犬神凛ちゃん
カゴの中でお昼寝してたはずが起きたらなんだか体の様子がおかしくて、首かしげてたら扉にマタタビがあって全て合点が行く獅子神未央ちゃん???
2016-02-06 21:40:01はい、あの最後に「人間に恋した」と爆弾発言かました凛ちゃんのお話どうぞ! twitter.com/mojikakilion/s…
2016-02-06 21:45:25犬神凛ちゃんは普段森の奥深く、苔むした巨木の洞に収まって未央ちゃんの守ってる隣の村を同じく守っているんだけど、ある日その巨木の下に1人の女の子がやってくるんだよな
2016-02-06 21:47:05その子は凛ちゃんの守る村の女の子で、お父さんを亡くしてお母さんと2人で暮らしているんだよな そして森できのみやキノコなんかを探していたんだけどオオカミに見つかって追われてしまうんだよな
2016-02-06 21:50:01逃げて、逃げて、逃げ続けてなんとか撒いて、ヘトヘトになってその木の下にたどり着いた女の子 名前は島村卯月
2016-02-06 21:51:59@sanma_you ごめんなさい( ˇωˇ ) てきとーな思いつきから始まったので……でも守り神とかは日本の風習感じますよね………………
2016-02-06 21:52:54大きな木の根に傷だらけになってしまった体を投げ出してあずけて呼吸を落ち着けていた卯月ちゃんなんだけど、そこに匂いを嗅ぎつけたオオカミがやってきてしまう
2016-02-06 21:55:22もうだめだ。お母さん、ごめんなさい。 1人死を覚悟する卯月ちゃんなんだけど、その時空からひらりと蒼い影が舞い降りるんだよ
2016-02-06 21:56:38目の前に現れた蒼がなんなのか一瞬わからなくなる卯月ちゃんなんだけど、それが真っ白な輝く体の山犬だとしばらくして気付く。 だけど不思議と恐怖を感じないんだよな
2016-02-06 21:58:25「失せな、狼ども。この子は私が守っている村の子供だ。私の目の前で手は出させないよ。」 静かに告げる山犬。オオカミたちはそれまでと打って変わって萎縮し、逃げるように森の奥に消える。 ふぅ、と一息ついた時 「……あの」 弱々しい声が響く
2016-02-06 22:03:54くっ、と振り向くとこちらを見つめるきらきらした目とかちあって、へぇ怖がらないんだなんてぼんやり思って 「助けていただき、ありがとうございます。あなたは……」 「私は犬神。さっき聞いてただろうけど、あんたの村の守り神の渋谷凛。」 「あなたが…………」
2016-02-06 22:06:19もう助けたしここにいる用もないと、目線を巨木の上に向け、飛び上がろうとした凛ちゃんなんだけど 「あ、あの!」 「何?」 「あの、お礼がしたいのですけど」
2016-02-06 22:08:54少し面倒だな、と思いながら 「私は守り神。当然のことをしただけだから。礼はいらないよ、あんたからの信仰があれば私はそれだけでいい」 と告げて今度こそと足に力を込めるんだけど、 「そうはいきません!」 って言う必死な声に飛び上がれなくなっちゃうんだよな
2016-02-06 22:11:30「あのねぇ……」 「命を助けていただいたのに、お礼もしないなんて、私が納得いきません!」 「私は神。あんたは人間。お礼も何も無いから。帰り、気をつけて帰って。来ないとは思うけど、今度あの子犬どもが来たら助けられるかどうかはわからないから」
2016-02-06 22:14:50「あのねぇ……」 「命を助けていただいたのに、お礼もしないなんて、私が納得いきません!」 「私は神。あんたは人間。お礼も何も無いから。帰り、気をつけて帰って。来ないとは思うけど、今度あの子犬どもが来たら助けられるかどうかはわからないから」
2016-02-06 22:14:50それだけぴしゃりと告げて木の上まで一息に飛び上がる凛ちゃんなんだけど、下では精一杯の大声で 「あしたも、きますから!!」 って叫ぶ卯月ちゃんがいるんだよな
2016-02-06 22:16:08それだけぴしゃりと告げて木の上まで一息に飛び上がる凛ちゃんなんだけど、下では精一杯の大声で 「あしたも、きますから!!」 って叫ぶ卯月ちゃんがいるんだよな
2016-02-06 22:16:08あんなひ弱な人間がこんな所までまた来るわけがない そう思っていた凛ちゃんなんだけど、次の日の昼に果たして卯月ちゃんはやってくるんだよな
2016-02-06 22:17:34あんなひ弱な人間がこんな所までまた来るわけがない そう思っていた凛ちゃんなんだけど、次の日の昼に果たして卯月ちゃんはやってくるんだよな
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