過去の減衰世界用語解説まとめ

今回から用語解説をチャプターに同梱するようにしたので、 過去の用語解説をまとめました 減衰世界は、モダンな近代をモチーフにしたファンタジーのツイッター小説です 主にオムニバスな短編・中編からなり、ストーリーごとの連続性は少なく、 続きを読む
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【用語解説】 【亡霊】 知的生命の妄執が生みだしたエネルギーの残滓。死後世界に取り残され、感情のままに動き、目的や手段はだんだん変異していき、最後は破壊衝動の塊になる

2012-07-06 23:07:24
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【用語解説】 【コヌミク・クッキー】 コヌミクの種子を乾燥させたチップを生地に練り込んだクッキー。地球のアーモンドに似た味。チップにはほのかな甘みがある。不思議な成分が身体を活性化させ、精神を高揚させる。カフェインに似た効能

2012-07-06 23:11:30
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【用語解説】 【エシエドール革命軍】 失われたエシエドール帝国再建のため各地でテロ活動をしている過激派。人類帝国政府から危険視され、武力衝突を起こしている

2012-07-07 12:15:44
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【用語解説】 【エベンジェ】 ナィレンのさらに南にある寂れた旧都市。エシエドール帝国時代はナィレンの衛星都市として栄えたが、帝国崩壊とともに急速に衰退し、いまでは老朽化した廃墟の高層建築が立ち並ぶ墓標のような場所

2012-07-07 12:20:45
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【用語解説】 【地層】 地層は歴史区分によっていくつかに分かれる。最も古い地層は洪積世で、最も新しいものが濁積世である。かつて大いに繁栄した超文明ごとに区別される

2012-07-08 23:03:53
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【用語解説】 【ケイヴドラゴン】 ケイヴドラゴンは流積世時代に現れた海竜の子孫。現在の海では絶滅しているが、ケイヴドラゴンを始めとした数種の水生ドラゴンが僅かに生き残っている

2012-07-08 23:08:36
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【用語解説】 【心臓】 魔力で動く臓器。儀式や実験で重宝されるため高値で売れる。食べることもできる

2012-07-09 20:59:06
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【用語解説】 【鉱石シルフ】 鉱石に生息する精霊のようなもの。基本的に凶暴性は無く、石のように静かである。住処の鉱石によって、ある程度性格が違う

2012-07-09 21:02:35
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【用語解説】 【灰土地域】 聖跡宮の濁積世における、大陸の北西部の大きい平野。細かい火山灰の砂で土地は灰色をしている。植物が育ちにくい環境で木々は南方に密集している

2012-07-14 16:51:39
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【用語解説】 【積乱雲】クラウドシルフの巣である。よく雨を降らせる。クラウドシルフは凶暴な精霊で、もし積乱雲の中に迷い込んだら生きて帰れないだろう

2012-07-14 16:53:52
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【用語解説】 【飛行船】 魔力気化ガスを気嚢に詰め込み空を飛ぶ船。蒸気機関エンジンのプロペラで推進する。飛行機が発明されたのは大分後の時代である

2012-10-13 21:15:08
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【用語解説】 【人類帝国】 科学文明であったエシエドール帝国を打倒して、灰土地域の北西の果てに築いた魔法帝国。魔法を至上とし、魔法使いによって支配されている。人類の支配者を自称し、灰土地域に多くの衛星国家を従える

2014-04-19 00:09:29
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【用語解説】 【ルーデベルメ工廠】 遥か昔、人類帝国の成立より昔にルーデベルメ博士が設立したギルド。博士の夢である虚兵計画実現のため、その理念を秘匿し科学を独占する巨大ギルドに成長した。しかし博士亡き後、ギルドは腐敗と拡大を続け美しい夢であった虚兵計画でさえも澱んだ存在に零落する

2015-07-11 20:34:46
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【用語解説】 【人造胚】 トルソに頭のついた、銀髪赤眼の人工生命。瞳には3つの瞳孔があり、赤い光線が漏れる。最終的に虚兵の両肩と胴体、背部に1体ずつ接続して運用された。ヴォイドジェネレータの制御を行う。最終戦争末期には1日に300体生産され、もはや総数が何体いたか分からない

