【山崎雅弘『戦前回帰』が捉える国家神道の病理】

島薗進 @Shimazono

１【山崎雅弘『戦前回帰』が捉える国家神道の病理】togetter.com/li/870712　戦前日本の弱さに独自の分析。「価値判断の「上位である天皇の価値を、立憲主義という制度上のリミッターを欠いた状態で天に向かって再現なく上昇させ、国民としての「正しい行い」に熱心に励んで」

島薗進 @Shimazono

３【山崎雅弘『戦前回帰』が捉える国家神道の病理】togetter.com/li/870712「そこには当事者が自覚していなかった、ある種の「負のスパイラル」が、厳然として存在していたように思います」「恐ろしいのは、こうした「良い心」や「道徳的に正しくあろうとする心」の暴走は」

島薗進 @Shimazono

４【山崎雅弘『戦前回帰』が捉える国家神道の病理】togetter.com/li/870712「政府や特定のリーダーが命令を下してそれをさせる場合よりも、一人一人の人間が、完全に自発的に、それをやり始める場合が多いという事実です」「最初のきっかけは、学校や組織内での「国体」教育」

島薗進 @Shimazono

５【山崎雅弘『戦前回帰』が捉える国家神道の病理】togetter.com/li/870712　「「国体」教育であったとしても、途中からは各自が自分の判断でそれを行うようになり、それに従わない人間を見つけると、自分の判断でその相手を攻撃したり、圧力をかけたりするようになります。」

島薗進 @Shimazono

６【山崎雅弘『戦前回帰』が捉える国家神道の病理】togetter.com/li/870712　「天皇の崇高さを際限なく高め天皇を頂点とする国家体制の至高の価値を認めてそれに献身すれば、自分の命の重さは極限まで軽くなります。しかし、それと引き換えに自分がこの世で「生きる意義」や」

島薗進 @Shimazono

７【山崎雅弘『戦前回帰』が捉える国家神道の病理】h「「生きている間の存在意義」などの精神面は、天皇や天皇を頂点とする国家体制の価値の上昇に追随する形で、高みに昇っているかのように感じられます。宗教的な高揚感と同種の満足感が、そこにはあります。」

島薗進 @Shimazono

８【山崎雅弘『戦前回帰』が捉える国家神道の病理】「そうした構図を成立させ、維持し続けるためには、社会を構成する全ての人間が、同じように振る舞うことが必要とされます．社会を構成する人間が「個人」として独立した行動を取り始めれば、天皇の賞揚と共に」

島薗進 @Shimazono

９【山崎雅弘『戦前回帰』が捉える国家神道の病理】togetter.com/li/870712　「下々の人間の価値も高まるという構図は、成立し得なくなります。それゆえ、この構図を維持し徹底するための有形無形の「強制」や「同調圧力」が、社会のあちこちに生じるようになります。」

島薗進 @Shimazono

【山崎雅弘『戦前回帰』が捉える国家神道の病理】togetter.com/li/915461　どこが弱かった？「価値判断の「上位である天皇の価値を、立憲主義という制度上のリミッターを欠いた状態で天に向かって再現なく上昇させ、国民としての「正しい行い」に熱心に励んでいるつもりで」

島薗進 @Shimazono

【山崎雅弘氏『戦前回帰』が捉える国家神道の…】togetter.com/li/915461「実は価値判断の下位とされる一般国民の命の価値を際限なく低下させて、それが失われても大した問題ではないという風潮を、社会全体が作り出してしまう」「後世から見ると、皮肉で悲劇的な構図ですが」

島薗進 @Shimazono

【山崎雅弘『戦前回帰』が捉える国家神道の病理】togetter.com/li/915461「そこには当事者が自覚していなかった、ある種の「負のスパイラル」が、厳然として存在していたように思います」「恐ろしいのは、こうした「良い心」や「道徳的に正しくあろうとする心」の暴走は」

島薗進 @Shimazono

【山崎雅弘『戦前回帰』が捉える国家神道の病理】togetter.com/li/915461「政府や特定のリーダーが命令を下してそれをさせる場合よりも、一人一人の人間が、完全に自発的に、それをやり始める場合が多いという事実です」「最初のきっかけは、学校や組織内での「国体」教育」

島薗進 @Shimazono

【山崎雅弘『戦前回帰』が捉える国家神道の病理】togetter.com/li/915461https…　「「国体」教育であったとしても、途中からは各自が自分の判断でそれを行うようになり、それに従わない人間を見つけると、自分の判断でその相手を攻撃したり、圧力をかけたりするようになります。」