「NPCがクリティカルヒットを修得している」というフックからシノビガミのシナリオを作る話
前提
気まぐれ
初見対処不可の奥義かつ一発食らえば大概の忍者は行動不能になるクリティカルヒットは普通に考えればあまり使うべきではないがうまく運用すればドラマチックに戦闘ができるのである、具体的に言えば、一撃食らえば致命的だからこそ防御系が輝くということだ
2015-12-18 02:05:09クリティカルヒットに対する絶対防御や滅クリなどが最も活躍する瞬間であり、PCがそれら奥義を持つのであればあえてスポットライトを当てるために使えばとても楽しいセッションになるのでうまく使ってこ
2015-12-18 02:06:47クリティカルヒット自体めちゃくちゃ強くて一瞬で特定PC1名だけを戦闘不能にしプレイヤーに暇を持て余させる超強力奥義であることは言うまでもないんですが、それだけ強いものだからこそ、搔い潜った時にはカタルシスが発生するんですよ
2015-12-18 15:25:27なので、シナリオ作成時のアドバイスとしては、「プレイヤーにクリティカルヒットがくることを身構えさせ」「それを乗り越えるためのヒントを与える」ことの2点です
2015-12-18 15:26:49クリティカルヒットの予兆としては、一番やりやすいのは「PCの秘密として奥義情報を獲得させておく」というもの。すなわち、本来は一発目で戦闘不能にさせられるものに対し、一発目から対策できるようにする。これだけで初回不意打ち殺しが防げるし、物語まで生み出せるわけです
2015-12-18 15:28:48物語が生み出せるっていうのは要するに、「なぜPCはそのボスの奥義を知っているのか」ということ。例えば「かつて戦ったが、そのクリティカルヒットにより敗北した」「PCとボスは同門の兄弟弟子であり、同じ流派の奥義を二人で修得した」など、シナリオになるんですよ
2015-12-18 15:30:31ぼくが言う「ギミックからシナリオを作る」「ギミックさえあればシナリオが書ける」というのは全てこういうことなわけで。やりたいこと(ボスにクリティカルヒットを持たせる)→それに対する解決法(PCに奥義情報を持たせる)→その理由(物語)、その繰り返しでシナリオができる
2015-12-18 15:32:55まー脱線しましたが、他にクリティカルヒットへの対策としては奥義持ちのプライズを持たせてもいいですね、普通に絶対防御でもいいけどやっぱり滅びクリティカルつきプライズが熱い、クリティカルヒット初見落ちさえ防げりゃ後はプレイヤーが勝手にしてくれ〜〜って感じの
2015-12-18 15:34:46とにかくクリティカルヒットは初見不意打ち殺し能力が高くてプレイヤーの不満感を募らせてクソGMクソGMとなじられて心を病む可能性があるので、それを防ぐならばPC側に対策を与えるって話でした
2015-12-18 15:35:46ここから本当にシナリオを作る
まずボスはクリティカルヒットを持ち、何もなければPCを殺します。なので安易に殺されないようPCに対策を与えます。今回はPC1に奥義情報を持たせるものとします。ではなぜPC1はその奥義情報を持っているのか。今回は「ボスはPC1の師匠であり、力を求め過ぎたあまり妖魔化した」とします。
2015-12-18 15:40:30ここでクソGMであるぼくは思うわけです。「安易に奥義情報撒くとどうせPC全員に配って全員で判定して成功するんだもん、おもんねーなー」と
2015-12-18 15:42:02なのでPC1には他のPCに奥義情報を渡したくない、もしくは奥義を破られたくないものとします。すなわち、本当の使命を【ボスの奥義を自分が破る】ことにします。他の人が破っちゃダメなんです、自分で破るんです。よしこれでPC1だけが破るようになるぞ、ついでにボスの奥義に回数制限つけちゃお
2015-12-18 15:44:33PC1:秘密 あなたは「ボス」の弟子である。あなたはかの奥義を修得しようとしたができなかった。あなたはボスの【奥義】を所持している。 その奥義は彼の最強の象徴だ、彼を上回るにはそれを破る以外にありえない。あなたの本当の使命は【ボスの奥義を破ることである】 奥義、断ちクリ回数制限
2015-12-18 15:46:22