもかかわらず、斬殺の対象が hundred Chinese（百人の中国人）と記述され、→

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@kijitora_yamato さらにWHAT WAR MEANS に収録されるさいにはMuder Race（殺人競争）という表題がつけられ、いかにも戦闘以外での殺人を伴う戦争犯罪であるという装いがなされた。この間の経緯はWHAT WAR MEANS に収録される翻訳記事の→

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@kijitora_yamato 英語原文と、翻訳記事に付された解説文を注意して読めば、理解される。この戦闘報道記事と二人の日本人士官の行為の真偽については、鈴木明氏の『「南京大虐殺」のまぼろし』以来、夥しい議論がある。二○○一年五月十二日付の産経新聞に載ったワシントンからの→

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@kijitora_yamato 古森義久貴社のレポートによれば、日系アメリカ人でカナダのヨーク大学教授であるボブ・ワカバヤシ氏が日本国内での議論を踏まえた詳細な論文を学術誌に発表した。そして、「百人斬り競争」は虚構の産物であり、二人の日本人将校は不当に処刑されたと→

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@kijitora_yamato 結論づけている。 ともあれ、戦意高揚を狙って報道されたはずの武勇伝が、敵を非難する戦時宣伝の材料として取り上げられ、殺人行為として告発されたのである。 →

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@kijitora_yamato 會虚白は、ティンパーリーとの接近について次のように言う。「ティンパーリーは都合のよいことに、我々が上海で抗日国際宣伝を展開していた時に上海の『抗戦委員会』に参加していた三人の重要人物のうちの一人であった。オーストラリア人である。→

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@kijitora_yamato そういうわけで彼が〔南京から〕上海に到着すると、我々は直ちに彼と連絡を取った。そして彼に香港から飛行機で漢口〔南京陥落直後の国民党政府所在地〕に来てもらい、直接に会って全てを相談した。我々は秘密裏に長時間の協議を行い、国際宣伝処の初期の→

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@kijitora_yamato 海外宣伝網計画を決定した。我々は目下の国際宣伝においては中国人は絶対に顔を出すべきではなく、我々の抗戦の真相と政策を理解する国際友人を捜して我々の代弁者になってもらわねばならないと決定した。ティンパーリーは理想的人選であった。かくして我々は→

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@kijitora_yamato 手始めに、金を使ってティンパーリー本人とティンパーリー経由でスマイスに依頼して、日本軍の南京大虐殺の目撃記録として二冊の本を書いてもらい、印刷して発行することを決定した。〔中略〕このあとティンパーリーはその通りにやり〔中略〕→

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@kijitora_yamato 二つの書物は売れ行きの良い書物となり宣伝の目的を達した」。引用文中に、ティンパーリーが日本軍占領直後の南京にいたと注を付したが、これは当時の日本外務省外交官補であった福田篤泰氏からの板倉由明氏による「聞き書き」に基づく→

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@kijitora_yamato （板倉由明「南京大虐殺の真相〈続〉ティンパーリーの陰謀」）。 以上、全て『鹿児島といわゆる南京事件』より引用

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@kijitora_yamato ・・・非売品💧 pic.twitter.com/3vh3WYK8cE

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