2016年1月8日

人間の身体動作をいかにして紙の上に「転記」するか——社会調査の歴史を研究する際のテーマとして

n_akiya氏の書き込みがたいへん興味深かったので、備忘としてまとめました。
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n_akiya @n_akiya

意を決してA.Sheflenの著作を一括購入したぞ!私費で!

2016-01-08 02:38:02
n_akiya @n_akiya

関心は、身体動作の転記手法を確認するため。人間行為の研究において「シークエンス」という概念がことさら注目されるようになった経緯と、それが調査機材の発展とともにどのように「転記の技法」を作り出していったのかってかんじ

2016-01-08 02:40:09
n_akiya @n_akiya

これはおそらく、社会調査における映像機材の使用史を考えるのに重要な切り口だと思うんだよなー

2016-01-08 02:41:26
n_akiya @n_akiya

行為のシークエンスを研究するためには、シークエンスをどのように二次元に転記するかってのは研究上避けて通れない重要課題なわけで、それにどう研究者が対処してきたのかってのはそれ自体社会調査史研究として重要な気がしますね

2016-01-08 02:43:16
n_akiya @n_akiya

会話分析的な「位置」と「校正」という概念は未獲得だけど、ゴフマンの影響を受けてビデオ映像を使って研究していた人たちはなにをどのようにやっていたのか、とか。そしてそれは会話分析的な取り組みとはなにが違うのかみたいな。多分転記法にもいろんな違いがあると思うんだな

2016-01-08 02:47:11
n_akiya @n_akiya

ここまで考えて寝るのである

2016-01-08 02:47:29

【以下、2016.1.9追加分】

n_akiya @n_akiya

身体動作(特に視線)のトランスクリプト作成技法については、Goodwin(1979)に「この転記法は私が開発した」って書いてある。

2016-01-09 01:33:33
n_akiya @n_akiya

身体の転記法のパイオニアの一人であるHeathが1984年書いた論文では「この転記法はGoodwin(1977, 1981)とPsathas(1979)を参考にした」とあるので、Goodwin源流説は支持される。

2016-01-09 01:34:55
n_akiya @n_akiya

ちなみにSacks&Schegloff(1975[2003])"ホームポジション"論文冒頭には、1973年にSacksとSchegloffとGoodwin夫妻が出会ったときが「会話分析とポータブルビデオカメラが出った瞬間」だと書かれている。

2016-01-09 01:36:37
n_akiya @n_akiya

M.GoodwinはLabovに「Sacksってヤツの講義録手に入れたから読め」って言われたってどこかに書いてたから、おそらくその直後にSacksらのグループに会いに行ったんだろう。それがたぶん1973年。

2016-01-09 01:37:10
n_akiya @n_akiya

で、70年代初頭にGoodwin夫妻とJeffersonは一緒にビデオデータを取りに行っていたって書いてある。そしてGoodwin(1981)では、Natural History of Interview界隈の論文が転記の先行研究論文として引かれているのだった

2016-01-09 01:38:13
n_akiya @n_akiya

EMCAにおける身体動作の転記の系譜については、この流れでいろいろ検討していくと面白そうだよね

2016-01-09 01:39:36

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