奴隷売りさんの二周年記念ツイートまとめ

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「貴方とあの暖かな日差しを浴びることは、もう無いのでしょう、一生。」

奴隷売り @a_slave_trader

古びた教会の中で祭服を着た男たちが寄り添い合いヒソヒソと話しこんでいる。

2016-02-07 00:00:32
奴隷売り @a_slave_trader

少年が1人、狭いベッドで寝返りを打つ。 寝息を立てている少年を気遣うように、音を立てないよう、扉がゆっくりと開かれた……

2016-02-07 00:30:20
奴隷売り @a_slave_trader

『ブックマン司教。病者の塗油のお願いが来ております。ですが、街はずれの治療院で…』 『すぐ向かおう。私の祭服を出してくれ』 『司教、あの辺りは夜は治安が悪いのです。夜が明けてからにされては如何ですか?』 『問題ない。心配なら馬車を呼ぼう。病は誰もが時を選べぬ連れ去り手なのだ』

2016-02-07 01:00:31
奴隷売り @a_slave_trader

『ジプシーはダメだ。出て行け』 『待ちなさい。、教会はどんな人間にも扉を開く義務がある』 『司教。ですが彼らは教徒ではありません!』 『ただ雨を凌ぐ一時の屋根があれば良いのだ。入れてやりなさい』

2016-02-07 01:30:26
奴隷売り @a_slave_trader

『ブックマン神父はとても心の優しいお方だよ。教会に来られないような娼館の女たちにもシスターを巡回させて面倒を見てやってるんだ』

2016-02-07 05:00:26
奴隷売り @a_slave_trader

『ブックマン神父、今日はウチの2人目の祝祷をお願いしたくて来たのです。先週やっと生まれたんですよ』 『それはめでたいことだ。わざわざ来なくとも私の方から出向いたのだが』 『いいえ、皆の為の神父様の時間を多く取らせることが申し訳なくて。』

2016-02-07 06:00:18
奴隷売り @a_slave_trader

『おはようございます、神父様!』 『ああ、おはよう。今日も元気だね』 『おはようございますブックマン神父。すみません、うちの子がうるさくて…』 『構わないよ、子どもは元気すぎるくらいが丁度良い』

2016-02-07 06:30:09
奴隷売り @a_slave_trader

『神父様、今日はお天気が良くてお洗濯物も直ぐ乾きます。いい日ですね!』 「そうだね、太陽も主からの恵みだ。私たちを照らしてくれる光はあたたかい」 『はい!』

2016-02-07 07:00:16
奴隷売り @a_slave_trader

『司教の教えを受けようと今日も教会には沢山の人で溢れています。』『神の前ではどんな者も平等なのだ、皆を席にご案内しなさい。ほかの椅子も用意しよう』

2016-02-07 07:30:06
奴隷売り @a_slave_trader

『まぁ、まぁ、今日もお使かい?』 「お使いじゃないよ、御使い!神父様の身の回りのお世話は私が責任を持ってるんです。とても誇らしい仕事なんです」『そぉかい、頑張り屋さんにはリンゴをおまけしてやろうかねぇ、神父様にもよろしくねぇ』

2016-02-07 08:00:15
奴隷売り @a_slave_trader

「神父様、あの奴隷達は何故鎖で繋がれているのですか? 罪人なのでしょうか?」『彼らに罪など無い。あるのは人の欲だけだ。』

2016-02-07 08:30:10
奴隷売り @a_slave_trader

「とても美味しいリンゴを頂きましたよ」『いい香りだ、君もリンゴは好きかい?』「はい、とても大好きです」『なら一緒にいただこう。今切り分けるよ、そこに座りなさい。』

2016-02-07 09:00:08
奴隷売り @a_slave_trader

「私も神父様の様な人になりたいのです。私のような出自の分からない者でもなれるのでしょうか?」『勿論、君ならなれるさ、私以上の導き手に。さあ、お祈りの時間だ、鐘を鳴らして皆に知らせてくれ』

2016-02-07 09:30:05
奴隷売り @a_slave_trader

『司教、このままでは布教活動もままなりません。戦禍で村の人口が少なくなり、献金も減っていく一方です。いっそ銀器を売りますか?』『待て、まだ希望はある…希望はある……』

2016-02-07 10:00:10
奴隷売り @a_slave_trader

『神父様、午餐の用意が出来ました。すみません、今日はスープしか……せめてもう少し村の人からの献金があればいいのですが』

2016-02-07 10:30:06
奴隷売り @a_slave_trader

「……神父様?何でしょう、私に大事な用があるとか。また御使いですか?」

2016-02-07 11:00:12
奴隷売り @a_slave_trader

『……よく聞きなさい。今夜、君にお客様が来られる。大切なお客様だ、この教会にとって大切な……君は決してこの目隠し布を取ってはならない。顔を見てはいけない、見られてもいけない……何をされても、声を上げてはならない。』

2016-02-07 11:30:06
奴隷売り @a_slave_trader

『あの子を見ておやり、神父様を慕いずっと付いてきたじゃないか』 『えぇ、本当にいい子だわ。神父様には必要な子だわ』 『この教会にはあの子が必要なのよ』

2016-02-07 12:00:09
奴隷売り @a_slave_trader

『よく……顔を見せてくれ、もっと、側に……』言われるがまま、椅子に腰掛けた男の足元に跪く。醜く膨らんだ指が頬を撫でる。『あぁ……綺麗だ』

2016-02-07 12:30:05
奴隷売り @a_slave_trader

『痛くはないか……?』「はい、少し疲れましたが、大丈夫です。それより、夜の信者は救われましたか?私はちゃんと彼を救えるお手伝いが出来たでしょうか?」『……とても感謝していたよ、君の働きに』「あぁ、それなら、良かった。彼の元に安眠が訪れますように……」

2016-02-07 13:00:05
奴隷売り @a_slave_trader

『♪…Protect me, Maria Why I see his dancing there Why his smold'ring eyes still scorch my soul It's not my fault…♪』

2016-02-07 13:30:07
奴隷売り @a_slave_trader

『すごい熱があるじゃないか、今夜はもう休みなさい』「神父様、私は大丈夫です。平気です。夜の信者をお迎えしなければ。皆救いを求めてるのに、休んでなどいられません。」

2016-02-07 14:00:07
奴隷売り @a_slave_trader

『ふふっ、"聖餐"とはよく言ったものだな。まさか田舎でこんなにも美味しい食事にありつけるなどとは』『全く、司教も良い趣味をしている。一体どこで仕入れたのか』『なかなか楽しめるじゃないか、骨の髄まで味あわせて貰おうか』

2016-02-07 14:30:04
奴隷売り @a_slave_trader

「神父様、先ほどの方はどなたですか?」『……っ、なんだ。いたのか。君は気にしなくていい、忘れなさい』「……はい」

2016-02-07 15:00:09