その点高級品なISの旋回機構は多少マシで、遊星歯車機構でモーターと手動旋回の動力が混合されるので、傾斜地等の過負荷時でも手動で旋回を助けてやる事ができる急逆転の禁止については特に記述がないかもだけど、何トンもある物を回す装置なんだら、これはもう、そういう物なのかも知れない
2016-01-18 14:29:33大戦期ソ連は電動砲塔旋回機構で細かな制御を可能とする方向を目指したらしく。76mm砲装備T-34では13, 22, 25度/秒のザックリ3段階の旋回速度しか選べなかったけど、IS-3試作車では1〜11度/秒の範囲内での6段階制御になり、更に後の生産型では0.1〜7度/秒の無段階に
2016-01-18 14:54:10生産型IS-3では砲塔旋回の最高速遅くなってるように見えちゃいますが、実際には0.1〜7度/秒の無段階調速の上に8〜12度/秒(もしくは10度/秒?)の高速モードがあったらしく、速く回す方も問題ないんですね。高速側では細かな制御は要らんだろう、というわけです
2016-01-18 14:56:53シャーマンでは電気モーターで油圧ポンプを駆動させて砲塔旋回した訳ですが、電気モーターの代わりに床下ドライブシャフトから動力分けてもらう形にしたのが豹以降のドイツ戦車なんですね。電気モーターひとつ減らせるしパワーは絶大なんですが、エンジン停止時にバッテリー使って回せないのが難点かも
2016-01-18 15:02:06何度も言うようにこの方式では砲塔旋回速度がエンジン回転数に依存する訳ですが、「じゃあ平均的エンジン回転数の状況では砲塔旋回は最高速出ないから、やっぱりドイツ重戦車って砲塔旋回遅いんじゃないの?」という疑問も湧くかも知れません。でも多分心配無用。というのも……
2016-01-18 15:08:37王虎の場合だと、エンジン回転数が6割辺りでもうもう砲塔の旋回速度は最大まで出ちゃうんですね。だからあまり激しくふかさなくても砲塔はそこそこ回る。6割より上は多分リミッターかかってて、それ以上ふかしても砲塔旋回速度は上がらない様になってたりするんじゃないでしょうか
2016-01-18 15:12:0276mm砲装備T-34の砲塔旋回速度25度/秒は実際艦載ボフォースの動力砲架並だし結構イケてるんじゃ? と一瞬思っちゃいましたが、対空射撃だと戦車と違って速さと精度が同時に求められそうですわね……。41年には23mm連装T-34対空戦車が検討されてたけど、実際難儀が予想されるなあ
2016-01-18 15:27:54一方アメリカはT77の銃塔を65度/秒でブン回した。まあ近距離防空用ですものね pic.twitter.com/6hvQvMddGm
2016-01-18 15:31:28砲塔旋回機構話に関連して、クルマ乗りの方々から電動パワステに対する呪詛が聞こえる……やっぱり電動をうまいこと制御するのって、油圧に比べて難しいんですかしらね
2016-01-18 15:32:39大戦期戦車の電動砲塔旋回機構は砲塔を大まかに素早く回す為の物で、細かな照準は手動でやるのが前提っぽい。でも油圧機構なら照準まで出来る風なんですよね。実際赤軍が鹵獲王虎の試験で油圧旋回機構だけを使って行進間射撃してみて「これマジ効果的!」なんてやってましたし(多分間違った使い方)
2016-01-18 15:40:52王虎の方向油圧旋回機構は、手動併用しなくても1km前後で十分高精度な照準を可能とする程度に細かな制御が出来たんですわね。電動のガクガク制御だったなら、これは無理だったんじゃないかしら
2016-01-18 15:44:51砲塔の旋回装置に関して、陸戦兵器の(恐らく)最重量砲塔の例ではどうだったかといえば、ドイツというのもあって電動だったようで twitter.com/jagdchiha/stat… twitter.com/jagdchiha/stat…
2016-01-18 15:44:38マウスの電気系統を追ってて分かったんですが、こいつバッテリ電圧は48Vなんですが砲塔旋回用直流モータだけ330Vで動くようになっていて、どうしたかと言うと補助エンジン区画の空気浄化システムの上にワード・レオナード方式の電動発電機を置いた他励界磁制御で砲塔を操向してたんですね
2015-06-15 05:06:09実際砲塔重量だけで55トンなんて話もあるわけだし、よくよく考えればそれぐらいのシステムを奢らねば満足に旋回させるのも難しそうですしねえ 32段階の旋回速度が選べたらしく?
2015-06-15 05:12:16マウス砲塔はあまりに重くて動き出しにとんでもない力が必要だから、大きく動かしたい時でもいきなり高速段へ繋いだりしないで最低速から回し始めて徐々に高速段へ繋いでいく、みたいな運用だったりするのかなあ そのための32段選択と考えると納得出来そうな気もするんですが
2016-01-18 15:49:38IV号戦車の砲塔旋回機構は「J型で動力旋回が無くたった」という点ばかりが語られてて、無くなる前の機構が実際どんなだったかはあんまりお話が出てこないので参っちゃいます
2016-01-18 15:54:06砲塔旋回速度については1周何秒、秒間何度、さらに1分で何回転という3種の表記が入り混じってて難です。小学生な算数すればいいだけなんですが、面倒は面倒な
2016-01-18 17:01:30砲塔旋回速度を1分で何回転と表記するのは赤軍戦車でたまに見られるんですが、しかしマニュアル上では「長く回しすぎると壊れるので一周以上連続で回すな」とあったりして。つまり1分も回し続けちゃいけないんですね。実際そうやる状況もちと思い当たらないけども……
2016-01-18 17:10:39砲塔の類は物によっては首の上下の電気接続にスリップリングとかを使ってなくて、コードがねじ切れちゃうんで2回転とかまでしか同一方向に回せないみたいな制限がある物もありますけど、赤軍戦車だとどうだったんだろ。この制限があったとは聞かないけども……
2016-01-18 17:15:34ははあ、シャーマンの砲塔旋回機構は車長オーバーライド機能(車長から砲手より優先して砲塔を回せる)を持っていたと。ひょっとして同機能の実用例の最初のものなのでは?
2016-01-18 17:33:47みんな大好きルノーB1はと言えば、砲塔旋回は電動なのね。なんとなく油圧大好きな国みたいなイメージがあったので意外。10度/秒つまり一周36秒で、どちらかと言えば大戦期戦車の中では遅い方? 手動なら砲手(車長)が立っていれば55秒、座りながらでは60秒と
2016-01-18 20:25:29手動機構を使った場合の砲塔旋回速度は人依存なせいかあまりお話が出てきませんが、ルノーB1で1周55ないし60秒、パンターFで4分と。前者のAPX-4砲塔が重量2.57t、後者の小砲塔で8tですから、超ざっくり言えば砲塔重量2~2.5t程度毎に旋回1分という程度のギア比な感じ?
2016-01-18 20:42:53人の力も回せる速さも個人差はあれど大体似たようなものになる筈で、するとまあ概ね砲塔重量比例になるってのは納得できるかなあ
2016-01-18 20:46:39APX-4砲塔は手動ハンドル1回転で砲塔は2.21度回る。3号戦車E型では2.2度だったというので、ほぼ同じ。仮にハンドルの重さが同程度だとするなら(実際人体の能力に基づいて作る以上そう変わらんでしょう)、人力で回せる速度も同等の筈なので、3号E型でも砲塔1周60秒くらいかもだ
2016-01-18 20:52:25