【2015年版】2015.12.24〜12.25虎徹さんbot(KTK_b)クリスマス ツイートまとめ
たわい無い話をしながらゆっくり飲み干せば、長い睫毛が下がってきた。 長い一日がもうすぐ終わる。 「お疲れさん・・・いろいろありがとうな、バニー」
2015-12-25 22:34:56「頑張ったバニーちゃんに、ホットミルクをサービスしてやるよ。砂糖か蜂蜜?」 「少しお酒を」 「そんならあれだ、コニャックミルクにすっか」 温めた牛乳にコニャックとほんの少しのバターを加えて、シナモンスティックでくるくる。体を暖めるホットカクテルの出来上がり。
2015-12-25 22:28:29「・・・にしても。TVとパーティできっちり市民サービスやって、施設の子どもたち楽しませて、まあ事件も起こってなんだかんだヒーローのお仕事だろ、仕舞いにゃ楓も呼び出してたなんて、お前ホっント欲張りだな」 「お褒めに与り、どうも」 「うん褒めてる」
2015-12-25 22:23:29テーブルの上に散らばる、何枚かの写真。 「また『思い出』も増えました」 「そそ。ケーキは食っちまってもほら、力作っぷりはちゃーんと写真に残ってる」 「女の子の泣き顔撮ったら怒られますよ」 「いーじゃねえかカワイイんだから!」 「デリカシーがないな・・・」
2015-12-25 22:18:29「お前があーんまスゲエの作るから、ナイフ入れようとしたら泣かれちまったじゃねえか」 「結局、半分も食べられませんでしたね」 「『そこ切っちゃだめー!』だもんなあ。ま、明日には諦めて食うだろ。美味いし」 「光栄です」
2015-12-25 22:13:30「にしてもあのケーキ、まさか楓のためだったなんてなあ」 「あれだけ喜んでもらえると、特訓した甲斐があります」 練習台は女子組の胃袋に消えた、ブッシュ・ド・ノエル。その完成度の高さは、なかなか手作りと信じてもらえなかったほど。
2015-12-25 22:08:30愛娘の寝顔を名残惜しげに振り返りながら、そっとゲストルームの扉を後ろ手に閉める横顔は、いつもと少し違う父親の顔。 「彼女は」 「寝た。あんだけはしゃいでからな、疲れたんだろ」
2015-12-25 22:03:31「チケット、送ってくれてありがとう。クリスマス、また一緒に過ごせると思わなかったから、嬉しい」 「今年は虎徹さんにいろいろ手伝ってもらって、僕に時間を割いてもらったぶん、せめて今日はと思って」 「私もバーナビーにプレゼント持ってきたんだよ」 「へえ、何だろう?」
2015-12-25 13:48:29「今日はゆっくりしていけんのか?」 「うん。おばあちゃんに言ってきたし、泊まってっていいでしょ」 「ゲストルーム、ちゃーんとピッカピカにしてあるから」 「ホントかな・・・」
2015-12-25 13:03:33「ねえ、そんなことよりバーナビーは?」 「そんなことって・・・バニーならウチでお前のこと待ってるけどぉ」 「ホント!? すぐ行かなきゃ!」 「お前、昼まだだろ? パパ達も食べてないから、バニーの分もなんか買っていこう」
2015-12-25 12:58:29「かーえーでぇ~~~!!」 「あ、お父さーん!」 列車から降りてきた愛娘を目敏く見つけ、駆け寄って熱い抱擁を・・・しようとしたら見事に躱された。 「やめてよね、子どもじゃないんだから」 「うぅ・・・」
2015-12-25 12:53:31「だから『クリスマスは半分休み』って言ってたじゃないですか」 「へ? だって、それって昨日のことじゃ」 「昨日と今日、それぞれきっちり半日ずつ有給休暇取ってあります。さ、早く行ってください」 「はあ? 行くって何処へ?」 「決まってるでしょう」
2015-12-25 12:38:29「何やってるんですか、あなた」 「なにって、収録終わったから会社戻んねえと」 「もう上がってもらって結構ですよ」 「・・・どゆこと?」
2015-12-25 12:33:35「午後休んだ分、きっと机の上に書類溜まって・・・あれ?」 「あなたのサインが必要なもの以外、まとめておきましたよ」 「ばにぃ~!」 「今日の午前中もスケジュール詰まってるんですから、さっさと片付けてください」 「ハイ」
2015-12-25 09:07:42「とにかく、そーやって使えばいいの」 「そーいうものですか」 「そうそう」 「分かりました。入れ替えないといけないなら、また、増やして貰わないと」 「おー、それは任せとけ!」 笑顔で交わされた約束。きっとこれからも、ずっと。
2015-12-25 00:13:29「・・・アルバム」 「んお?」 「アルバムとか、あった方が」 「いやいや、なんてことないスナップ写真多いし、ンな仰々しくしなくても! 気に入ったやつを写真立てに入れたり、壁にピンで留めたり、たまに入れ替えたり・・・って、お前んちの壁はちょっとアレか」
2015-12-25 00:08:31写真。思い出を客観的に、正確に切り取ってくれるもの。年を経てたとえ記憶はあいまいになっても、そこには真実を残してくれる。目にすれば、時には鮮やかに記憶を呼び覚ますもの。 そう、クリスマスのあの日撮られた一枚の記念写真が、虚実を暴く契機であったように。
2015-12-25 00:04:03「その・・・お前に、『思い出』ってやつを贈りたくってさ」 そりゃあ頭いいんだから記憶にゃ残ってるんだろうが、データじゃなくてこうして触れる写真ってのもいいもんだろ、と。頬を掻きながら、ばつが悪そうに。
2015-12-24 23:58:30「・・・写真?」 そういえばスマートフォンで撮っていたな、というイベント写真から、いつの間に撮っていたんだろうというオフショットまで。自分だけでなく、一緒にいたヒーロー達やスタッフ含め、自分に係わる様々なひと達とのありのままの記録。綴られた沢山の時間がそこに在った。
2015-12-24 23:53:29皮肉も笑顔で解決。 「こうすれば穴も開かないんですよ」 ファスナーの引き手の穴にピンを通し、裏から留め具を付けてしまえば、ちょっとしたファスナーチャームだ。 ピンを外したリボンをするりと解く。中身は何だろう? 「あっ!?」 蓋を開けた途端、零れた何かがバラバラと床へ。
2015-12-24 23:48:30パールホワイトの包み紙を彩るピンクのサテンリボンの中央は、何か丸いもので留められていた。これは、今年の年号が入ったクリスマスピンズ。見れば、そっぽを向いている相棒の胸元にも。 「革ジャンに付けるこたぁねえぞ、穴開くのヤだろ」
2015-12-24 23:43:29「・・・お前の! あれの後じゃ、出しにくいだろーが!」 さっとポケットから取りした平たい箱を、胸元に押し付けられた相棒が、少し驚いたように微笑う。 「でも、ちゃんと、用意してくれたんですね」
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