【2015年版】2015.12.24〜12.25虎徹さんbot(KTK_b)クリスマス ツイートまとめ

[2015年版]虎徹さんbot(@KTK_b)がイヴからクリスマスの2日間に掛けて流したクリスマスの特別ツイートログです。 二次創作作品になってます。
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鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

「そうだ、あなたからのプレゼント」 「だっ」 「あんなこと言っていたから、楽しみにしていたんです。すごく」 「ううぅ・・・」 す・ご・く、のたった三文字が、物凄く重い。

2015-12-24 23:33:37
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

「あー・・・ありがとうな」 ぽつん、と呟いて。 「・・・でも、ずっりぃぞ! これってどう考えても『メシ代』超えてんだろっ!」 「いえ、守ってますよ? 僕『一食分』とか言いましたっけ」 「あー! ずりぃなー! 俺すっげえマジメに飯一食分以内って考えてたのにっ」

2015-12-24 23:28:29
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

掌の上の無骨な腕時計を、その右手ごと両手で包み込む。祈りを込めるように。 「現時点で作り得る最高のワイヤーで『ワイルドタイガー』を支えたいと。これはヒーロースーツに新たに内蔵したものと同じ素材で、僕と斎藤さんからの、合同プレゼントです。どうか、受け取ってください」

2015-12-24 23:23:30
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

「もしひとりの時だったら? スーツでも身を守れない高所からの落下なら? あなたは無事では済まなかった」 「・・・・・・」 「だから」

2015-12-24 23:18:30
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

「ヴィルギル・・・アンドリューの事件でスーツのワイヤーがいとも簡単に切られたこと、斎藤さんはずっと気に病んでいたんだそうです。ヒーロースーツを預かる技術者として、自分が許せないと」 「や、あれは斎藤さんの所為じゃ」

2015-12-24 23:13:29
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

「時にはNEXT能力以上にあなたを支えるもの。そのワイヤーが切れることは、あってはならない」 思いがけない真摯な声音と眼差しに、手の中の物がずしりと重みを増した、ように感じた。

2015-12-24 23:08:29
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

手に取るとひやりと冷たいそれは、今着けているのと同じデザインの腕時計・・・に見える。 「これって」 「強化ワイヤー射出装置内蔵ウォッチです」 「強化?」 「ワイヤーはあなたにとって、手足であり翼であり、生命線ですから」

2015-12-24 23:03:33
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

「どうぞ」 「サンキュ・・・ん?」 差しだされたトレイに乗っていたのは、酔い覚ましのコーヒーと、もうひとつ。 緑色のリボンが結ばれた、ギフトボックス。 「メリークリスマス、虎徹さん」 「お、おお」

2015-12-24 22:53:29
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

「キッチン、お借りしても? 何か飲み物作りますよ」 「おー、頼むわ。カウンターのあっちの方に色々出してあっから」

2015-12-24 22:48:30
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

「濃い一日だったな~・・・」 「フライドチキン、美味しかったです」 「うんあれは美味かった。って、バニーちゃんは元気だねえ」 「やりたかったこと、やれましたからね」

2015-12-24 22:43:29
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

二人で見上げた空。淡い光がもうひとつ、サービスで流れた。 「・・・あなたは願い事、できたんですか」 「俺? そりゃもーバッチリ」 「嘘つき」 「ホントだって~!」 星降る街、シュテルンビルト。本当に降ることもあるらしい・・・?

2015-12-24 20:38:30
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

「・・・見た?」 「信じて貰えないでしょうね・・・」 「願い事、ちゃんと3回唱えられたか」 「そこですか!?」 「だーって、これきっと『恩返し』だぜ? 壁に挟まってた『星』、天に還したから」 「え」

2015-12-24 20:33:30
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

唐突に。 かすかなあの音とともに、天空を走る光の雨。流星群というにはあまりにも多く、眩く、きらきらと。 時間にして、そう長くはなかったろう。気がつけば、あの音も止んでいた。 「・・・・・・」 「・・・・・・」

2015-12-24 20:28:29
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

黙祷を捧げる最中。静かな墓地で、遠くから何か聞こえてきた。 転がる鈴の音のような、硬い金属音のような。チリチリ、シャリシャリ。 「この音」 「どうかしま・・・」 「しっ! ・・・ほらあれ、これって」 「あの時の・・・音?」 一体どこから。・・・上から?

2015-12-24 20:18:29
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

シュテルンビルト郊外某所、墓地。 途中で買い求めた花を供えて、バーナビーは祈る。 「・・・俺もお参り、いいか」 「どうぞ」

2015-12-24 20:13:30
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

「あ」 「ん?」 「・・・その前にひとつ、行きたい所が。遠回りになっても?」 「いいぜ。どこ行くんだ?」

2015-12-24 19:43:29
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

「お借りした物を下すついでに、寄っていいですか」 「多少散らかってんのに目ェつぶってくれたらな」 「善処します」 「あと買い出し」 「心当たりが」 「そこ、美味い?」 「ええ」

2015-12-24 19:38:29
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

「・・・年末だからって、張り切って2件も事件起こしやがって(はぁ)」 「・・・僕、フライドチキンが食べたいです(ハァ)」 「おっ、そんなら晩メシは、オリエンタルタウン流といくかっ」 「まあるいケーキも」 「おー、いいねー」

2015-12-24 19:33:30
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

「速攻で片付けんぞ!」 「はい!」

2015-12-24 17:53:29
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

\ビーッ! ビーッ!/ 出し抜けに、答えを遮るようなアラーム音がPDAから鳴り響いた。事件発生と出動を告げる通信。車は行き先変更だ。 「あーもー、馬鹿野郎! こんな日に事件起こしたの、どこのどいつだ~!? ホンっトに欲張りな一日になっちまったじゃねえかっ!」

2015-12-24 17:48:29
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

「ん? そういやさ、アレどうなったの」 「あれ?」 「ほらあの、お前色々凝ったの作ってたでしょ、ケーキ」 「ああ、ブッシュ・ド・ノエルなら」

2015-12-24 17:43:30
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

「あの・・・有難うございました」 「なんだよ、改まって」 「準備から練習から、ずっと付き合せてしまって」 「それ言うなら、『付き合ってくれて』、だろ」 「そうでしたね」 「そうそう」

2015-12-24 17:38:29
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

「食べるのもったいなーい!って、そりゃそうだわ」 「後の方からどんどん食べられていましたけどね」 「周りの木とかもなっ」

2015-12-24 17:33:29
鏑木・T・虎徹bot @KTK_b

「・・・まーでもアレだ。今日の主役はやっぱ、バニーの『お菓子の家』だな」 ブルーローズが子どもたちの相手をしてくれている間、大急ぎで組み上げた、手作りのヘクセンハウス。自分達が暮らす建物を模したその形に驚き、自分達が作ったパーツも使われていることが分かったときの歓声といったら。

2015-12-24 17:28:30