- tasobussharima1
- 966
- 2
- 0
- 0
「左様。我々の街は……これから先、在り方を変えざるをえまい」 得度兵器との共生は失われた。この街が得度兵器の勢力圏の内にあることは変わらない。 だが……それでも尚、街の人間達の心には何かが芽生えていたのかもしれない。 「若いうちに違う在り方を知るのは、悪いことではあるまい」
2016-02-10 21:32:04そもそも徳心住職はどうやって得度兵器と話をつけたんだろう。ここが得度兵器全体から補給拠点と認識されているならまた得度兵器が来るんじゃないのかなぁ……そこまでのネットワークはないのだろうか #徳パンク
2016-02-10 21:35:00「有り難い……」 クーカイは老人達へ頭を垂れる。 かくして、ガラシャは徳無き街への旅路へ同道することとなったのだ。 --------
2016-02-10 21:36:04人間は逞しい。村人達は決して死んでたわけではないのだなあ。生きるために必要だから徳を積み、生きるために必要なら在り方も変える。 #徳パンク
2016-02-10 21:36:47この街の人達の場合、今までの生き方に疑問を抱くと徳が高くなるのか低くなるのか エネルギーを生み出す『徳』と人間社会の良識や道徳には少しだけど決定的にずれがあるよな #徳パンク
2016-02-10 21:38:45旅路は順調そのものであった。得度兵器の待ち伏せも想定されたが、巡回中のタイプ・ブッダへ遭遇することすら無かったのだ。但し……一度だけ、空を飛行型得度兵器が掠めた。 遥か高空を超音速で飛ぶ、高速飛行型得度兵器。タイプ・ガルーダ。恐らく偵察だろう、とノイラは言った。
2016-02-10 21:40:09やっぱりいた、飛行型得度兵器!それも超音速!テクノロジーレベル的にはいて当然といえば当然なんだけど…… #徳パンク
2016-02-10 21:42:43「無駄遣いをする気は無い、ということじゃないか」とも。 音速の数倍で空を駆ける聖鳥との邂逅は、ほんの一瞬の出来事だった。それでも、彼等の心には拭いがたい畏怖が刻まれた。 『あんなもの』と戦いながら、明日を探し求めることなど、本当にできるのだろうか、と。
2016-02-10 21:44:04