札幌交響楽団第584回定期演奏会感想まとめ
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新・読後充実度 84ppm のお話 : 札響第585回定期演奏会(B日程の一部)を聴いて♪LvB/p協4 blog.livedoor.jp/rose_music_etc…
2015-12-13 05:02:23ポンマーは渋い。先日の札響定期で感じたのは、ポンマーの演奏がエモーショナルというより言語的なのではということ。声を張り上げない。感情的な勢いに任せない。朗々と歌うというより、正確に語るといった風。発音、イントネーション、呼吸を細かく整え、語り、呟き、対話するよう。
2015-12-17 02:50:11@janacekjapan 響きは厚くならず、あまり粘らず、音を短く切り上げてアーティキュレーションを清潔に際立たせる。そしてオピッツも基本的に同じタイプの音楽家のようだ。これが一つのドイツ流か。なのでべートーヴェンのピアノ協奏曲第4番はいくぶん地味な印象。
2015-12-17 02:51:47@janacekjapan オピッツは安定したテクニック・音色で充実したピアノ。対するオケは音量を抑え、ピアノ...を立てるように一歩下がって支えるつつ、きっちり対話する。それにより、ピアノや各楽器間のアンサンブルの掛け合いの妙が浮かび上がると言った風。渋い。
2015-12-17 02:52:11@janacekjapan 続くブルックナーも、ドイツの老巨匠による本場のブルックナーという一般のイメージとは大分違う。鷹揚な重厚さよりも繊細で清澄。ブルックナーの交響曲というと巨大なゴシック聖堂に譬えられたりするが、ポンマーの解釈は、そういう壮大な趣とは異なる。
2015-12-17 02:56:26@janacekjapan 単調な気分が持続するのではなく、かなり変化があり、指示が細かい。ただコセコセした感じはなくブルックナーとして違和感はない。 1楽章や終楽章は普通もっと壮大にダイナミックにオケを鳴らすだろう。
2015-12-17 02:57:03@janacekjapan 2楽章も思索し自問自答しながら呟いているようだ。3楽章は狩りの情景が広がるよう。この楽章でこれほど標題的に感じられた演奏はない。これもまたユニークにして真っ当なブルックナー演奏。多分、ポンマーはこれからもブルックナーを取り上げていくだろう。楽しみだ。
2015-12-17 02:59:29@janacekjapan 札響は力演していたが、まだポンマーの指示を捉え切れていないところも幾分あった。これは単に慣れの問題だろう。今はポンマー語を丁寧に口伝えをしている段階では。徐々にこなれていくはず。エリシュカの時だってそうだったのだから。
2015-12-17 03:06:35@janacekjapan エリシュカとのようにポンマーとの関係が今後深まれば、かなり深い世界が広がっていくだろうと期待している。という訳で、ポンマーで初めて聴くベートーヴェンの交響曲がまず第九! 週末の演奏会に期待している。
2015-12-17 03:08:14