まず、野田さんとあさりさんの「宇宙暮らしのススメ」や、拙作「バラマンディのサエ」のように、小惑星帯の小惑星をくりぬいて中に住むことを目的とする、というところから話を始める。
2010-03-13 00:22:35くりぬいて住む理由は、宇宙線を遮るため、気密しやすいため、壁面を得やすいためなど。そしてできれば重力がほしい。筋力が衰えるからというのもあるが、なんかどうも生き物の受精卵の発生に重力が必要であるっぽいから。
2010-03-13 00:24:27しかし小惑星に重力はなく、最大のセレスでも表面重力は0.26m/s2しかない。で、遠心重力作ろうぜ、という発想になる。「ススメ」ではそこを、小惑星の中に回転円筒作ろうとしていたが、別の方法がありそう。ここから思いつき。
2010-03-13 00:26:23受精卵の発生には重力が必要であるっぽい……か。人類は果たして宇宙に進出できるんだろうか。できるとしてもアウスターのような形にはならないかもなあ
2010-03-13 00:26:49回転円筒を作ると外周にしか重力が生ぜず、内側の空間が無駄になる。せっかくの小惑星の容積も完全利用できない。ビル上に積層した空間を造ると上のほうの重力が足りない。全体に重力をかけたい、という需要があると思う。
2010-03-13 00:29:06この考えには欠点がありそれはあとで説明する。まず作り方は小惑星の赤道を一周するレールを作る。その上で、飛ばないように噛みこんだ台車を常に走らせる。台車の上にロープを投げる。ロープは遠心力で立つ。で、ロープ沿いに地表から土砂を送りあげて、先端にだんだん溜めていく。
2010-03-13 00:32:45ネット等に土砂が溜まったら(あるいは溜まるにつれ、か?)台車の速度を落としていく。砲丸投げと同じことになり、土砂のカウンターウェイトの回転力によって小惑星そのものも振り回され始める。土砂はもちろん小惑星内から掘削して出す。居住区開削の廃土を用いる。
2010-03-13 00:35:03じきに全体としてヒモでつないだ大小のボールのような施設が出きあがる。回転力を調整して1Gに持っていく――と書くとうまくいくようだがここで欠点暴露。掘りまくってスカスカになった小惑星がもたない。もともと小惑星の結締力は弱い。クッキーよろしくぐしゃんと崩れて終わる。
2010-03-13 00:37:15NATMはニューオーストリアントンネルメソッドの略で、地盤のゆるい山にトンネルを掘るための工法。もろい地山にボルトアンカーを多数打ち込み、地山にかかる地圧自体でトンネル構造を強固にする。表面にセメントミルクの吹きつけが必要だが、全体を鉄筋コンクリートで作るよりは少なくてすむ。
2010-03-13 00:39:17スカスカ小惑星ぶん回しのネックであるところの強度不足と、この工法の相性がいい気がする。つまりNATM式遠心アステロイド支持工法。以上連投終わり。
2010-03-13 00:41:22水はあっちのほうにはなんぼでもあります。セレスなんか氷マントルがあると思われているぐらいです。 RT @ryon_tw ネックはやはり水か
2010-03-13 00:47:51基本的に全通路をNATMなどの耐力構造で作っていくことになるんじゃないでしょうか。NATMってこんな感じ。 http://bit.ly/c6FBpM RT @yauhe ぶん回される小惑星の中で、外側はいいとして、内側はどうなるんでしょうか
2010-03-13 00:50:24