ひとり模擬戦【エルフリーデVSオスヴァルト】

エルフリーデ @Elfriede7777

#綴る深緑 エルフリーデがタン、とグラスを置く。 向かいに座った彼女と目が良く似た金髪の偉丈夫、オスヴァルトが無言で緑色の瓶を取り、グラスに琥珀色の液体を注ぐ。 また無言で彼女はグラスを仰いでひと息に飲み干し、テーブルにグラスを置いて、茶色の瓶を取り男のグラスに注ぐ。

エルフリーデ @Elfriede7777

男もひと息に飲み干した。 「……ねぇ、あれ何杯目、というか何瓶目よぉ☆」 少し離れた所にあるテーブルから眺めている四男ジークベルトがシャンパン片手に呆れた様な声を出している。 「うんうん、６本、んー7本目かねぇ。2人でだからまだマシなほうかね」 長男フェリックスが笑う。

エルフリーデ @Elfriede7777

「８本目ですよ、兄上。…酒への冒涜だ」 葉巻を優雅な所作で味わいながら次男ゴッドフリードが苦虫を噛み潰したような顔で煙を吐き出す。 「これさぁ、もうケリつかないわよぉ☆そろそろ止めましょうよお☆」 「うんうん、酒好きが勝負かこつけて呑んでるだけだね」 ブランデーを飲み笑う。

エルフリーデ @Elfriede7777

ゴットフリードが立ち上がり声をかける。 「二人とも、そこまで」 もくもくとグラスを仰ぐ二人。 「…勝負方法を変えろ。さもないと」 葉巻を灰皿に置いて、大きな声で一言 「オスヴァルト、エルフリーデ。そこに正座」 ドゴオオオオオオオオオッ 鈍い地響きが二人のテーブルから聞こえる。

エルフリーデ @Elfriede7777

オスヴァルト　イニシアチブ （twitter.com/diceda4/status…） 6 [2D6] 1,5 (18:39:40) エルフリーデ　イニシアチブ （twitter.com/diceda4/status…） 7 [2D6] 4,3 (18:40:02) 先攻、エルフリーデ

Diceだよ！ @diceda4

@Elfriede7777 6 [2D6] 1,5 (18:39:40)

2016-01-05 18:39:45

Diceだよ！ @diceda4

@Elfriede7777 7 [2D6] 4,3 (18:40:02)

2016-01-05 18:40:02

エルフリーデ @Elfriede7777

【エルフリーデ　攻撃１ターン目】 真紅のドレスに身を包み、美しい脚を惜しげもなくさらし、椅子に座ったまま、テーブルを真上に蹴り上げる。 響いた地響きは地面への踏み込んだ音だろうか。 緩やかに、優雅に、淑女の如く立ち上がり、カーテシー。 「叩き潰す。跪け、オスヴァルト兄上」

エルフリーデ @Elfriede7777

無表情、氷の仮面はそのままに、ふわりとドレスを翻し、身を回転させる。 落ちてくるテーブルに合わせて、廻し蹴り。 真直ぐに自分の兄へ。 金髪の偉丈夫へと蹴り飛ばした。

エルフリーデ @Elfriede7777

「これと一緒に、聖印も受け取れ」 【兄妹喧嘩の始まりは　26 [5D6] 6,5,6,5,4 (18:40:28)】

エルフリーデ @Elfriede7777

蹴り上げるのが一瞬遅かった。 体勢を整えた時にはテーブルが目の前だった。 聖印を発動させて防御するにも早すぎた。 一発右腕を振りかぶり妹へ拳を飛ばしかけるが防御に切り替える。 両腕で防御するのが、後方へ跳躍するのが精一杯。逃げ切れずに吹き飛ばされる。 「…っの野郎」

エルフリーデ @Elfriede7777

つんと鼻が痛い。折れたか。 背中が強打。打撲か。 【HP100→74】

エルフリーデ @Elfriede7777

【オスヴァルト　攻撃１ターン目】 「でもまあ、当たったな」 咄嗟に入れた一撃、覇気を右拳に溜めて打つ。 いわば覇天撃の応用。 「おい、鼻血でてるぞ」 「お古はいらないな、私は新しい物が好きだ」 【覇銃　8 [5D6] 1,1,1,4,1 (18:40:55)】

エルフリーデ @Elfriede7777

蹴り上げた瞬間顔面に衝撃が来た。 見えない、空間が縮められて弾けた様な。 顔の中央で弾けた。 咄嗟に目を瞑ったが鼻が直撃してつつ、と血が流れる。 表情は崩さぬまま、視線を落とさず兄を見つめながらぐいと血を拭った。 「四の五の言わず、受け取れ」

