西住流の戦車道、島田流の戦車道、そして「私の」戦車道

個人的なツイートまとめ。
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BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

ダージリンさんは、大洗女子戦車道チームの戦いをほぼ全戦にわたって観戦している。常道と思えぬ戦いぶりを示す大洗の戦いを感心している場面が随所にあることを覚えているだろうか。

2015-12-12 15:12:42
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

ダージリンは、大洗女子の中核はどこまでいっても西住みほであると看破した。彼女の時に奇抜とも思える戦いはすべて、相手のもっとも脆弱なところを露わにさせるためであり、最終局面において彼女が信頼にたりえるのは自車メンバーでしかないことを理解していたのだ。

2015-12-12 15:16:26
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

エキビジション戦において、合同チーム同士という状態にある西住みほの統率力がどこまで発揮するか、破綻するまでを待っていたことも、彼女の柔軟な戦術指揮に応対するのではなく、あくまで局面においての優性を保持し続けようとしたのがダージリンさんのプラン。

2015-12-12 15:18:28
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

(おそらく西住流本流の影響が強い)黒森峰は、奇策ではなく面としての戦車火力による破砕を重点としていた。求められるのは戦車長の適応能力に違いがあった。プラウダ戦の敗北は、F車+護衛車両を分派したもののそれを補足されたというミスに起因するものであり…(続かないよ!)

2015-12-12 09:06:56
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

これ以後、黒森峰は戦場における機動性ではなく火力投射とそれを可能にする装甲をより重視するようになる。最後に行き着くのはあのマウスであったことは言うまでもない。しかし、西住流本流の火力とそれを有効活用する電撃戦志向は思わぬところで結実する。

2015-12-12 09:26:26
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

それは、プラウダ戦敗北の責をとって離脱したはずの、西住みほの柔軟な作戦指揮に追随することができる大洗学園だった。みほにしてみれば経験不足の部員を動かすために、だったし、部員はみほの奇策をすべて受け入れた。これにより、常道以外の戦術機動に追随できる稀有な戦車道チームができたのだ。

2015-12-12 09:28:50
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

無論、西住みほにも限界はあるのだ。優勝後のエキビシジョン戦でそうである。彼女が戦場を把握し、部員を統率できているかぎりは問題がないが、意思統一が図れないとき、それは破綻する。いち早くそれを見破っていたのはグロリアーナのダージリンである。

2015-12-12 09:30:36
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

西住みほにとって究極的に信頼できるのは自車メンバーであることを見抜いていたダージリンは、最終的に彼女自身とメンバーに頼らざるを得ない局面を作り出した。仕上げはカチャーシャとのコンビネーションアタックである。西住みほはおそらく自分の欠点を受け入れていたのだ。

2015-12-12 09:33:00
米爺 @oldriceman

戦車道は、フィールドとユニット数とその他持ち込めるツールが決まってるので、学校や流派ごとに得意とする戦術の違いはあっても究極的には「戦車がいかに車長の意のままに動くか」という個の錬度と、「部隊が小分けになってもいかに上長の意のままに動くか」という群体の錬度が重要になるはず

2015-12-12 14:44:34
米爺 @oldriceman

要は委任戦術をどんだけ理想的に実現できるかになるわけで、そう考えると委任戦術の本場ドイツの校風を持つ黒森峰が強豪なのはむべなるかなと。そのうえでたぶん島田流は前者を、西住流は後者を優先的に突き詰めようとするのが主な違いなんじゃないかしら

2015-12-12 14:48:21
U.S.S.BlackPrince @HMS_BlackPrince

@BARSERGA 自分の声と意志が届く範囲において完璧な統率力を発揮するという意味で、まさしく騎兵的なのではないかと。思えば大洗が危機に陥るのは生徒会の雇われ隊長という立場からくる、意思の不徹底がほとんどですね。

