- uchida_kawasaki
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引用: 研究では、2012(平成24)年9~11月にガラスバッジが配布された南相馬市の児童生徒1637人の測定値を分析。このうちガラスバッジを学校や屋外に持って行かないなど不適切に使用する時間帯があったのは1518人で9割以上を占めた。
2016-01-07 08:50:46引用:すべての時間帯で適切に扱ったのは117人にとどまった。1518人の被ばく量の平均値を、適切に使用した児童生徒の値から推定した本来の被ばく量とを比べた結果、統計的な差はなかった。
2016-01-07 08:50:48引用:除染が早く完了した学校にガラスバッジを持って行かず自宅に放置した場合は、ガラスバッジは実際の被ばく量よりも高い値を示し、逆に放射線量が高い屋外に持って行かなかった場合は実際の被ばく量よりも過小評価となったが、いずれの場合も誤差は非常に小さかった。
2016-01-07 08:50:50「除染が早く完了した学校にガラスバッジを持って行かず自宅に放置した場合は、ガラスバッジは実際の被ばく量よりも高い値を示し」というのは論文からはわからない。
2016-01-07 08:50:58論文に書いてあるのは、「To school」で装着していなかったグループでは、 測定値と推定値の平均値はそれぞれ 0.37mSv、 0.32mSv、比は 1.13、標準偏 差は順に 0.14, 0.77, 0.43 だったということ。
2016-01-07 08:51:00まあこれは、比の標準偏差が 0.43 もあるので、「To school」で装着し ていなかったグループでは、個人の測定値は「本当の値」から典型的には40% くらいずれている、ということであろう。
2016-01-07 08:51:02ちなみにここではもちろん自然放射線の分 0.54mSv/y を引くとかはして いない。この引き算を仮に行ったとすると、「比」の標準偏差は 0.74 に拡大する。
2016-01-07 08:51:04で、その場合には、きちんと装着していないと追加被曝量の測定値は典型的には数倍本当の値からずれる、というのがこの論文にのっている数値から読み取れることであるようにみえる。
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