【日本学術会議主催公開シンポジウム「震災復興の今を考える―こども・文化・心をつないで」②】

宗教学者 島薗進氏のツイートをまとめました。
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島薗進 @Shimazono

0【日本学術会議主催公開シンポジウム「震災復興の今を考える―こども・文化・心をつないで」②】(2015年8月)のまとめが『学術の動向』2016年1月号 h4.dion.ne.jp/~jssf/text/dou… に掲載されてる。①で山川充夫帝京大教授(福島大名誉教授)の序言と目次を紹介。

2016-01-22 09:17:11

月刊『学術の動向』2016年1月号
http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/
アマゾンの注文ページ
http://goo.gl/s9mytg

島薗進 @Shimazono

1【日本学術会議主催公開シンポジウム「震災復興の今を考える―こども・文化・心をつないで」②】『学術の動向』2016年1月号。川上直哉「ほつれる心:原子力災害の現場における支援について」川上氏は仙台の教会の牧師で震災支援のNPO「東北ヘルプ」の事務局長。

2016-01-22 09:17:22
島薗進 @Shimazono

2【日本学術会議主催公開シンポジウム「震災復興の今を考える」②】『学術の動向』2016年1月号 h4.dion.ne.jp/~jssf/text/dou… 「私はキリスト教神学者・牧師としての立場から、支援者として現場に立ち…2013年から「放射能に不安を覚える親御さん」120名以上と」

2016-01-22 09:17:35
島薗進 @Shimazono

3【日本学術会議主催公開シンポジウム「震災復興の今を考える」②】「500回を超える面談を行い、宮城県から神奈川県に至る地域で2011年3月を過ごした大人・子どもそれぞれ約300名の状況について聞き取りを続けている。また、仙台市・郡山市・いわき市に放射能計測所を運営し」

2016-01-22 09:17:47
島薗進 @Shimazono

4【日本学術会議主催公開シンポジウム「震災復興の今を考える」②】「無料で計測の要請に応じている」原子力災害の際の「学界と行政の対応は今、「重大な過小評価を含む混乱したもの」(study2007『見捨てられた初期被曝』)として厳しく批判されている。」米軍は2011年3月12日からの

2016-01-22 09:18:06
島薗進 @Shimazono

5【日本学術会議主催公開シンポジウム「震災復興の今を考える」②】「(米軍は)60日間を仙台で過ごした17歳以上の成人は「12ミリSv」の被ばくをしたと報告した。2015年秋、福島県内における小児甲状腺癌の多発が国際的な学術誌において指摘され、関東地方での小児甲状腺の異常が報告され

2016-01-22 09:18:29
島薗進 @Shimazono

6【日本学術会議主催公開シンポジウム「震災復興の今を考える」②】「茨城県北茨城市と千葉県柏市の小児甲状腺に関する調査結果が発表された」「2015年5月15日には「『福島安全宣言』実行委員会」が組織され、同年9月23日に原発事故による汚染地帯を中高生に清掃させるイベントが行われ」

2016-01-22 09:18:48
島薗進 @Shimazono

7【日本学術会議主催公開シンポジウム「震災復興の今を考える」②】「同年10月12日に南相馬市でサーフィンの全国大会が開かれた」「2015年に「原発事故の収束作業で被曝、白血病を労災認定」と報じた同じ通信社が、その半月後、汚染地帯を中高生に清掃させたことに批判が寄せられた事実を」

2016-01-22 09:19:08
島薗進 @Shimazono

8【日本学術会議主催公開シンポジウム「震災復興の今を考える」②】「「誹謗中傷」と報じた。あるいは、学会誌で小児甲状腺癌の多発を論証した学者は、その発表後、自身及び周辺への誹謗中傷が激しく行われていることを吐露した」「私は、東北・関東で、子どもの健康被害を訴える」

2016-01-22 09:19:21
島薗進 @Shimazono

9【日本学術会議主催公開シンポジウム「震災復興の今を考える」②】(私[川上氏]は)「親たちの悲痛な叫びと共に、上記の混乱故の矛盾に引き裂かれる苦しみの声を聴いてきた」「何が問題なのか。「不安」が問題なのだ。根拠ある精神的動揺(「恐怖」)と異なり、根拠の曖昧な動揺(「不安」)が」

2016-01-22 09:19:39
島薗進 @Shimazono

10【日本学術会議主催公開シンポジウム「震災復興の今を考える」②】「人々の心をほつれさせている」「それは「3つの矛盾」となって顕在化している」「第一は、「自立と孤立」という矛盾である。社会的資源を持つ人は次々と自立し、そして、孤立する人々が遺される。」

2016-01-22 09:19:57
島薗進 @Shimazono

11【日本学術会議主催公開シンポジウム「震災復興の今を考える」②】「自立が孤立を産む。これは原子力災害の被災地のみならず、津波被災地においても顕著に見られる矛盾である」「第二は「連帯と分断」の矛盾である。これも津波被災地でも見られるが、とりわけ原子力被災地で顕著である」

2016-01-22 09:20:09
島薗進 @Shimazono

12【日本学術会議主催公開シンポジウム「震災復興の今を考える」②】「連帯して力を合わせたい、という際、敵を作るのが、いちばん安易な方法となる。それで、連帯を目指す故に分断が招致される。連帯を維持するために分断が深まる」「第三は、実に原子力被災地でこそ顕著なものである。」

2016-01-22 09:20:19
島薗進 @Shimazono

13【日本学術会議主催公開シンポジウム「震災復興の今を考える」②】「それは「人生と生命」の矛盾である。人生を謳歌したい、自分は住みたい場所で住みたい、といった当然の権利を追求すると、健康の不安が高まり、生命が脅かされてしまう。…「健康第一」と頑張りすぎれば」

2016-01-22 09:20:30
島薗進 @Shimazono

14【日本学術会議…シンポ「震災復興の今を考える」②】「食生活や住環境等において、人生の質が低下してしまう。極端な場合は、経済的な破綻も予想されるような事態に至る」「以上の見立てをミクロネシアにおける核実験の被害者に伝えると、まったく同じ見解を共有していることがわかった」(続)

2016-01-22 09:21:08