2015-12-12 14:29:09
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

@HMS_BlackPrince まさしく、そういう意味では本邦の騎兵から変貌を遂げた戦車兵のあるべき姿を抽出したかのようであります! で、劇場版では大洗戦車道チームは分断されるものの、西住隊長のように柔軟に敵車両撃破を敢行するのだから、成長を描いているともいえるかも。

2015-12-12 15:05:44
ソロコフ @solokov09

メガミのインタビューだと、西住流は集団で一つの個体としての戦力を高めるタイプで、島田流は究極のワンマンアーミーを育てる流派とのことらしい。西住流と黒森峰の相性がいいのは高水準の戦力を揃えて平均して高い数値を叩きだせるからなのね

2015-12-07 18:20:06
原田 実 @gishigaku

昨日、西住流は集団単位で一つの行動をとらせるのに長け、島田流は個々の力量を引き出すのに長けるという説が流れてきたが、そうだとするとみほさんが西住流の本家を離れなければならなかった理由も、島田流の申し子の愛里寿さんが大洗連合の動きを読み取れた理由もわかる。

2015-12-08 10:15:15
米爺 @oldriceman

たぶん西住流×黒森峰の戦い方には、それなりの錬度でやれてると同世代の間では頭ひとつ強いけど、そこから最も理想的なレベルまで真剣に突き詰めようとすると、個の錬度の不足で全体が弱くなる「不気味の谷」のような段階が挟まるんじゃないかな

2015-12-12 20:22:45
米爺 @oldriceman

大洗でのみほの戦い方は、個々の戦法は奇策もいいとこだけど、それがみほの判断を離れたところでも集団を構成する個の役割として優れたレベルで行われてるという点で、「不気味の谷」段階を越えた西住流とのひとつの姿と言えるんじゃないかなぁ

2015-12-12 20:26:27
Reffi @tomo1109_Reffi

西住流の「集団で一つの個体としての戦力を高める」と、島田流の「究極のワンマンアーミーを育てる」という思想は別に矛盾しておらず、両立しないわけではないので、究極的には両方やらないといけない。チームスポーツやゲーム全般に言えることだけど。

2015-12-12 20:22:17
Reffi @tomo1109_Reffi

「劇場版では大洗戦車道チームは分断されるものの、西住隊長のように柔軟に敵車両撃破を敢行する」というのはつまり、最初は西住みほ個人の特異な戦車運用思想であったものが、大洗女子学園の戦車運用ドクトリンとして結実しつつある、といことなのかな。

2015-12-12 20:28:55
Reffi @tomo1109_Reffi

運用思想は所与の環境によって規定されるところが大きいので、大洗のように性能がバラバラの戦車で戦わなければならなかった場合(悪く言えばというか、実際にも文字通りの寄せ集め、烏合の衆)、個々の特性を生かした最大限のパフォーマンスを発揮する、という方向に行かざるを得ない。

2015-12-12 20:32:35
Reffi @tomo1109_Reffi

西住みほの戦車道におそらく近い思想なのは、公安9課だよな。スタンドアローンコンプレックス。ダージリンが看破した、「大洗女子の中核はどこまでいっても西住みほ」が、やがてそうではなくなる。部隊の全員が指示されなくても西住みほ的な戦車運用をできるようになれば、行き着くところはそこ。

2015-12-12 20:41:44
Reffi @tomo1109_Reffi

そもそもの話をすると公安「9」課のベースにはサイボーグ00「9」が存在しているわけで、この思想はヒーローものに受け継がれるお約束でもある。

2015-12-12 20:44:33
Reffi @tomo1109_Reffi

「昭和のロケット屋さん」という、宇宙研のロケット技術者との対談を文字起こしした本があるんだけど、その中に日本のロケット開発の祖である糸川英夫が「垣見君、システムって何だ?」「それは『スパイ大作戦』だ」と言ったというエピソードが出てくる。

2015-12-12 21:06:45
Reffi @tomo1109_Reffi

公安9課もこれと同じだよな。能力がバラバラの個人を寄せ集め、それぞれに最大のパフォーマンスを発揮させてその成果を組み合わせ、最終的な目的を達成するという。

2015-12-12 21:11:15