とりあえず天空戦記シュラトから。クリスマスプレゼントとして自分に買い与えた訳でようやくの視聴となる。前々から気になっていた作品だが、とりあえずさわりの1~3話まで。 pic.twitter.com/nE2l5wC2mV
2016-01-11 15:22:18とりあえず、シュラトについて「ポスト星矢」の作品の一つとして扱われる事が多いのではないかと思う。実際あかほりさん曰くタツノコが星矢、サムライトルーパーに続く三番煎じの企画を考えていたと苦笑されていたとか。
2016-01-11 15:23:48サムライトルーパーについては未見なので何ともいえないが、製作体制や周辺環境的には星矢+ボーグマンという印象もあるかもしれない。スポンサーは星矢と同じバンダイであり、メインライターの小山さんは直前まで星矢に参加されていた方。
2016-01-11 15:24:57一方、一応シュラトはタツノコ作品だが、実際は葦プロ作品っぽいようで結構作画陣は直前まで葦プロが手掛けていたボーグマンの面々が揃って参加されていたりしている。羽原信義さんや菊池通隆さん辺りの当時の葦プロのエースな方々も珍しくタツノコ作品へ参加という経緯。
2016-01-11 15:26:13あと、シュラトは星矢、ボーグマン、サムライトルーパーが終わった後に送られた鎧ヒーローものだが、バンダイからの意向で玩具にミニ四駆要素を取り入れる事を強いられたという背景が……鎧(シャクティ)は普段乗り物になりますというノリ。 pic.twitter.com/gf5X21xqrT
2016-01-11 15:27:10一応本編でも鎧をマシンとして扱う描写はある訳で、鎧ヒーロー路線の中で時流に乗ったプレイバリューを付け足そうとしたのではないかという感じなのかもしれないが……どうやらシュラトの玩具は左程売れなかったのか、メインキャラ8人のうち4人しか玩具が発売されなかったらしい……。
2016-01-11 15:28:32また、ミニ四駆ブームを取り入れる鎧ヒーローものの発想については、以降(桃太郎伝説、テッカマンブレード、メタルジャックなど)の作品群には継がれず1発で終わってしまったらしい。
2016-01-11 15:30:31ただシュラトから遅れて放送したダッシュ!四駆郎のアニメが短命に終わってミニ四駆ブームも結構あっけなく終わってしまったらしいので、シュラトのミニ四駆を取り込む発想は時代の仇花で終わってしまったということで……。
2016-01-11 15:31:33それはともかく本編の印象について。ポスト星矢の作品であり、神話や動物をモチーフにした鎧ヒーローものとして星矢とやや被る印象はあるものの、本編は結構差別化がされている印象だ。
2016-01-11 15:32:18いうなれば、「超攻撃型」のような勢いを持つ作品だとは思う。序盤からクライマックスのような展開をぶっ続けてたたき込んでおり、勢い良くつかみを成功させたという感じ。
2016-01-11 15:33:54ここら辺に関しては、メインとなるドラマとして親友同士のシュラトとガイが、天空界へ転生するや否やお互いを敵として戦わざるをえなくなる宿命が1話で早くも突きつけられる pic.twitter.com/Ib93qSaKyC
2016-01-11 15:35:47この親友同士で戦わなければいけないジレンマについては、タツノコ・子安ライバルポジ繋がりで後にテッカマンブレードの兄弟対決のジレンマへと昇華されていくような。
2016-01-11 15:36:44それはともかく、シュラト最初の戦いがいきなり、最大の宿敵、ライバルと化してしまった親友ガイとの対決を持ってくる所はなかなか大きな試練を感じさせる。ガイがとことん操られているかのようにシュラトへ襲いかかっても、シュラトはガイは正気を取り戻すと信じて説得し続ける訳で……
2016-01-11 15:38:41シュラトが親友ガイと別れて彼を探すための戦いを始めるというのも、彼が戦う理由として十分な物だが、そこにガイが敵として延々と襲いかかってもそれでも……と詰め寄ってくる。この親友同士の決着がどうつくか分からないがメインテーマとして据え置くには十分アピールしているかと
2016-01-11 15:40:39また、第1話の戦闘シーンは二人の影指定のコントラストが特にはっきりとしている。また背景も殆ど書き込みがされていないホワイトオンリーの点も”親友同士戦わざるを得ない対決”を強調する役目をはたしているかと。 pic.twitter.com/jjGDV5PbWr
2016-01-11 15:42:37特に、鍔迫り合いの後でシュラトがガイへ蹴りで奇襲を仕掛ける辺りのアクションは白一色の背景と効果線によるスピーディーな演出が素晴らしい所。宿命の対決が始まってしまったイベントとしてふさわしい見せ方のファースト・バトル
2016-01-11 15:44:18続いて2話だが、レイガに連れて行かれたシュラトが自分の出自や天空界で戦わないといけない理由をヴィジュヌから知らされるドラマが描かれる一方で、早くもインドラの反乱でヴィジュヌが石化されてしまいシュラト達に濡れ衣を着せられてしまう事態に陥ってしまう。
2016-01-11 15:46:07親友同士の戦いに続いて、天空界でも追われる宿命(おまけにガイが正義として扱われる)となってしまい、親友を取り戻すための戦いがより茨の道に陥ってしまう事に。勢いよくシュラトを追いこんでいる展開。
2016-01-11 15:47:23その茨の道をシュラトが歩むハードな展開の一方で、作品としては”ネアカ”な部分が多い事も特徴かもしれない。これに関してはシュラトのキャラクターも大きい所かもしれない。 pic.twitter.com/VOUIUI9b1f
2016-01-11 15:48:41彼について、ガイとの深い友情や彼を取り戻す決意がある一方で普段はお気楽な部分も多く描かれている。ヴィジュヌさんに惚れて天空界で戦う使命をあっさり承諾したり、宮殿で堂々と立ちションをしてしまったり…… pic.twitter.com/IorNB3vY7b
2016-01-11 15:51:40そんでもってシュラトとして戦う使命も楽観的に受け止めており(ガイを救うのとは別に)、ここら辺のお気楽さは同期の鎧ヒーローものでは余り見られない主人公像かもしれない。さらに彼女持ちっぽいようである意味リア充 pic.twitter.com/D4KHWi41QD
2016-01-11 15:52:49そんでもって、ヒロインポジのラクシュもシュラトが自分の王子様と一目ぼれして出会って早々キスをかますという大胆さ。ただシュラトからすれば彼女はさほど興味はないようだが(何故) pic.twitter.com/uiVlcYLipT
2016-01-11 15:54:26そんでもって、八部将の面々ではレイガさんのおねえ口調のキャラクターが中々良い味を出してる。最年長で頭脳派の裏でシュラトのお気楽っぷりに、パープリンなりバカタリンなりと突っ込む井上和彦さんの演技がポイント高し。 pic.twitter.com/9GGZ2YjhoH
2016-01-11 15:55:36どうやら、これでもかなりの実力者っぽい味方サイドなのだが。少なからず同期の鎧ヒーローものでは仲間でも余り見られないタイプのキャラクターかもしれない。一応他の二人(ヒョウガ、リョウマ)はまともな性格そうだが……
2016-01-11 15:57:05ただ、レイガに関して1話でガイを圧倒する実力を見せつけ、2話でシュラトへの説明役を買いながらゆるいオカマネタを披露して、3話ではインドラの野心を既に看破していたりと……多面的なキャラクターとも。 pic.twitter.com/U8j2vlyfk2
2016-01-11 15:58:44