エルフリーデ @Elfriede7777

意識的に覇気を解放。指向性を持たせて兄に向ける。 意味はない。でも頭に来たから向ける。 「叩きのめす」 【HP100→92】

エルフリーデ @Elfriede7777

【エルフリーデ　攻撃２ターン目】 無表情のまま、絶対零度のその顔で なにも動かない。 唐突に生まれて、それはオスヴァルトを襲った。 初速から最高速。 覇気だって、できないわけ、ないじゃない？ 【覇天撃　17 [5D6] 4,2,3,6,2 (18:42:28)】

エルフリーデ @Elfriede7777

今度は読み間違えなかった。 「来ると」 衝撃を全身で 「思ったぜーーー」 来るとわかるものなど、ダメージに非ず。 傷を衝撃を覇気を受け止めながら突進する。 「この、莫迦野郎が」 痛いんだよ、末っ子が。 「いつまでも、甘い！！！」 【HP74→57】

エルフリーデ @Elfriede7777

【オスヴァルト　攻撃２ターン目】 傷つきながら突進、エルフリーデの目の前で身体を捻りつつ、振りかぶり、右腕を、その拳を振り下ろす。 左頬にめり込む感触をそのままに振り切って、エルフリーデが吹き飛ばされる前に更に一歩。 後頭部を鷲掴み、そのまま地面に叩き付けた。

エルフリーデ @Elfriede7777

完全に読まれていた。 ああいつも、そう、お兄様達には読まれてばかりで。 いつだって子供扱い。 護られる、護られてる。でも、でも。 視界が回るが何分地面に叩き着けられて、更に力づくでさらにめり込まされて、痛みと屈辱で頭にくる。 どんな敵に侮辱を受けてもここまでは。

エルフリーデ @Elfriede7777

ああ、度し難い。 肉親とは、肉親への情とは。 なんと容易く愛も憎も募らせる事ができるのか。 「…勝てば、いいのだな」 地面にめり込み、土を味わいながら地獄からの使者の様な声で呟いた。 【HP92→69】

エルフリーデ @Elfriede7777

【エルフリーデ　攻撃３ターン目】 両手を大地に突き立てて、押さえつけられたまま頭を起き上がらせる。 「…ぐ…くっ」 地面にめり込ませようとするその力に僅かだが確実に抵抗。 「…あ、っ…ああああ」 視界が僅かに開けたその瞬間。

エルフリーデ @Elfriede7777

身体を地面にこすり付けるように反転、勢いをつけてオスヴァルトを蹴りつける。 確かな手応えを感じて囚われていた範囲から脱出する。 再度もう一度蹴る。今度はわざとヒールが当たるように。 「…はっ」 【ピンヒールキック　19 [5D6] 3,3,4,3,6 (18:47:49)】

エルフリーデ @Elfriede7777

ピンヒールが太ももにめり込む。 「わかるわけ、ないだろうが」 めり込んだ足首を掴む。 ああわかってる、こんなにも細い。 「聖印のない、お前に何が出来る」 お前は女で、ただの人間で。 「混沌が総てのこの世界で、なぜ自ら剣を捨てる。闘う事を放棄するのと同じだ」 ーーーー俺の妹だ。

エルフリーデ @Elfriede7777

「力のないまま嫁しても役に立てぬ伴侶として無為な人生を送る事になる」 「お前はそこまで、愚かなのか」 【HP57→38】

エルフリーデ @Elfriede7777

【オスヴァルト　攻撃３ターン目】 掴んだ片手で足を引き寄せてもう一方の手で固定。 がっちりホールドすると勢い良くぐるぐると回す。 「そんな莫迦はなあああああ」 先ほど自分に蹴りつけられたテーブルに向けて投げ飛ばした。 「目ぇ、覚ませえええええええええええ」

エルフリーデ @Elfriede7777

飛んでいったエルフリーデはきちんとテーブルにぶつかり、煙が立ち上がる。 ぶつかったまま崩れ落ちた。 【スウィングぶんぶん　21 [5D6] 6,6,4,3,2 (18:48:25)】

エルフリーデ @Elfriede7777

煙の中からふらふらとエルフリーデが立ち上がる。 「これ、は」 光り輝くその聖印。椿と柊と盾の聖印。 四歳の頃から共に在る。 最早己の一部、でも。 「グリューネワルトの物だ。我のものでは、ない」 額から流れる血が冷たそうに見えた。 【HP69→48】