2015-07-12 17:52:33
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【用語解説】 【セラミックプレート】 人類帝国に広く普及した建材。手のひらの乗るサイズの長方形で、それをタイル状に敷き詰めたり壁に張ったりする。汚れが落ちやすく、破損してもすぐ交換できる。灰土地域の火山灰が原料で、非常に安価、かつ大量生産が可能。大都市では必ず見られる

2015-07-13 18:27:10
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【用語解説】 【埋立地】 帝都の海岸線沿いに広がる開発エリア。帝都から臨む海は遠浅で黒いヘドロが堆積しており、とてもじゃないが海水浴などできない。ヘドロは文明の結果ではなく、流れ着く火山灰が堆積したもの。危険な生物が多数生息しており、百害の元なので容赦なく埋め立てられる

2015-07-22 21:01:31
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【用語解説】 【ジェットエンジン】 地球の物とは違う原理で動くエンジンであるが、性能や挙動が似ているためジェットエンジンと訳す。魔力を圧縮して噴出する原理のエンジンで、複雑な機構をしているため人類帝国には再現できなかった。灰積世に栄えたスムートハーピィの知識を利用している

2015-08-05 17:23:21
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【用語解説】 【耳長族】 灰土地域から南、竜芽山脈と赤銅山脈を越えた先にある翡翠台地。そこに住まう民族。耳は尖っており、長い。肌は白く、金髪や青髪などの鮮やかな髪色が特徴。部族社会を築くが、文明レベルで言えば人類帝国とそう変わらない。外交的には不干渉であることが多い

2015-09-27 18:08:29
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【用語解説】 【古代エシエドール帝国】 人類帝国成立以前に存在した科学文明。首都は灰土地域中央に位置するナィレン。エシエドール人の国で、支配者は彼らに科学技術を教えたスムートハーピィである。魔法を弾圧し、科学技術によって制御しようとしたが、結局は魔法文明である人類帝国に滅ぼされる

2015-10-03 14:47:21
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【用語解説】 【ニトロスライム】 古エシエドール帝国が科学によって作り上げた不定形生物の一種。燃料となる石油スライムや食用スライムなどの亜種がある。餌は家畜用飼料や植物の破片で、爆発的に増殖するため各自治体によって管理される。稀に下水道で繁殖し街が吹き飛んだりする。舐めると甘い

2015-10-13 17:38:38
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【用語解説】 【混沌神】 この世に災いをもたらす白子の3神のこと。混沌の視線ベルベンダイン、混沌の哄笑イミドア、混沌の接触スキゾグリプス。悪神ではなく、あくまで災禍を司る神であり神々の会議に正式に属する。異端である神の信仰の中でも混沌神の信仰は異端中の異端である

2015-11-29 10:18:15
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【用語解説】 【アーティファクト】 偶発的に、何の変哲もない一般人に天啓のような直感が閃くことで作られる不思議な物品。魔法的な構造が組まれ、誰でも扱える力となる。それは権力と金を動かし、作成者の人生は大きく狂うことになる。その性能や効力は千差万別で、世界中の騎士がそれを求める

2016-01-23 20:27:02
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【用語解説】 【教導院】 人類帝国の主要ギルドのひとつ、ベルベンダイン教導体の総本山にして人類帝国政府の機関。宗教・教育・蘇生などを担当している。議会や統治者などから一歩離れた立場にいる。人類帝国の支配者である魔法使いよりも、魔法の使えない無力な人民を相手に活動するからである

2016-01-24 19:22:54
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【用語解説】 【帝都】 人類帝国の首都。地球で言えばイングランドほどの大きさがある超巨大都市。魔法使いが支配する世界であり、魔法使いの上には魔人たちが。さらにその上には21人の魔王が統治者として君臨する。魔法使いたちの材料として、魔法を使えない無数の帝都都民が生活し消費されている

2016-01-25 18:15:32
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【用語解説】 【クノーム市】 灰土地域中央部にある中規模の都市。露天掘りの跡にできた街で、そこらじゅう穴だらけで深い亀裂が縦横に走っている。絶壁の上に立つ赤煉瓦の街並みが美しく、観光地としても名高い。 クレーター状の外観で、鉱毒により植物はほとんど生えていない。食料は輸入に頼る

2016-01-27 18:21:12