…という理想はあるが、理想と現実のギャップがある。最適な専用HWを実現するにはHWアルゴリズムを用意し、適したデータ構造を要旨しなければならない。続いてアプリ再実装。FORTRAN→C/C++→HW、データやオブジェクトの構造化。これを数万行のコードでやる?、と。
2015-12-22 17:30:08石井さんの指摘にもあったが、標準フレームワークの欠如。メモリシステム、ホストIF、NW。ドライバやライブラリ。自分はこれらを自分で整備したが、OpenCLのものも出てきて期待が持てるよね、と。
2015-12-22 17:31:05データ移動と計算の融合、パイプラインが基本。グローバル非同期データフローカスタム計算機。フィールドコデザインをする環境の整備
2015-12-22 17:33:27研究開発の方向性と課題。方向性=どんな計算をする?箱を紐でつないだりはしている。課題。HWアルゴリズム、生産性向上、既存システムスタックとの接続。自分のようなHWの人間は、アプリケーションの人と密に連携するためのコデザイン環境が必要と考える、と。
2015-12-22 17:33:27東大・片桐先生。2012年の資料を引っ張りだしてみる。見てると自分でも腹が立ってくるので流すが、課題の列挙自体はそんな間違ってない、と。
2015-12-22 17:35:00超高バンド幅アーキテクチャに向くアルゴリズム再考。古典的アルゴリズム。制度が高いが高B/Fなアルゴリズム。陽解法から陰解法へ。精度保証(精度を変えると世界が変わる)、と。あとOoC。
2015-12-22 17:37:47登壇者の方の慌てぶりを見るに、だいぶ巻いたみたいだけど、本来なら17:30にクロージングまで終わっていて、18:00から懇親会なのだ。
2015-12-22 17:40:51で、パネリスト個別の発表の最後。東大の市村先生。「ポストムーアに向けた研究開発の展望(地震シミュレーション)」。長期地震予測のための列島地震シミュレーション。地震動推定シミュレーション(SCでよく出てくるタイプ)。原子力建屋の地震時応答(基礎検討段階、変形して図示)、と。
2015-12-22 17:43:13そして今年のSCで使ったアニメーション。山手線を収める10km×10km。京フルノードを使うので8万4千なんぼに分割。8時間回し続ける。山の手線内32万棟を1棟1棟モデル化してシミュレーションする、と。
2015-12-22 17:45:43アプリの中身。動的/静的 線形/非線形 大自由度低次要素有限要素法。SC14ではGAMERA、SC15ではGOJIRA。いずれもGB賞ファイナリスト。ソルバー+要素剛性の計算方法に工夫。最大計算は京フルノード+京上限時間で、ほげほげ。
2015-12-22 17:47:5210年後はどうか。ひとこえ10兆自由度系の capability computing 一発が目安。NWも重要だが、本質的には単体性能。「全体の中から限られた小領域への限られた(ほぼ)ランダムなアクセス+多少の計算」なので、低B/Fがネック。これが改善されると案外?、と。
2015-12-22 17:50:25Q. 富士通の方。ARM・石井さんの「多額の半導体投資が正当化されなくなった時他へ向かうのでは」とあったが、必ずしも半導体の投資は新プロセス開発(ムーアの進展)だけに向かうわけではない。それは分けて考えるべきでは。 A. ARM・石井さん。お、おう。せやな。
2015-12-22 17:59:13FPGAもシュリンクしないという世界が来るのでは、HWは共通化しようという話になるのではないか、産業としては怖いシチュエーションである。
2015-12-22 18:02:06レガシーなコードがいっぱい走っている。どうすればいいの?。方法は無い、丸山せんせい。コードが実装になっているのが問題、高位合成がいる、佐野せんせい。
2015-12-22 18:07:55Q. Fortran って今後も生き残る?既存資産を抱えてると今後やばない?(小学生並の要約 A. 「死ぬよ」「死ぬね」「数値計算的にはなんとでもなるよ」「Cだって大変だよ」(小学生並の要約
2015-12-22 18:09:54高位で抽象化してチューニングして落とし込めるといいな、市村先生。ポストムーア時代はfortranでもCでも大変になる、近藤先生。
2015-12-22 18:10:10Q:Fortran屋さんはポストムーア時代にどうすれば? 丸山先生:ない 佐野先生:コードがデータ構造になっているから、メタプログラミングへ行くべき 片桐先生:数値屋さんは数式を書きたいだけだから、そういうのが出てくるかな
2015-12-22 18:11:26